アッサム州

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アッサム州
অসম
Assam
インド国内の位置
(インド国内の位置)
基礎情報
Flag of India.svg インド
行政区 アッサム州
州都 ディスプル
面積 78,438 km²
人口 2001年
 - 合計 26,655,528 人
 - 人口密度 340 人/km2
時間帯 インド標準時(IST)UTC+5:30
公用語 アッサム語ボド語(in Bodoland)[1]ベンガル語(in Barak Valley)カルビ語English版[2]
創立 1947年8月15日
知事 ジャグディシュ・ムクヒEnglish版(Jagdish Mukhi)
首相 サルバナンダ・ソノワルEnglish版(Sarbananda Sonowal)
立法機関(議席数) 一院制(126)
略称ISO IN-AS
州公式ウェブサイト http://assamgovt.nic.in/

アッサム州テンプレート:Lang-as ラテン文字転写: Ôxôm、英語: Assam)は、インド北東部にある州。北東インドの中核となっている。中心都市はグワーハーティーで、州都はグワーハーティーの衛星都市ディスプル

名称

アッサム州は歴史English版によってさまざまな呼ばれ方をしている。以下の歴史にはそれらの呼び方を掲載した。括弧内には由来を書き込んである。

2006年2月27日、アッサム州は州名をイギリス人によって付けられたアッサムから植民地化以前のアソム州にすると発表した。

地理

ヒマラヤ山脈の麓にある。東はナガランド州マニプル州と、西はバングラデシュ西ベンガル州メーガーラヤ州と、南はミゾラム州トリプラ州と、北はブータン王国アルナーチャル・プラデーシュ州と、隣接している。

歴史

古代

伝説上の国としてプラーグジョーティシャ王国English版en:Danava dynasty)が知られている。

中世

カーマルーパ王国English版350年1140年

近世

同時代にen:Sutiya KingdomKamata Kingdomen:Kachari Kingdomが併存した三国時代となった。 1187年en:Deori peopleBirpalen:Sutiya Kingdomを建国。 西アッサムのKamata Kingdomen:Khen dynasty1185年1498年)を建国。西アッサムのクーチ・ビハール(現在クーチ・ビハール県にあたる一帯)にはチベット系・ビルマ系のコーチ族(クーチ族)によるコーチ朝English版1515年1947年)があった。

13世紀、現地民がアーホーム族と呼ぶタイ族系のシャン族アーホーム王国(1228年 – 1826年)による支配が始まる。このことからこの地域はアソムと呼ばれるようになった。

近代

17世紀にクーチ朝English版ムガル帝国に滅ぼされてアーホーム王国に吸収された。このときの東西の境界線が現在の西ベンガル州アッサム州の境界線の起源である。クーチ・ビハールはブータンからも侵攻を受け、プラッシーの戦い1757年)までブータンに臣従した(1680年 - 1772年)。)

ビルマのアッサム侵攻English版1817年1826年)によってビルマに併合される。その直後、第一次英緬戦争English版1824年-1826年)でイギリス東インド会社インド植民地に併合。併合後、イギリス人はこの地域をアッサムと呼んだ。

1867年en:Makumでの掘削で石油が発見される。

1914年、North-East Frontier Tracts (NEFT) を分離。中国(北京政府)との国境が係争地となり、マクマホンラインで知られる国境線が引かれた。

1947年パキスタンの分離独立に伴い、シレット管区(現バングラデシュ)が分離された。

1951年、NEFTを東北辺境地区English版 (NEFA) に改称。

1959年中印国境紛争

1966年ミゾ国民戦線(MNF)によるミゾ独立運動が起こったが鎮圧され、組織は東パキスタンEnglish版(現バングラデシュ)のチッタゴン丘陵地帯に脱出した(en:March 1966 Mizo National Front uprising)。同地では後に、シャンティ・バヒーニーEnglish版(英語:Peace Force)によるチッタゴン丘陵地帯紛争English版1977年 - 1997年)が発生した。

1972年、州再編でディスプル(グワーハーティーから約10キロメートルほど)が州都となる。メーガーラヤ州が分離。

1979年アッサム紛争English版

1987年アルナーチャル・プラデーシュ州が分離。

1990年トリプラ紛争English版

1993年ナガランド紛争Deutsch版

1997年タドウ語English版を話すクキ族English版パイテ族English版の間でクキ・パイテ民族紛争 (1997年 - 1998年)English版が勃発。

2012年アッサム暴動 (2012年)English版

地理

アッサム州はT形に近い形状をしている。非常に湿度が高い気候で、雨季には多くの雨が降る。そのため、稲作が盛ん。

行政区分

アッサム州内の県

アッサム州内には以下の27の県 (District) が含まれる。

  1. バルペタ県English版
  2. ボンガイガオン県English版
  3. カチャル県English版
  4. ダーラーング県English版
  5. ディマージー県English版
  6. ドゥブリー県English版
  7. ディブルガッ県English版
  8. ガルパラー県English版
  9. ゴーラーガート県English版
  10. ハイラーカーンディー県English版
  11. ジョールハッ県English版
  12. カールビー・オンロン県English版
  13. カリムガンジー県English版
  14. コークラージャー県English版
  15. ラキンプール県English版
  16. マリガオン県English版
  17. ナーガオン県English版
  18. ナルバーリー県English版
  19. ディマハサオ県English版(旧北カチャール・ヒルズ県、North Cachar Hills district)
  20. シヴァサガル県English版
  21. ショーニトプール県English版
  22. ティンスキヤ県English版
  23. カームループ県English版
  24. カームループ都市圏県English版(カームループ県から分離)- グワーハーティー
  25. en:Baksa district
  26. en:Udalguri district
  27. en:Chirang district

住民

民族

アッサム人English版アーホーム族ボド族English版ボドランドEnglish版)、en:Bodo-Kachari peopleBaruaen:Dimasa peopleen:Karbi peopleen:Mishing peopleen:Sutiya Kingdom(Sutiya Kingdom、en:Sadiya


言語

州の公用語はアッサム語ボド語。このほかにベンガル語ネパール語ヒンディー語が多く使われる。また、一部地域(主にシレット管区に接するSurma Valley周辺)ではシレット語が多く用いられる。

宗教

産業

石油

en:Oil India(旧アッサム石油)、ONGCにより油田が開発され、州内に、グワーハーティーen:Guwahati Refinery)、en:Digboien:Digboi Refinery)、en:Golaghat/en:NumaligarhNumaligarh Refinery)、en:Bongaigaonen:Bongaigaon Refinery)、4カ所の製油所を擁する。

アッサム茶で有名。

脚注

  1. Commissioner Linguistic Minorities”. 2007年10月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2010閲覧.
  2. http://assam.gov.in/glance.asp

外部リンク

テンプレート:インドの地方行政区画