アモリ人

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(英: Amorite)

前 2000年頃から前 1600年頃までメソポタミア,シリア,パレスチナを支配した西セム系種族。アムル人とも呼ばれる。初期王朝時代以来,手に負えない遊牧民としてシュメール人たちに知られ,ウル第3王朝滅亡の一要因とされている。前2千年紀後半に,アッシュールにおいてはイラー,カブカブーが,マリにおいてはヤーギド,リムが王位につき,短期間であるがアモリ人のバビロン第1王朝を開いた。またバビロンに王朝を開いたハンムラビの一族もアモリ人である。前 1600年頃から前 1100年頃までにアモリ人の言語はメソポタミアから消滅したが,シリア,パレスチナ方面では依然として優勢であった。