クシナガラ

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クシナガラあるいはクシナーラー: Kuśinagara: Kusinārā, Kusinagara、英語:Kushinagar、タイ語กุสินารา

古代インドの十六大国の一つで、マッラ人の首都。釈尊(仏陀(ぶっだ))がこの地の沙羅双樹(さらそうじゅ)の間に臥(ふ)して入滅したので、仏教四大聖地の一として尊ばれている。仏典によれば、人々は釈尊の遺体を荼毘(だび)に付し、ここに塔を建てて祀(まつ)ったと伝える。法顕(ほっけん)(335?―421?)や玄奘(げんじょう)(602―664)が訪れたころにはすでにさびれていたが、精舎(しょうじゃ)(僧院)や塔があり、仏陀の涅槃(ねはん)像が安置されていた。現在のウッタル・プラデシュ州のカシアKasiaという町に古い仏塔があり、ここから涅槃塔(ただし最初のものではない)であることを証する銅板が発見され、これが仏陀入滅の古址(こし)であると考えられている。



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