グリエルモ1世

提供: miniwiki
移動先:案内検索

グリエルモ1世Guglielmo I il Malo, 1120年 - 1166年5月7日)は、シチリア王国ノルマン朝の第2代国王(在位:1151年 - 1166年)。初代国王ルッジェーロ2世の息子。グリエルモはイタリア語名で、先祖の出身地のフランス語名ではギヨーム1世(Guillaume I)、当時の公用語ラテン語風にはウィレルムスと呼ばれ、文献により表記が異なる。

生涯

1151年に戴冠し、父ルッジェーロと共同統治となったが、父の死後単独統治を始める。「悪王」(il Malo)というあだ名であるが、執政を重臣に任せて宰相の専制を許し、当時の歴史家に嫌われたためである。1166年に王妃マルゲリータ・ディ・ナヴァッラナバラ王ガルシア6世の娘)と年若い息子グリエルモ2世に後を託して病死した。

子女

マルゲリータ・ディ・ナヴァッラとの間に以下の子女をもうけた。

  • ルッジェーロ4世(1152年 - 1161年) - プッリャ公
  • ロベルト(1153年 - 1158年) - カプア公
  • グリエルモ2世(1155年 - 1189年) - シチリア王
  • エンリーコ(1158年 - 1172年) - カプア公