グレゴリウス11世

提供: miniwiki
移動先:案内検索

Papa Gregorius XI, 1336年? - 1378年3月27日)は、14世紀後半の教皇(在位:1370年 - 1378年)

リモージュ出身の第201代教皇(在位 1370~78)。本名 Pierre-roger De Beaufort。最後のフランス人教皇であり,最後のアビニョン教皇(教皇のバビロン捕囚)。おじである教皇クレメンス6世により 1348年に枢機卿(カーディナル)に叙任され,1370年12月に教皇に選出された。フィレンツェのビスコンチ家による反乱を鎮圧し,東西教会の統合を実現するため,教皇座のローマ帰還を企図した(東西両教会の分裂)。登位後は 1369年にイングランドとフランスの間で始まった百年戦争(第2期)の和平に尽力。そののち 1375年に教皇領に迫ったフィレンツェ軍を破った。シエナのカタリナに促され,フランスの反対を押し切って,1377年1月教皇座のローマ帰還を達成した。