ナイル川

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ナイル川(ナイルがわ、アラビア語: النيل‎ (an-nīl)、英語: the Nileフランス語: le Nil

アフリカ東海岸を南から北に貫流する世界最長の川。全長 6695km。アフリカ大陸の約 10分の1を流域地方とする。ウガンダ西部とルワンダ北部の高山地方に源を発するホワイトナイルと,エチオピア高原に源を発するブルーナイルの2つの支流が,スーダンのハルツームで合流しナイル本流となり,さらに大支流アトバラ川を合流,砂漠地帯でS字形を描き,アスワンに達する。そこからカイロまで洪水沖積地を流れ,カイロ以北では広大なデルタを形成し,地中海に注ぐ。ブルーナイルとアトバラ川は,洪水期には肥沃な泥土を下流に運び,古代エジプト文明を育てた。アトバラ川合流点からデルタ地帯までは,沿岸部はほとんど雨が降らない。ナイル川は地中海からスーダンのワディハルファまで航行が可能である。 1971年に完成されたアスワン・ハイダムは,灌漑や発電などの多目的に利用され,ナイル川の開発はエジプトの工業化計画に重要な役割を果している。



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