ニコニコ生放送

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ニコニコ生放送
URL http://live.nicovideo.jp/
使用言語 日本語
タイプ ライブストリーミング
運営者 ドワンゴ(旧:ニワンゴ
設立者 ニワンゴ
収益 広告収入、プレミアム会員登録料ほか
営利性 営利
登録 必要
設立日 2007年12月25日
現状 運営継続中
ライセンス
© DWANGO Co., Ltd.

ニコニコ生放送(ニコニコなまほうそう、略称:ニコ生)は、ドワンゴが提供するniconicoのサービスの1つでライブストリーミングの動画共有サービスである。サービス名に生放送という語がついているが、あくまで放送事業者ではないインターネット配信業者が、インターネット配信を生で行うに過ぎない。

概要

ニコニコ動画 (RC2) において追加されたサービスの一つで、ニコニコ動画同様のコメント機能がありチャットの役割を果たしている。モバイル対応[1]。生放送はニワンゴ運営による「公式番組」と、公式チャンネルによる「チャンネル生放送」、一般ユーザーによる「ユーザー生放送」に分けられる。席番は基本的に入場順で決まりニワンゴ運営放送の場合はアリーナ等の前方から埋められる[2]

ただし、優先視聴基準により生放送から追い出される可能性がある[3]。公式生放送、無料チャンネル、ユーザー生放送の場合、「プレミアム会員」「一般会員」の順に優先される。有料チャンネルの放送の場合、「プレミアム会員且つ放送している有料チャンネル加入者」「一般会員且つ放送している有料チャンネル加入者」「プレミアム会員且つ放送している有料チャンネル非加入者」「一般会員且つ放送している有料チャンネル非加入者」の順に優先される。優先順位が低い方から順に、視聴人数が収容人数を超えた場合、追い出しが発生し視聴できなくなる。

ニコニコ本社

ニコニコ本社
情報
用途 サテライトスタジオカフェショッピングストア
事業主体 番組配信事業
管理運営 株式会社ドワンゴ
階数 地下2階
開館開所 2014年平成26年)10月25日
所在地 170-0013
東京都豊島区東池袋1-50-35
池袋P'PARCO B1F, B2F
備考 ニコニコ本社 公式サイト
旧施設概要
東京都渋谷区神宮前1-15-2
地上3階・地下1階
2010年平成22年)12月27日
(プレオープン)
2011年平成23年)4月9日
(グランドオープン)
2014年平成26年)1月3日(閉館)
テンプレートを表示

運営元のドワンゴでは、ニコニコ生放送の拠点として『ニコニコ本社』を運営している。なお、ドワンゴの本社機能が同地に置かれているわけではない[4](2014年5月現在、ドワンゴの本社所在地は銀座歌舞伎座タワーである)。

原宿時代

ニコニコの新たな情報発信地として原宿に『ニコニコ本社』を設置、ニコニコ生放送のスタジオやショップ、カフェを中心に、ニコニコ動画ユーザーの交流場所として使われた。1階がサテライトスタジオであり公式生放送の一部がこのスタジオから放送されている。一部の放送は、観覧可能な状態(公開生放送)となっている。また、2・3階や建物の外観には放送を映したモニターが設置されている。地下1階が控え室・楽屋等に充てられるが、その部分は観覧不可である。2010年平成22年)12月27日にプレオープンし、当日は生放送を利用したイベントも行った[4]。その日、ひろゆきは来なかった。グランドオープンは2011年平成23年)4月9日。有名な生主によるユーザー生放送を行うサービスも検討され、後に3F「TEA ROOM 2525」ではユーザーが生放送を行うことができるスペース(生放送ブース)が設置された。「TEA ROOM 2525」のブース以外の場所でもユーザー生放送を行うことは認められている。ニコニコ大会議in札幌でのひろゆきの話によれば、12月まで工事が始まっていなかったらしく年内にオープンできるかも微妙な状況だったらしい。

2010年平成22年)12月31日23時30分からは正月限定企画として『ニコニコ神社』を本社ビル付近に設置し、その模様はリアルタイム生配信された。その後2011年平成23年)3月23日からは、『ニコニコ神社in沖縄国際映画祭』が沖縄国際映画祭のニコニコブースに設置され、前回同様リアルタイム生配信された。沖縄国際映画祭のニコニコ神社で集まった賽銭はニコニコ募金を通じ東日本大震災被災地支援のために寄付されるとしている。

なお移転リニューアルのため、2014年1月3日をもって閉店した[5]

池袋へ移転

2014年4月28日パルコが池袋の「P'PARCO」を同年秋に全面リニューアルするのに伴い、新たにニコニコ本社をキーテナントとして誘致することを発表した[6]。P'PARCOの地下1階・地下2階の2フロアを使用し、原宿時代同様にニコ生対応のサテライトスタジオやカフェなどが設置される。特にメインスタジオの「ニコぶくろスタジオ」は、同ビル正面玄関上の外壁モニタと接続され、放送の模様が随時モニタで流される。2014年10月25日、グランドオープン[7]。なお、2015年4月1日限定で、エイプリルフール企画としてTUBEとコラボレーションした「中武デパート」がイベントスペースにオープンした。

運営による公式生配信

2007年平成19年)12月25日配信の「生対談!!ひろゆきと戀塚のニコニコを作った人」以来、ミュージシャンを招いてのトーク番組アニメ番組の放映、イベントの生中継など多岐にわたり制作。09年5月からは毎週月曜日 - 金曜日の21時00分から約1時間の枠で番組「とりあえず生中」も生配信していた。近年では制作会社などと協力して本格的なバラエティー制作も各種行なわれており、スポーツ中継など含め1日2ケタを超す番組が生配信されている。

自社スタジオとして、前述のニコニコ本社や六本木・ニコファーレ、千駄ヶ谷・将棋会館内スタジオに加え、千代田区に「半蔵門スタジオ」を有している(元々はドワンゴコンテンツのスタジオだった[8])。同スタジオは一般開放は行っていないが、通常の生配信のほか視聴者参加イベント(将棋電王戦の関連イベントなど)などで使用されることもある。

また「ニコニコ超会議」や「ニコニコミュージカル(ニコミュ)」、その他に有名アーティストによるライブの有料生配信を行っている。プレミアム会員は特定の番組に限り、高画質での配信を受けられるようになった(極稀にプレミアム会員のみタイムシフト視聴可のものもある)。有料配信は、ネットチケットをニコニコ動画サイト上でニコニコポイントを利用し、購入することで視聴する権利(タイムシフトを含むものが大半だが、極稀にタイムシフトの権利がないものもある)を得ることが出来る。ミラー配信の遮断は座席の確認と称し、ユーザーIDや座席番号を生配信画面上に表示させることで、配信者を特定し視聴権を剥奪する形で行われる。有料配信においてはプレミアム会員の追い出しや画質の差は存在せず、有料で高画質配信の場合、一般会員でも高画質かつ、無料番組にありがちな追い出しがなくスムーズに視聴することが出来る。

公式番組のスケジュールに表示されるアイコン

  • ニコ電
  • @本社
  • 有料
  • プレミアム高画質(高画質)
  • チャンネル

会場と座席

席数によって以下の様な会場が用意されていた。ここでいう席数とは、番組に設定されている同時接続制限人数のことである。が、現在ではこの表記自体は使われておらず、もっぱら「大ニコ城ホール」相当の会場を使用している。会場は座席表記で判別することが出来る。しかし、運営側の設定により立見席を追加できるため、人気番組では収容人数は変更される場合が多く、席数は把握できない場合が多い。また、公式生配信スケジュールに表示されるにも関わらず、チャンネル生配信扱いの配信がある場合が存在する。最近は「チャンネルアイコン」がスケジュールに表示されるため、判別できる。詰め込みが効く会場が存在し、目安の2倍が定員のようである。だが、プレミアム会員は123万4567人以上とされており、最大のニコドームでも4万人であり、倍率が30倍以上である。

配信会場(条件)
会場名 開設時期 同時視聴可能人数 補足
ニコニコ県民会館 2007年12月25日 1,000人(最大2,000人) -
東京国際ニコラム 2008年6月2日 3,000人(最大4,000人)
ニコ道館 2008年7月4日 10,000人
大ニコ城ホール 2008年12月4日 20,000人 デフォルトとしてよく使われる
ニコドーム 2009年12月18日 40,000人 13時間生配信以外で使われたことはない
座席表
会場名 座席表示形式 座席表示詳細 補足
座席エリア・座席列 座席番号
ニコニコ県民会館(初期) ○列××番 A - O 各1 - 50番 現在はほぼ使われることがない。
最近では、ユーザー生配信を公式番組扱いとするケースがある。
その場合、「ニコニコ大運営【目指せ10万人】」コミュが使用される。
これが同クラスの収容人数(1,000-2,000人)に相当する。
東京国際ニコラム(初期) A - Z
ニコニコ県民会館(末期) ○××番 アリーナ 各0 - 499番
東京国際ニコラム(末期) アリーナ・1階・2階 各0 - 999番
ニコ道館
大ニコ城ホール
アリーナ アリーナ最前列・
アリーナ・
裏アリーナ
各0 - 499番 ※アリーナ最前列が存在しない番組は、1万人収容相当の会場。
1F左 前方・後方
1F中央 最前列・
前方・
後方
1F右 前方・後方
2F左 Aブロック・
Bブロック・
Cブロック・
Dブロック
2F中央 最前列・前方
2F右 Aブロック・
Bブロック・
Cブロック・
Dブロック
ニコドーム エキサイトシート A - P列 各0 - 499番 野球配信で中心的に使われる配信にはこの席表記が用いられていたが、
会場名は「ニコドーム」ではなかった。収容人数も1万人で
運用されていたようであり、「ニコドーム」とは別物だったようだ。
「ニコドーム」が使用されたことは、
「冬だ!Xmasだ!コメントだ!不安だらけの13時間ぶっ通し生放送!」の一度しかない。
1塁側
3塁側
外野ライト側
外野レフト側
全会場共通 立ち見 - - 臨時で提供される座席
有料生配信の一部無料で配信されるものについては、
チケットのないアカウントでの視聴の場合、立ち見席が割り当てられる。
裏立ち見
特定の生配信 試写席 - 0 - 2,999番 「世界の新着動画」で使用される座席。
(始まった当初は「視聴覚室」という座席名だった)
デッキ - 0 - 2,999番 「ニコ生クルーズ」で使用される座席。
貸部屋 - 0 - 499番 隔週レギュラー番組「ユーザー参加型大喜利番組ニコニコ大喜利」の
出演者それぞれを応援する各500人限定の別配信で使用される座席。
非ログイン - - ログインしなくても視聴可能な生配信で、非ログイン状態で視聴時に割り振られる。
TOPプレイヤー - - ログインしなくても視聴可能な生配信であり、かつ、
ニコニコ生放送TOPページで非ログイン状態でも視聴可能な
TOPプレイヤーが掲載されている場合に、非ログイン状態で視聴時に割り振られる。
特定の権限を持つユーザー 運営 (公式)アリーナ最前列
(チャンネル)ch○○○
(ユーザー)co○○○
2525○○○○番 生配信する権利を持つユーザー。
公式生配信、チャンネル生配信については、前記に加え、それに準ずるユーザー(運営コメント、コメント表示パソコンなど)。
BSP
(バックステージパス)
バックステージパス - 番 バックステージパスの権限を持つユーザー。

画面に表示されている「来場者数」は累計であり同時に視聴している人数ではない。各会場により席名が異なっている。

コメントモニターには、アリーナ席の席番号の0-499番までしか表示されないため500番以降は「裏アリーナ」と呼ばれていた。現在では、「アリーナ最前列」「アリーナ」「裏アリーナ」(各0-499番)という形に席順に変わった。一部番組では「アリーナ最前列」が存在しない。

出演者の前にある「コメント閲覧モニター」(PCの場合もあれば、ディスプレイの場合もある)ではアリーナ最前列(一部番組はアリーナ)のコメントが表示される。桃井はるこの配信では桃井持ち出しのPCを用意し(表)アリーナ以外の席のコメントも読めるようにしている。ニコラジでも、精力的にコメント部屋について意識して配信している。「とりあえず生中(二杯目)」の月曜日では女性優先番組のために表アリーナ席は女性アカウント専用[9]となっていた。

機能

配信時に映像音声配信以外にもアンケート等の特別な機能がある。ニワンゴの主催する番組ではユーザー生配信にはない機能も存在する。

  • アンケート - 選択肢最大9つのアンケートが採れる。ユーザー生配信にも同機能あり。
  • 勝ち抜き戦 - 最大8択の勝ち抜き戦機能。各席の順位等の発表が可能。クイズ勝ち抜き戦などに使用し最後まで残った人で抽選、当選者を決定してプレゼントなどを行うことができる。また、通常のアンケートで対応できない8択の場合にも使用する。
  • ニコニコ電話 - 携帯電話から番組に電話を掛ける事が可能。当選者は抽選にて選出。
対応キャリア(チャンネル・ユーザー生配信もこれに準拠する形となっている、2013年3月現在。)[10]
必要条件 NTT docomo au by KDDI SoftBank iPhone スマートフォン(iPhone以外)
パソコンと携帯電話を利用してニコニコ電話
携帯電話のみでニコニコ電話 ×
  • 記者席 - ユーザー生配信の機能「BSP」の公式配信版の名前。BSPのリリースよりもはやく公式で公開・使用された。公式が権限を与えたユーザーが特別なコメント をすることが出来る。記者席機能の使用された最初の生配信では、戀塚さんのTwitterをリアルタイムで特別なコメントを表示するという現在のシステム と異なるものであったが、現在(最初の生配信一回以外)はBSPと同じ仕様になっている。
  • タイムシフト機能 - 生配信時の機能ではなくアーカイブ的なものである。生配信終了後約30分頃から基本的に一週間の間(配信者が公開を設定できるため、利用可能期間が増減したり、途中で公開中止になったり、最初から利用不能な場合もある。また、期限が設定されていないものもある)[11]に再生可能。ユーザー生配信にも同様の機能がある。なおこの機能は一般ユーザーにおいてのみ一定期間内(30分以上前)に予約をしないと見られない仕様になっており、プレミアム会員の場合は上記期限に応じてあとから利用可能(「アーカイブ」はこの限りでない)。ちなみに、利用の際は「視聴権」に基づいて1回のみ(利用開始から24時間+配信時間分の間だけ再視聴可能)、期限内なら何度でも視聴可能、など期限付きのものの場合は制約がある。その予約数は、一般が10番組、プレミアムが30番組までとなっている。ただし、コミュニティのメンバーであることやチャンネルに入会していなければ利用できない場合もある。

番組

  • 将棋公式生放送
    • タイトル戦やイベント戦など。特に自社主催の棋戦である叡王戦は独占配信となる
  • アニメ上映会(基本的に今期のアニメ、再配信など含む)
  • ニコニコアニメスペシャル(一挙放送) - 過去テレビで放送していたアニメの一挙放送が行われている。
  • テレビ実況
    • プロ野球・サッカーなどのスポーツ中継や、金曜ロードSHOW!など映画番組のテレビ放送を、出演者がスタジオで視聴しながら実況・解説を行う。
    • 著作権関係でテレビ映像は流れないので、中継映像を見ながらこの実況を視聴したい場合は中継映像のみ自身のテレビで見る必要がある。
  • 内閣総理大臣 記者会見
  • 首相官邸 記者会見
  • 気象庁 記者会見
  • 東京都知事 定例記者会見 生中継
  • JAXA 記者会見 (提供:宇宙航空研究開発機構)
  • 日本外国特派員協会主催の記者会見
  • 朝鮮中央テレビ
  • 全国人民代表大会 (提供:株式会社ムーランプロモーション)

定例放送

レギュラー番組

終了した生放送番組

スポーツ

記者会見

アニメ

舞台・ミュージカル

映画・ドラマ

公開前の映画・DVDの全編映像などを公開している配信。配信頻度は不定期である。
権利の関係から人数限定での配信がしばしば行われる。また、人数制限をしていない場合でも、会場の収容人数により追い出しが発生する場合がある。

映画

レギュラー番組(毎週)

レギュラー番組(毎月)

運営が企画・製作等に協力している公式配信

不定期配信

世界の新着動画

これは厳密には生配信(ストリーミング)ではないが、ニコニコ生放送に搭載された動画再生やアンケートのコマンド(コメント)によって、機能を生放送プレイヤーが動画を再生し、アンケート適宜挿入することで視聴できる。略称はセカチャク。配信時間は19時から翌2時30分まで各カテゴリ1時間の配信枠を使っている。ただし、R-18のみ30分間の配信枠となっている。ニコニコ動画に投稿される動画で注目されず埋もれて行く作品を少なくしようと企画された。新着動画をカテゴリ毎にランダムに抽出し再生して行く。この配信もクルーズと同様に延長アンケートがある。過去1週間分はタイムシフト機能で閲覧可能(一般会員もタイムシフトできる)。

ごく稀にイベント(特集)として、日に一枠程度、下記ジャンルを別のジャンル(別の選考基準による世界の新着動画)に変更することがある。これまでに行われた特別番組は、「新国際ニコニコ映画祭 作品上映会」「(RC)時代の世界の新着動画」「(γ)時代の世界の新着動画」「「ニコニ広告」記念放送」「世界の怖い動画」など全10番組ある。

タイムテーブル
ジャンル名 (最大)配信時間 補足
エンタ・音楽・スポ 19:00 - 20:00 -
教養・生活 20:00 - 21:00 -
政治・殿堂入り 21:00 - 22:00 -
やってみた 22:00 - 23:00 -
ニコニ広告 23:00 - 24:00 -
アニメ・ゲーム 翌0:00 - 1:00 -
殿堂入り 翌1:00 - 2:00 -
R-18 翌2:00 - 2:30 -

2010年平成22年)3月28日からは毎週日曜17時から19時まで、毎週日曜から土曜の1週間に紹介された世界の新着動画の中で、アンケートの結果で最後まで再生された動画を紹介する「週刊世界の完走動画」がスタートした。

ニコニコアダルト生放送

運営が公式公認しているR-18公式生配信ページ。2011年にニコニコ生放送R18として開始されニコニコアダルト生放送への名称変更を経て2015年6月に終了。 番組内容はMOODYZの番組と成人映画が中心となっている。公式なので上半身のみの露出は許容されている。

終了した生放送番組

  • みんなのおもちゃ
  • ムームーTV

Nsen

ニコニコ動画:zeroにバージョンアップしたと同時に始められたサービス。2017年5月17日にサービス終了。

ニコニコ動画に投稿された動画の中で、特定ジャンルのものをプレミア会員と自動によるリクエストという形で、24時間紹介配信するというもの。配信される動画は低画質モードでエンコードされたものになる。対象となるものは「VOCALOID(ch01)」「東方(ch02)」「ニコニコインディーズ(ch03)」「歌ってみた(ch04)」「演奏してみた(ch05)」「PV(ch06)」。

それ以外に1週間以内に投稿された上記チャンネルに該当しないものを中心にジャンルを問わない「オールジャンル(ch00)」、蛍の光が流れる「蛍の光(ch99)」、夏季限定としてオールジャンルの代わりに恐怖怪談を中心にした「ホラー(ch13)」などがある。(「ホラー(ch13)」は「オールジャンル(ch00)」を間借りする形で開始されたため、現在は視聴できない。)

配信される動画についてはマイリスト登録や「good」、「スキップリクエスト」が送れるようになっている。

nicocas

ライブ動画配信サービス。2014年12月12日に公開されたものの12月17日には「出すのは早すぎた」とのコメントを残しサービス終了した[13][14]

公式チャンネルによる生配信

企業・政治団体等やスポンサーによる公式生配信。毎日のように放送される番組や定期・不定期な番組など様々。機能はユーザーにほぼ準ずるが、放送画面にアクセスできる人数が無制限(運営コメントが多人数で打てる)や収容可能人数が3,000人であるという点が違う。優先入場もプレミアム会員も優先されるがチャンネル会員(お気に入り登録をした人)が優先される。

主なニコニコチャンネル

その他 多数

ユーザー生放送

ユーザー生放送は、ニコニコ動画 (ββ) の新機能として2008年12月12日より開始した一般のユーザー(プレミアム会員に限る)がライブ配信できるサービスである。

生配信をしたい場合は、ニコニコミュニティを作成しオーナーとなって行う。オーナー配信者は生放送主(生主)と呼ばれ、またオーナーから配信権限を与えられたプレミアム会員もそのコミュニティーの配信をすることが出来る。

2010年5月4日には、コミュレベルが60以上の番組専用枠が誕生し、混み合っている時間帯でも「放送開始」を押すだけですぐに配信が可能となるコミュレベル特権が追加された。

中国人ヨーロッパ人などの外国人生主による配信も顕著になっている。ニコニコ動画:Qへ移行の際に多国籍に対応するようになったため、自由に配信することが可能になった。コメントを投稿する際は、視聴している国籍の情報も添付される。

ユーザー生放送で使える機能

同時視聴人数

ユーザー生放送の視聴者は500人まで、それを超えると立ち見席(500人)が設置され(チャンネル生配信は3,000人まで可能。)最大同時視聴可能人数は1,000人だったが、2014年の仕様変更で最大同時視聴可能人数は5,000席になった。

延長と予約

一枠(30分)の配信単位となり継続配信する場合は延長の手続きを取る必要がある。延長には時間帯やコミュニティ特権など状況により無料や割引または有料となる。配信枠の予約も有料やコミュニティ特権による割引や無料化、または運営から配布される無料予約チケットで行える[15]。最大で6時間の連続配信が可能。延長をしない場合は配信枠の取り直しとなる。延長料金は、500ニコニコポイント、コミュレベルLV.57以上で300ニコニコポイント、コミュレベルLV.74以上で100ニコニコポイント、コミュレベルLV.96以上で無料となる。予約料金は、500ニコニコポイント、コミュレベルLV.46以上で300ニコニコポイント、コミュレベルLV.69以上で100ニコニコポイント、コミュレベルLV.90以上は無料となっている[16][17]。 なお、2:00 - 20:00の間に開始の配信については割引され、予約は100ニコニコポイント(コミュレベルLV.90以上が無料となるのは同じ)、延長が無料となっている。

プレイヤー内動画・静画再生機能

配信者はニコニコ動画[18]、およびニコニコ静画のお題(sg ID)を配信中のプレイヤー画面内で再生配信・表示することができる。また、プレイヤーにはサブピクチャ機能がありカメラ画像とニコニコ動画・静画配信を同時にする事も可能でメインとサブの切り替えも出来るようになっている。

外部ツール配信機能

2010年5月14日よりFlash Media Live Encoder等外部エンコーダーからの映像配信が可能となり、今までよりも多少高画質な配信(映像+音声:384kbps以下)が行える。また、5月17日には携帯としては初のアップルの「iPhone」から番組の配信が可能になった。

割り込み

通常、混雑時の枠取りは順番待ちをするが、所定の料金を払うことで、割り込みということができる。割り込みは、列の先頭(1番目)に入ることができる。基本は600ニコニコポイントで、予約・延長よりも高く設定されている。これにもコミュニティーレベルによる特権があり、Lv.40以上は400ニコニコポイント、Lv.50以上は200ニコニコポイント、Lv.60以上は無料となっている。

ニコニ広告

2010年9月30日よりニコニコ動画の動画カテゴリに生配信を宣伝することが可能になった。生配信主が宣伝を許可していない生配信など制限はあるが、基本的にニコニコアカウント・ニコニコポイントをもっていれば誰でも宣伝できる機能である。

規約違反と通報

配信などにおいて、利用規約に反する内容が含まれていたことが通報によって明らかになった場合、一定期間(期間は運営が指定)生配信ができなくなる処置が下される。一般的にユーザーはこのことを「BAN(バン)」(英語で「禁止」の意味)と呼んでいる。視聴者側も同じでNGコメントを連発する、コメント内容が不適切などと判断され他の視聴者から通報された際、一定期間(期間は運営が指定)コメントができなくなる。ユーザーはこのことを「コメBAN(コメバン)」と呼んでいる。規制秒数内での指定回数以上のコメントの場合、大抵、生配信に再入場(更新)すれば回復する。 著作権侵害など第三者(権利者等)からの通報や削除依頼などで生配信が停止させられた際も同様で、基本的に動画と同じである。 動画と同じく視聴者側が通報する通報フォームも存在する。なお、2012年2月2日の規約改訂によりBAN基準が厳しくなり、これまで違反配信者のみが生配信禁止対象となっていたが、違反配信者がそのコミュニティーのオーナーの場合は、違反行為が行われたコミュニティおよび違反配信者が所有するすべてのコミュニティも 対象となり、対象コミュニティではどのユーザーも生配信を行うことが出来なくなった。新基準では未成年者の飲酒喫煙を始めとする法令違反行為の他、ミラー配信など、他人の肖像権を侵害するものもBANの対象となっている。

ニコニコ電話

生配信中の出演者と直接電話で話すことができるプレミアム会員限定サービスである。2010年12月16日に正式リリースされた。テストリリース版よりも音質等が改善されている。会話はリスナーにも聞こえskypeの凸待ちのようにも使えるが、コミュレベルが最低20達している生主のみ利用可能。また通話料などが有料であるという問題点はある。ユーザー生放送も全キャリア[19]対応している。時間設定は60秒・120秒・180秒・無制限であり、NGユーザー機能も搭載している。

タイムシフト

見たい番組を事前に予約しておくと、配信終了後に当時の状況を再現した状態で番組を視聴できるという機能。一般会員の方は、番組開始30分前まで。プレミアム会員の方は、配信終了から約30分後から7日後の23時59分まで、「タイムシフト予約」することができる。ただし生配信主がタイムシフト不可にすると予約・視聴はできない。公式生配信の視聴権を使用した後は、番組時間+24時間が経過すると視聴権が消滅する。また、「ユーザー生放送」に関しては一般会員は配信主が予約を行って配信する配信のみタイムシフト機能が使用でき、通常の「ユーザー生放送」の形式では一般会員はタイムシフトでの視聴は不可能である。これでプレミアムになった人も多数いるようだ。タイムシフトの最大予約数は一般が10番組、プレミアムが30番組まで可能になっている[20]

ニコニコ実況との連携

ニコニコ実況にある公式チャンネル(地上波各局・UHF局(関東)、ラジオ各局(関東・関西))のコメントを反映しつつ自分の配信での実況配信ができる機能。

ニコニコ静画との連携

2010年10月14日より導入された生配信内の「描いてみた」カテゴリで配信したときのみに適用される機能。配信者が以前投稿したイラストを表示させたりニコニコ静画内の描いてみたカテゴリページに、生配信中の番組情報を表示させる機能が追加された。

1万人フォロワーシステム

twitter連携がONになっている番組で、1万人以上フォロワーがいるユーザーさんがtwitterに投稿したコメントを特別な表示にすることを許可した場合、twitterに投稿したコメントを特別な表示にすることができるシステム。各番組でtwitterに初めて投稿ごと、特別な表示にするかどうか聞かれるため、各番組ごとに特別な表示にする/しないを選択できる。公式番組は特定の番組のみ対応している。

バックステージパス (BSP)

イベントなどでは一般的に、関係者用チケットを指す人が多い。ニコニコ生放送でのバックステージパス(以下「BSP」)は、コミュニティーレベルに応じて付与される。BSPを持っている人の特権としては以下のようなものがある。

  1. 生配信の優先視聴
    そのコミュニティの生配信を優先して視聴する権利であり、生配信が満員のときにも入室することができる。
  2. 特別なコメント
    バックステージパス権限を付与された人が利用でき表示するユーザー名を指定することができ、通常のコメントとは異なる表示が色つきでされる。一般リスナーの3秒より長く、コマンド「shita」の位置に表示される。

生主はコミュニティーメンバーによる配信権限を使った配信(ニコ生内では、これをジャック放送と呼んでいる)が行われたときのみ、コミュレベルに関係なくBSPの権限が付与される。

配信枠の推移

2011年平成23年)3月4日現在。

ニコニコニュースの情報に基づく。しかし、2010年平成22年)秋から枠数が増加した際に公表されないため、正確に何枠あるのか分からないのでニコニコ生放送TOPページに表示されている現在の番組数を参考にするしかない。また、日によっても負荷の条件などにより最大枠数が変動するため、正確なデーターは得られていない。なお、配信枠が大規模増加する際にはメンテナンスが行われるた後(サーバー等の設備増強後)となる。それ以外に、負荷調整などで若干増えたり減ったりする模様である。メンテナンスは基本的に木曜日の午前中に行われる。

年月日 枠数 増加数 概要
1 2008年12月12日 50枠で開始 サービス開始
2 2008年12月22日 70枠に増枠 20
3 2009年1月22日 100枠に増枠 30 100枠突破
4 2009年2月27日 150枠に増枠 50
5 2009年4月9日 240枠に増枠 90
6 2009年4月30日 300枠に増枠 60
7 2009年5月28日 400枠に増枠 100
8 2009年7月2日 800枠に増枠 400 500枠突破
9 2009年8月6日 1,000枠に増枠 200 1,000枠突破
10 2009年8月27日 1,200枠に増枠 200
11 2009年9月17日 1,500枠に増枠 300
12 2009年12月25日 1,800枠に増枠 300 ニコニコ生放送1周年
13 2010年2月12日 2,000枠に増枠 200 2,000枠突破
14 2010年2月25日 2,200枠に増枠 200
15 2010年4月30日 2,500枠に増枠 300
16 2010年5月31日 3,000枠に増枠 500 3,000枠突破
17 2010年7月29日 3,200枠に増枠 200
18 2010年9月9日 3,500枠に増枠 300
19 2010年10月22日 4,200枠に増枠 200
20 2010年10月29日 3,700枠に減枠 200
21 2010年12月 4,000枠に増枠 300 ニコニコ生放送2周年
22 2011年2月17日 4,400枠に増枠 400

カテゴリ

「ユーザー生放送」はカテゴリで以下のように分けられている。

  • 一般
一般的な内容の配信(雑談など)他と比べて特に特徴を持ったジャンルというわけではなく、内容、来場者の性格、配信件数が安定しやすいが、その件数の為に目を向けられる確率は低め。
  • やってみた
楽器の演奏料理など、趣味やチャレンジを題材にした内容が基本。料理や音楽と言った誰もが1つは興味ある対象である行為を行っているのを配信する。
  • ゲーム
ゲームなどのプレイ実況。有名メーカーの注目度の高いゲームソフトの発売日ともなると、それを実況するプレイヤーが続出する。レトロゲームや、オンラインゲームなどを利用しての実況もある。“マリオカートシリーズ”や“ポケットモンスターシリーズ”、“モンスターハンターシリーズ”がその代表である。目的は大きいが、内容が比較的軽い事や、そのゲームのファンだったりする人が集まる傾向が強いので、来る人というのはR-18よりも固定される事もある。
基本的にはメーカーによる許可を受けずに無断で配信しているユーザーがほとんどであり、過去にはメーカーが配信者に対して警告する事態も起きている。[21]中にはこうした行為を歓迎するメーカーもあり一部のゲームでは配信の許可/不許可や配信できる範囲を告知している場合もある。[22]
  • 動画紹介
ニコニコ動画内の動画紹介や動画のリクエスト
  • 顔出し (^-^) - WEBカメラを使用して配信者が顔を見せる。配信者が「顔出し (^-^) お知らせを出す」にチェックを入れている配信
  • 凸待ち
Skype通話などの突撃(「凸」)を利用した配信。
  • クルーズ待ち
2011年平成23年)6月23日より、クルーズ待ちと凸待ちを分離して欲しいという要望から、特に凸待ちはしていないけど、ニコ生クルーズに来てもらいたい場合につけるタグ。供用開始前までは、「凸待ちはクルーズ用」タグが使われていた。
  • 実況
テレビ番組を見ながらリアルタイムに、またはユーザーが決めたテーマについてコメントを共有できる配信[23]2ちゃんねるの実況板のログも反映される。
  • 海外
海外からの配信者が増えてきたことを踏まえてできたカテゴリ。英語版サービスniconico.comからの配信に対応。
ニコニコ動画:Qに移行した際、各言語版を統一したため、日本語版でのカテゴリは消失している。
  • R-18
主に性的な表現が含まれる配信。性的なもの、暴力表現などがそのほかのカテゴリよりも、比較的緩いBAN基準になっているという点が特徴である。同時に、一般的にはアダルトビデオなどの性的な表現や暴力表現を含むことで、18歳未満児童の健康的な育成に弊害をもたらす内容について18歳未満禁止という規制が課され、つまりは18歳以上なら問題ないが、アダルトビデオなどR-18規制のあるものもここでは禁止されている。生配信全体に適用される利用規約には性的であることが禁止とされており曖昧である。

タグ

配信する際に選択するタグと2010年平成22年)8月26日の大会議で発表された新バージョンから導入された登録タグの2種類が存在する。

配信タグ
上記カテゴリをさらに細分化したものである。これらからそれぞれの上記カテゴリに振り分けられたのち番組表に表示される。
  • 一般(その他)
  • 政治
  • 動物
  • 料理
  • 演奏してみた
  • 歌ってみた
  • 踊ってみた
  • 描いてみた
  • 講座
  • ゲーム
  • 動画紹介
  • R-18
  • ニコニコ実況
ここから下に書かれたものはチェックボックスにチェックを入れれば有効になるものである。
  • 顔出し
  • 凸待ち
  • クルーズ待ち
ここから下に書かれたものは同名の機能を使用すれば有効になるものである。
  • ニコニコ電話
  • ニコ生セッション♪
登録タグ
動画同様配信にタグが付けられる機能。リスナーが追加と削除をするには配信前に生主が設定しなければならないが、配信タグや生主が個人的につけたものでロックのかかったもの以外は基本的に追加も削除も自由に行える。
配信タグ類似の登録タグ

自然発生的に配信タグと類似するに至った登録タグが存在する。これは、同じような趣旨で配信をする配信主が、同一の(文言の)登録タグを付けることなどでニコニコ生放送内に浸透していったものである。また、ニコニコ動画のカテゴリタグも大部分がこのような類似のタグである。

  • 雑談
文字通りの雑談。
  • 声真似
アニメキャラの声などの真似をする。
  • 車載
自動車にカメラを載せて、ドライブ風景を配信する。自動車に限らず、自転車や公共交通機関、散歩しながら撮影する「歩載」といったものも存在する。
  • 外配信
スマートフォンなどを用いて屋外で配信する。
特定のオンラインゲーム、テレビゲーム、漫画・アニメ作品などについて配信する。
  • JC/JK/JD
それぞれ、女子中学生、女子高校生、女子大生の略。

以上はごく一部であり、多くの種類が存在する。

ニコ生クルーズ

毎日0時に出航し「クルーズ待ち」タグ(2011年平成23年)6月22日以前は「凸待ちタグ」)のある「ユーザー生放送」(「動画紹介・実況・R-18」カテゴリを除く)を24時間(メンテナンス等による中断あり)巡回して行くニワンゴによるイベント的番組。20秒毎にアンケートがあり延長希望が50%を超えると延長し、2回延長されると完走となる。

閲覧中のユーザー配信に留まったり(下船)、そのコミュニティをチェックする事が出来る。下船した人数と下船したユーザー名(先着順数名)がクルーズ内、ユーザー配信に告知される。

2010年平成22年)2月12日に20:30-26:30の6時間から24時間体制へと変更された。かつては、「凸待ちタグ」がついている配信をランダムに巡るため同じユーザーに何度も訪問したり、来訪を望んでいない配信にも寄るので嫌われるケースも少なくなかった。クルーズが到着するとコメント数が急増したりコメント読み上げソフトに対する荒らし、来訪先の生主を誹謗中傷する内容のコメントをするユーザーも存在するため、ユーザーから「公式荒らし」と呼ばれる事がある。 ユーザー(利用者)アップ動画を紹介するサービスの世界の新着動画の生配信版であり、ユーザー(利用者)生配信を紹介するサービスである。作りもシステムも世界の新着動画とほぼ同じである。

Android版ニコニコ生放送

2011年平成23年)8月2日に正式オープンしたサービス。iPhoneなどと違いアプリを通さず視聴が可能となった。現在、配信機能・ニコニコ電話・有料配信に未対応である。その後、8月4日よりニコ生クルーズに対応し、順次公式生放送・チャンネル生放送・ユーザー生放送と対応し[24]、2012年11月21日から公式のAndroidアプリ「niconico」をリリースした。

ユーザー生放送内でのリレーション

配信主同士の交友関係などを基盤とし、「ユーザー生放送」内には多数のリレーション(ムラ、界隈、共同体などとも換言可能)が存在する。 同一の配信タグ・配信タグ類似の登録タグを付すコミュニティ(配信)間で生じることも多く、リスナーは同一リレーションに属するコミュニティを積極的にお気に入り登録する傾向がある。 リレーション内でオフ会などが行われることもある。

問題点

以下に記述されている通り、配信者及び視聴者の両方において、低俗な内容が散見される。ニコニコ生放送だけに限った話ではないが、このサービスはユーザーは原則オンラインの匿名性で参加できるため、それを逆手に取った嫌がらせ行為の「荒らし」や「炎上」が発生しやすい環境にある。「有名になりたい」・「来場率を稼ぎたい」・「過激な配信を行いたい」という願望やその場の雰囲気・酒に酔った勢いなどで、「ニコニコ生放送」利用規約の「生放送を実施する際の禁止事項」[25]に明らかに抵触する配信を行う生主も少なからず存在している。それどころか、後述のような触法行為・犯罪行為と見なされるような極端なケースも一部で起きており、警察沙汰も多数発生している。一応年齢制限も設けられてはいるが、現状の年齢制限システムは基準が曖昧かつ抜け道も多く、R-18のカテゴリで小学生や中学生が何の問題もなく配信出来ていたり、それに便乗してその未成年者の配信で情操教育上不適切なコメントを執拗に行うユーザーがいたりと、不健全な状況が横行している。また、その配信に来るユーザーもそれが目当てで来ている部分も多く、通報しないケースも多いため、問題の改善は大きく進んでいないのが現状である。大騒動になった場合全国ニュースに報じられる場合もあり、一部のネットユーザーからは「ニコニコ生放送は廃止すべきだ」という声も上がっている。 ニュースに取り上げられた一例として ニコニコ大百科「騒動」を参照

などがある。 ニュースとして取り上げられないだけであって実際にあったモラルに引っかかる内容の一例として

  • カメラ配信でギリギリ見えない事を良い事に髭剃りを使って陰毛を剃る
  • ラップを体に巻きつけて窒息死寸前にさせる
  • 配信内で自慰行為をし、自らの体液をカメラに見せる

などがある。また、生配信中に暴力団を煽ったなどをし、元暴力団が自宅に襲撃しに来るという事件まであった

また海外サッカーなどの人気スポーツの中継や、テレビ番組を勝手に配信する事例も後を断たない。特にサッカー中継では、まとめサイト等において「国内での放送は無いが、おそらくニコニコで見られます」と言った案内がなされる程「定着」している。こうした問題について運営側では、基本的にプロバイダであって独自に権利侵害かどうかの判断はしかねるという立場をとっている。生配信画面に問題のある放送を通報する機能は付いているものの、実際には権利者からの通報が無ければ俗に言う「やったもの勝ち」状態であり、違法行為の温床となってしまっている。

権利者側でも違法行為を問題視しており、違法投稿者の摘発が度々発生。

公式ツール

ニコ生アラート(本家)・(メール)
「公式生放送」(本家のみ)・「チャンネル生放送」・「ユーザー生放送」の配信開始にポップアップ形式でお知らせしてくれるツール。Adobe AIRで開発されているものでオープンソースで開発がされている。
ニコニコ生放送iPhoneアプリ
iPhone用のアプリで「ニコニコ生放送」の視聴および配信する機能が使えるツールである。App Storeでダウンロード可能。
ニコニコ生放送Androidアプリ
Android用のアプリで「ニコニコ生放送」の視聴および配信する機能が使えるツールである(プレミアム会員限定)。Google Playでダウンロード可能。
PS Vita専用アプリ「ニコニコ」
ニコニコ動画 および 「ニコニコ生放送」の再生、コメントに対応。生配信(2012年4月対応予定)や動画の投稿、タイムシフトなどの機能には未対応 (今後順次対応予定とされている) 。PlayStation StoreにPS Vitaでアクセスすることで無料ダウンロード可能。
Niconico Live Encoder
「ニコニコ生放送」以外のライブストリーミング配信にも使用できる、XSplitBroadcasterをニコニコ生放送向けにカスタマイズしたソフトウェア。[29]

配信内でコメントビューアーなどのツールが使われていることがあるが、上記以外のツールに関しては運営が直接関与していないものが大多数である。そのツールは一般的に非公式ツールと呼ばれている。非公式ツールを使うのは自己責任ではあるが、製作者が運営による注意等を受けることがない、また運営ミーティングなどの生配信でもその存在についての質問やひろゆきのインタビュー[30]で会社内の立場が仄めかされているとおり、公式にはサイトに害を起こさない限りは認可もしなければ排除もしないという立場をとっている。

ニコニコ生放送の累計来場者数

ニコニコ生放送はプレミア会員が優先で満員の場合は一般会員が追い出されプレミア会員が入り、一般会員はまた入りなおさなくてはいけない仕組みであるが入り直す度に新規来場者としてカウントされる。実際には累計来場者数が10万人は10万人ではなく数万人少ない。

ニコニコ生放送(ニコニコ動画)がスポンサーの番組

  • acerザ・エンタのニコニコカーペット(2010年11月14日、日本acer・ニコニコ動画)
お笑い難民救済企画として「テレビで観られないならネットで観よう!」をコンセプトに賞金100万円をかけた番組。ニコニコ生放送で配信された。

脚注

  1. NTTドコモの携帯とソフトバンクWi-Fi機種はニコニコ動画モバイルから視聴可能。モバイルからのコメントは先頭に[モバ]と表示される(最近は表示されていない)。ただし、iPhoneからのコメは[モバ]と表示されない。
  2. 後から入場しても空席があれば前方に入れることもある。
  3. 「優先視聴基準について」
  4. 4.0 4.1 原宿のニコニコ本社がプレオープン!! - 週アスPLUS・2010年12月27日
  5. 原宿「ニコニコ本社」閉店 移転リニューアルへ - ITmedia・2013年12月10日
  6. 20周年を迎える P’PARCO が大きくリニューアル! 2014年10月池袋パルコP’PARCO(ピーダッシュパルコ)に「ニコニコ本社」がオープン - パルコ・2014年4月28日
  7. 生放送バーカウンター 大好評につき新メニュー登場! - ニコニコ本社・2014年10月25日
  8. 会社情報 - ドワンゴコンテンツ
  9. 男性は開場と同時に入っても500番以降となるので裏アリーナの男性占有率が極端に高い状態となる。
  10. 一部非対応の機種がある。
  11. 一部配信は、長期間の視聴が可能で、一般会員も視聴できるものがある。これは「アーカイブ」と呼ばれる。
  12. 生放送レギュラー番組
  13. ドワンゴ「ニコキャス」早くも終了 「出すのは早すぎた」「出直してまいります」 - ITmedia ニュース”. ITmedia. . 2016閲覧.
  14. サービス終了のお知らせ | nicocas(ニコキャス)”. DWANGO Co., Ltd.. . 2016閲覧.
  15. 予約確定以降はキャンセル不可となり運営側による原因で配信が出来なかった場合のみ返金等の措置がある。
  16. 12/12に発表された新機能を紹介!‐ニコニコニュース
  17. ニコニコ生放送‐機能説明‐順番待ち機能
  18. smID、nmID、公式動画(チャンネル動画)IDをコマンド欄に打ち込む。ただし他のニコニコ生放送(lv ID)はできない。
  19. パソコンと携帯の両方で視聴が必要。auに関してはBREW4.0以上の人は12月16日からそれ以外のバージョンのユーザーは2011年1月中に対応予定。
  20. サービス開始当初は、一般が1番組、プレミアムが10番組までだった。
  21. ビジュアルアーツ社長(馬場隆博)のニコ生配信への苦言
  22. プレイ動画に対するメーカーの対応
  23. ニコニコ実況ってなに?
  24. AndroidのOSバージョンが2.2以上でFlashをインストールしていないと視聴不可。
  25. http://live.nicovideo.jp/static/rule.html における「3.生放送を実施する際の禁止事項」を参照
  26. 紙幣の複製(偽札)は通貨偽造の罪あるいは通貨及証券模造取締法で処罰される犯罪である。
  27. 川崎中1殺害「ここが犯人の自宅らしいよ」実名さらしネット中継、どんな問題がある? - 弁護士ドットコム、2015年3月7日閲覧
  28. 当該生配信主は、ニコニコ生放送のアカウント停止処分やニコニコ本社出入り禁止処分を受けた後の2015年5月に無人飛行機(ドローン)を東京都や長野県のイベント会場などで飛ばしたり飛ばそうとニコ生とは別の生配信サイト上で告知したとして、威力業務妨害の疑いで警視庁に保護・逮捕されている。
  29. Mac向けは後日配信予定
  30. 【インタビュー】ニコニコ動画の明後日はどっち?(前編) - ひろゆき・夏野両氏が互いを業績評価 (2)「ニコニコ動画」でひろゆき氏の役割って

関連項目

外部リンク

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