ニート

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ニートイギリス英語: Not in Education, Employment or Training, NEET

15歳以上 34歳以下で,どの学校にも通学しておらず,ふだん収入を伴う仕事をしていない独身の若年無業者 (内閣府) 。 Not in Education,Employment or Trainingの略称で,1999年にイギリス政府の調査報告書『Bridging the Gap』で使われた。内閣府の調査では,2002年時点の若年無業者は 213万人。そのうち約 129万人が仕事を探している「求職型」であるのに対し,就業を希望しながら仕事を探していない「非求職型」約 43万人と,就業すら希望していない「非希望型」約 42万人の合計 85万人にニートが多く含まれると推定された。また,厚生労働省『労働白書』では,2002~05年のニートの数は各年 64万人と発表された。不安定でもなんらかの収入を得ているフリーターと異なり,読み・書き・話すの基礎的スキルや生活行動の面で苦手意識が強く,そのために自信や意欲を喪失して社会や職場との関係が築けなくなり,親に依存した状態にある場合が多い。 2007年の厚生労働省の調査によると,家の暮らし向きは「ふつう」が 47.1%,学歴は高卒者が 77.0%,1ヵ月以上就労した経験者は 79.0%で,ニートの期間は1年以下が 41.1%,5年超が 11.5%,「学校でいじめられた」 55.0%,「ひきこもり」「精神科や心療内科で治療を受けた」の経験者が各 49.5%といった実態も浮き彫りになった。




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