ファブリシオ・ヴェウドゥム

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獲得メダル
ブラジルの旗 ブラジル
男子 グラップリング
アブダビコンバット
2003 サンパウロ 99kg超級
2003 サンパウロ 無差別級
2005 ロングビーチ 99kg超級
2007 トレントン 99kg超級
2009 バルセロナ 99kg超級
2011 ノッティンガム 99kg超級
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2007年のヴェウドゥム

ファブリシオ・ヴェウドゥムFabrício Werdum1977年8月24日 - )は、ブラジル男性総合格闘家柔術家リオグランデ・ド・スル州ポルト・アレグレ出身。アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス在住。 キングスMMA所属。元UFC世界ヘビー級王者。

アブダビコンバット99kg以上級とムンジアル重量級連覇の実績を持つ寝技のスペシャリスト。試合運びの上手さから「マスター・オブ・ザ・ゲーム」の異名を持つ。

またMMA転向初期は弱点であった打撃もハファエル・コルデイロに師事してからは成長を見せ始め、2011年にコルデイロよりムエタイの黒帯を授かった[1]。 特に首相撲からの膝蹴りはその後ヴェウドゥムの大きな武器となる。

2010年6月には、総合格闘技ヘビー級世界最強と評価されていたエメリヤーエンコ・ヒョードルから総合格闘技ルールで初めてタップアウトを奪い、世界の注目を集めた。

来歴

10代の時に交際していた恋人の元彼氏と喧嘩になった際にチョークで絞め落とされ、復讐するためにブラジリアン柔術を始める[2]。17歳の時に母親と共に柔術の知名度が低いスペインに移住するも、現地のマドリードで柔術道場を開き、練習を続けた[3]

2002年6月16日、総合格闘技デビュー戦となったMillennium Brawl 7でテンギズ・テドラゼと対戦し、三角絞めで一本勝ち。

2003年9月13日、Jungle Fight 1ガブリエル・ゴンザーガと対戦し、TKO勝ち。

PRIDE

2005年2月20日、PRIDE初参戦となったPRIDE.29トム・エリクソンと対戦し、スリーパーホールドで一本勝ち。

2005年10月23日、PRIDE.30セルゲイ・ハリトーノフと対戦。ハリトーノフの打撃を嫌がりたびたび自分からリングに寝転がるなど、精彩を欠いた試合内容になってしまい、判定負け。

2006年5月5日、PRIDE 無差別級グランプリ 2006 開幕戦の無差別級グランプリ1回戦でアリスター・オーフレイムと対戦。アリスターの打撃に苦戦を強いられるも、下になった状態からチキンウィングアームロックで一本勝ち。

2006年7月1日、PRIDE 無差別級グランプリ 2006 2nd ROUNDの無差別級グランプリ2回戦でアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラと対戦し、判定負け。

2006年11月12日、オランダで開催された2H2Hでエメリヤーエンコ・アレキサンダーと対戦し、肩固めで一本勝ち。

UFC

2007年4月21日、UFC初参戦となったUFC 70アンドレイ・アルロフスキーと対戦し、0-3の判定負け。

2007年6月8日付けでチーム・クロコップを離脱し、シュートボクセ・アカデミーへ移籍した[4]

2008年1月19日、UFC 80ガブリエル・ゴンザーガと再戦し、パウンドでTKO勝ち。

2008年6月7日、UFC 85ブランドン・ヴェラと対戦し、マウントパンチによるTKO勝ち。

2008年10月25日、UFC 90ジュニオール・ドス・サントスと対戦し、右アッパーからのパウンドを浴びてTKO負けを喫した[5]。この敗戦で評価を下げてしまい、UFC側との契約交渉でファイトマネーの大幅減額を通告され、UFCを離脱。

Strikeforce

2009年8月15日、Strikeforce初参戦となったStrikeforce: Carano vs. Cyborgでマイク・カイルと対戦し、ギロチンチョークで一本勝ちを収めた[6]

2009年11月7日、Strikeforce: Fedor vs. Rogersアントニオ・シウバと対戦し、3-0の判定勝ち[7]

2010年6月26日、Strikeforce: Fedor vs. Werdumエメリヤーエンコ・ヒョードルと対戦し、1R1分9秒に三角絞めでタップアウトを奪い大番狂わせの一本勝ち[8]。試合直後のインタビューでは「ヒョードルのことは尊敬しているのですぐに再戦してもいい。試合場所はヒョードルの母国ロシアでも構わない」とコメント、さらに客席にいたStrikeforceヘビー級王者アリスター・オーフレイムに向かって「僕のチャンピオンベルトを用意しておいてくれ」と笑顔でアピールした。

2011年6月18日、Strikeforce: Overeem vs. Werdumのワールドグランプリ1回戦でアリスター・オーフレイムと再戦。アリスターの打撃を嫌がり、たびたび自分から仰向けに寝転がるなど、精彩を欠いた試合内容になり、0-3の判定負け。

UFC復帰

2012年2月4日、約5年振りのUFC参戦となったUFC 143ロイ・ネルソンと対戦。1Rに膝蹴りでネルソンの額を出血させるなど打撃戦で優位に立ち、3-0の判定勝ち。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2012年6月23日、UFC 147マイク・ルソーと対戦し、右アッパーでダウンを奪いパウンドでTKO勝ち。

2013年、TUF Brazil 2でアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラとコーチ役を務め、6月8日のUFC on Fuel TV 10で約7年振りにヘビー級ランキング8位のノゲイラと再戦し、2Rに腕ひしぎ十字固めで一本勝ち。

2014年4月19日、UFC on FOX 11のヘビー級王座挑戦者決定戦でヘビー級ランキング3位のトラヴィス・ブラウンと対戦し、3-0の5R判定勝ち。ブラウンの肋骨を骨折させるダメージを与えた。これにより王者ケイン・ヴェラスケスに挑戦する事が確定したが、ヴェラスケスの負傷により元K-1王者のマーク・ハントとの暫定王座決定戦となった。

UFC世界王座獲得

2014年11月15日、UFC 180のUFC世界ヘビー級暫定王座決定戦でヘビー級ランキング4位のマーク・ハントと対戦。バックスピンキックやローキックで攻め、2ラウンドに跳び膝蹴りでダウンを奪い、パウンドで2RTKO勝ちを収め王座獲得に成功。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

2015年3月16日、チェチェン共和国大統領ラムザン・カディロフの大統領宮殿に招待された[9]

2015年6月13日、UFC 188のUFC世界ヘビー級王座統一戦で正規王者ケイン・ヴェラスケスを終始打撃で圧倒し、3Rに疲労したヴェラスケスのタックルに合わせてギロチンチョークを極めて一本勝ちを収め王座統一に成功。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。

世界王座陥落

2016年5月14日、UFC 198のUFC世界ヘビー級タイトルマッチでヘビー級ランキング3位のスティーペ・ミオシッチと対戦し、カウンターの右フックで1RKO負けを喫し、王座陥落した。

2016年9月10日、UFC 203でヘビー級ランキング6位のトラヴィス・ブラウンと再戦し、3-0の判定勝ち。試合後ブラウンのセコンドと揉め事を起こした。

2017年7月8日、UFC 213でヘビー級ランキング3位のアリスター・オーフレイムと対戦し、0-2の判定負けを喫した。

2017年10月7日、UFC 216でウォルト・ハリスと対戦し、腕ひしぎ十字固めで一本勝ち。

2017年11月19日、UFC Fight Night: Werdum vs. Tyburaでヘビー級ランキング8位のマルチン・ティブラと対戦し、3-0の5R判定勝ち。

2018年3月17日、UFC Fight Night: Werdum vs. Volkovでヘビー級ランキング8位のアレキサンダー・ヴォルコフと対戦し、パウンドで4RKO負け。

人物・エピソード

  • PRIDE参戦時にはその寝技スキルの高さをミルコ・クロコップに買われ、チーム・クロコップの柔術コーチを務めていた。
  • ヴァイ・カヴァーロ(Vai Cavalo)」というニックネームは、サッカーをしている時のヴェウドゥムの動きがあまりにも速すぎるため、対戦相手がポルトガル語で「馬を連れて来い!(Vai Cavalo)」と叫んだためについたものである[10]
  • SNSにリーボックのユニフォームにナイキのロゴマークを合成した写真をアップし、リーボック制度に対する不満を吐露したために、ラテンアメリカ向けスペイン語放送の試合解説の仕事を降板させられるが、ヴェウドゥムは冗談のつもりだったので試合解説の仕事に復帰させて欲しいと謝罪している[11]

戦績

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獲得タイトル

  • 第5回アブダビコンバット 99kg以上級 準優勝・無差別級 3位(2003年)
  • 第6回アブダビコンバット 99kg以上級 3位(2005年)
  • 第7回アブダビコンバット 99kg以上級 優勝(2007年)
  • 第8回アブダビコンバット 99kg以上級 優勝(2009年)
  • 第9回アブダビコンバット 99kg以上級 準優勝(2011年)
  • 世界柔術選手権 黒帯ペサディシモ(+97kg)級 優勝(2003年)
  • 世界柔術選手権 黒帯ペサディシモ級 優勝(2004年)
  • UFC世界ヘビー級暫定王座(2014年)
  • 第18代UFC世界ヘビー級王座(2015年)

表彰

  • ブラジリアン柔術 黒帯二段
  • 柔道 黒帯
  • ムエタイ 黒帯
  • UFC ファイト・オブ・ザ・ナイト(1回)
  • UFC パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト(2回)
  • Strikeforce サブミッション・オブ・ザ・イヤー(2010年)
  • Strikeforce アップセット・オブ・ザ・イヤー(2010年)
  • SHERDOG サブミッション・オブ・ザ・イヤー(2010年)
  • SHERDOG アップセット・オブ・ザ・イヤー(2010年)

脚注

関連項目

外部リンク

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