リゾーニ

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ファイル:Orzo.jpg
色つきのリゾーニ(手前)。大きさの比較として共に置かれているものはアメリカ25セント硬貨であり、直径24.26mm、厚さ1.75mmである。

リゾーニRisoni)とは、粒の形をしたパスタの一種である。日本語ではリゾニと表記することもある。

概要

ショートパスタとして分類される。粒の大きさは、松の実よりは小さいが、同じくパスタの一種であるクスクスよりは大きい。

元々オオムギを原料に作られていたことから、イタリアではオオムギを意味する「オルゾ(またはオルゾー)」(Orzo)と呼ばれることもある[1]。しかし日本では、イタリアのバリラ社が日本製粉を通じて「risoni」(イタリア語で大きな米の意味)という商品名で販売していることから、この名が定着している。現在ではセモリナ粉を原料としており、マカロニの一種として分類されることもある。

ギリシア料理では「クリタラーキ」(kritharáki)、トルコ料理では「シェフリエ」(şehriye)と呼ばれている。

入手・調理法

日本では、輸入食材を扱う店(関東地方での例として、成城石井紀ノ国屋など)でないと入手できないことが多い。

バリラ社のサイトによると、標準茹で時間は約11分とされる。茹であがったリゾーニはスープサラダキャセロールに入れたり、ラグーソースを絡めたりした料理に用いられる。またその形状から、リゾットに米の代わりに入れるというレシピも存在する。

脚注

  1. 日本では、本来のオオムギの意味と区別するために「オルゾ・パスタ」または「オルゾー・パスタ」といった呼び名も見られる。

関連項目

外部リンク