ルートヴィヒ3世 (バイエルン王)

提供: miniwiki
移動先:案内検索


ルートヴィヒ3世Ludwig Ⅲ., Leopold Joseph Maria Aloys Alfred, 1845年1月7日 - 1921年10月18日)は、バイエルン王国最後の国王(在位:1913年 - 1918年)。第一次世界大戦後のドイツ革命により退位した。

生涯

ルートヴィヒはミュンヘンでバイエルン王子ルイトポルトルートヴィヒ1世の三男)とトスカーナ大公アウグスタ(大公レオポルド2世の娘)の間に生まれた。1868年2月20日、彼はウィーンモデナ公家ハプスブルク家の一族オーストリア=エステ家)のマリア・テレジアと結婚した。

1912年に父ルイトポルトが死去し、代わってルートヴィヒがバイエルン王国の摂政の地位に就いた。当時の国王オットー1世はその兄ルートヴィヒ2世と同様に精神を病んでいたといわれている。翌年改正された憲法の規定に則り、ルートヴィヒはオットーを廃位し、議会の承認を得て自身がバイエルン国王の座についた。

第一次世界大戦ドイツの敗戦による混乱の中で、ルートヴィヒは家族とともにミュンヘンを逃げ出し、11月13日にクルト・アイスナーが起草した退位宣言書に署名した。1919年にアイスナーが暗殺されると、混乱を嫌ったルートヴィヒはリヒテンシュタインへ、さらにはハンガリーへと向かい、その地で死去した。

子女

王妃マリア・テレジアとの間には、第一次世界大戦においてドイツ軍の指揮官を務めた王太子ループレヒトを含め、13人の子供が生まれた。


先代:
オットー1世
バイエルン
1913年 - 1918年
次代:
王制廃止(自由国)
先代:
オットー1世
バイエルン王家家長
1913年 - 1921年
次代:
ループレヒト

テンプレート:バイエルン王位請求者