下谷区

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下谷区
廃止日 1947年3月15日
廃止理由 特別区の設置
下谷区浅草区台東区
現在の自治体 台東区
廃止時点のデータ
地方 関東地方
都道府県 東京都
隣接自治体 浅草区、神田区本郷区荒川区
下谷区役所
所在地 東京都下谷区北稲荷町43
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下谷区(したやく)とは、東京府東京市東京都にかつて存在した区である。現在の台東区の西部に位置していた。

歴史

沿革

テンプレート:下谷区の発足時の町名

  • 時期不明(1889年ごろ) - 谷中片町、谷中七面前町を谷中初音町に編入。
  • 1889年(明治22年)5月1日 - 市制町村制の施行に伴う東京市の設置により、以下の再編が行われた。
    • 下谷区の一部(下谷通新町)が北豊島郡南千住町に編入。
    • 北豊島郡谷中村、竜泉寺村、下谷竜泉寺町の全域と、以下の5村の各一部を編入(カッコ内は残部の編入先)。1891年まで「区」の中に「村」が存在していた。
  • 1891年(明治24年) - 1889年に編入された区域に以下の町丁を設置。
    • 下谷入谷町(現:北上野、松が谷、入谷、下谷、ごく一部は竜泉)
    • 下谷竜泉寺町(現:竜泉、三ノ輪、千束
    • 下谷上根岸町、下谷中根岸町、下谷下根岸町(現:根岸)
    • 谷中天王寺町(現:谷中、ごく一部は上野桜木)
  • 1911年(明治44年)
    • 町名の「下谷」の冠称を廃止。
    • 上野東黒門町、上野西黒門町を、それぞれ東黒門町、西黒門町に改称。
  • 1914年(大正3年) - 上野公園地を上野恩賜公園に改称。
  • 1923年(大正12年)9月1日関東大震災によりほぼ全滅。
  • 1937年(昭和12年) - 坂本町一丁目、坂本町二丁目、坂本町三丁目、坂本町四丁目、善養寺町、坂本裏町、箪笥町の全域と、豊住町、入谷町、竜泉寺町、金杉上町、金杉下町の各一部の区域に坂本一丁目、坂本二丁目、金杉一丁目、金杉二丁目を設置。
  • 1943年(昭和18年)
    • 7月1日 - 東京都制が施行され、東京市と東京府が廃止され、東京都を設置。
    • 浅草区神吉町、永住町、松葉町、光月町、千束一丁目の各一部を編入。南稲荷町、龍泉寺町の一部を浅草区に編入。各町ともに下谷区、浅草区に分立する形となった。
    • 神田区松永町の一部(現:秋葉原)を編入。練塀町の一部(現:神田練塀町)を神田区に編入。
  • 1947年(昭和22年)3月15日 - 浅草区と合併して台東区を新設。下谷区役所がそのまま台東区役所となった。

交通

鉄道

JR東日本東北新幹線、東京メトロ日比谷線は未開通。また三ノ輪駅入谷駅仲御徒町駅(東京メトロ日比谷線)、上野御徒町駅都営地下鉄大江戸線)、新御徒町駅(都営大江戸線、首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス)は開業していなかった。

著名な出身者

現台東区の著名な出身者については台東区を参照

関連項目