中央市

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市内を流れる笛吹川。(写真右上は、シャトレーゼ豊富工場)

中央市(ちゅうおうし)は、山梨県の甲府盆地の南部にある。中央市の「中央」は甲府盆地の中央、山梨県の中央、日本の中央の意味がある。

地理

隣接している自治体

歴史

合併の歩み

山梨県および甲府盆地の中央に位置することから「中央市」と命名された。また、日本列島のほぼ中央に位置するという意味も込められている。

なお、当初は玉穂町・田富町・昭和町の枠組みだったものの、住民意向調査の結果が反対多数であった昭和町が合併協議会を離脱。[1]

残った玉穂町・田富町に、豊富村が加わり合併することになった。

人口

中央市の人口は、2018年2月28日現在、30,732。[2]

中央市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

行政

  • 市長職務執行者(初代市長就任まで):河西敏郎(旧玉穂町長)
  • 中央市役所
    • 田富庁舎:山梨県中央市臼井阿原301-1
    • 玉穂庁舎:山梨県中央市成島2266
    • 豊富庁舎:山梨県中央市大鳥居3866

議会

経済

産業

  • 主な産業:農業
  • 農業
    • とうもろこし
    • とまと
  • 流通・物流
  • 工業
    • 一町畑工業団地
    • 国母工業団地
    • 山梨ビジネスパーク

地域

官公庁その他行政施設

郵便局

消防

警察(連絡所・交番)

山梨県警察 南甲府警察署管内

  • 田富地区
    • 花輪連絡所(警察官不在、警察直通電話が設置されている)
  • 玉穂地区
    • 成島交番(田富地区も管轄している)
  • 豊富地区
    • 豊富警察官駐在所
  • 中央市外

廃止された警察官駐在所

  • 花輪警察官駐在所(2017年4月から成島交番へ統合され、花輪警察官駐在所は花輪連絡所に降格し、警察官不在となった。)
  • 下河東警察官駐在所(2017年3月で廃止。成島交番へ統合された。)
  • 成島警察官駐在所(2017年4月から花輪警察官駐在所、下河東警察官駐在所と統合し、成島交番へ昇格された。)
  • 小井川警察官駐在所(押原小井川交番へ統合された。)

図書館

児童館

  • 田富すみれ児童館
  • 田富ひばり児童館
  • 田富中央児童館
  • 田富わんぱく児童館
  • 田富ひまわり児童館
  • 田富杉の子児童館
  • 田富つくし児童館
  • 玉穂中央児童館
  • 玉穂北部児童館
  • 玉穂西部児童館
  • 豊富児童館

保育園

  • 中央市立
    • 田富第一保育園
    • 田富第二保育園
    • 田富第三保育園
    • 田富北保育園
    • 玉穂保育園
    • 豊富保育園
  • 私立
    • まみい保育園
    • みかさこども園(田富みかさ保育園)

幼保連携型認定こども園[3]

  • 私立
    • みかさこども園(田富みかさ保育園・幼稚園)
    • わかばナーサリー

教育

交通

鉄道

東海旅客鉄道

東花輪駅には駅員がおり(業務委託駅)、JR全線きっぷうりば・自動券売機がある。また特急列車も停車する。小井川駅は無人駅で普通列車とワンマン列車しか停車しない。

路線バス

高速バス

  • 中央高速バス 中央市・南アルプス市線(バスタ新宿~中央市・南アルプス市)

道路

高速道路

地域高規格道路

一般国道

県道

道の駅

リニア中央新幹線

中央市北部の新山梨環状道路と並行して通る予定。田富北小学校がルートと重なり移転予定。市内に駅は建設されない。

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

田富地区

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登録有形文化財、旧小井川郵便局舎
  • 稲穂まつり
    • 毎年11月3日に行われるもので、各地区の子供クラブによる御輿の練り歩き、田富地区内3つの小学校がそれぞれ行う発表、地区内の市立保育園によるマーチングバンド、粘土節保存会による「粘土節」の披露、地元企業やJAの物品販売など様々な催しがある。合併前の田富町で11月2、3日の日程で行われていた「文化祭」[6]にあわせて開催されるようになった。かつては、ロードレースなどの催しも行われていた。平成27年の祭りを最後に祭りを中央市ふるさとまつりへ統合することになった。
  • 地区内の名所・旧跡
    • 八幡穂見神社
    • 妙泉寺(市指定無形文化財「粘土節」の歌い手であった「おたかやん」の墓所がある)
    • 「身延みち」の道しるべ(布施地区内にある)
    • 旧田富郵便局舎(旧、小井川郵便局舎。国の登録有形文化財
    • 立川飛行機甲府製造所(現在は造成され区画として残るのみ)
  • 観光スポット
    • 「た・から」(田富地区内の農産物を直売したり、特産物を展示販売している)

玉穂地区

  • れんげまつり
    • 毎年4月29日に玉穂ふるさとふれあい広場で行われていた中央市三大祭りのひとつ。合併前の玉穂町において、地域活性化を図るため、地元の農家に協力を依頼し休耕期の水田でれんげ草を栽培してもらっていた。一面にれんげが広がる様は美しく、一時期は県外からの観光ツアーのルートに組み込まれるなど賑わいを見せていたこともあったが、合併に伴い報奨制度などが見直されるとともに、れんげ草を栽培する農家も減少していき、近年ではほとんどれんげは見られなくなっていた。平成27年を最後に祭りを中央市ふるさとまつりへ統合することとなった。
  • 中央市ふるさとまつり
    • 平成28年11月3日(文化の日)から新たに開祭。平成27年を最後に中央市三大祭をひとつに統合した祭り。会場は玉穂ふるさとふれあい広場。
  • 地区内の名所・旧跡
    • 永源寺 - 木造聖観音立像(国の重要文化財)がある
    • 歓盛院 - 木造薬師如来坐像(国の重要文化財)がある
    • 明暗寺跡 - 甲州唯一の虚無僧寺。明治4年に取り壊され、現在は跡地に石碑が立てられている。

豊富地区

  • 与一公まつり
    • 毎年8月14日に中央市豊富農村広場で行われていた中央市三大祭りのひとつ。甲斐源氏の一族で市域の浅利郷を本拠とし、遠矢の名手として知られる浅利与一義成にちなみ開催されていた夏祭り。毎年お盆の夜に開催されていた。盆踊りのほか、地元小学生による「甲斐与一太鼓」など、各種ステージイベントが行われていた。また、祭りのフィナーレに行われる花火大会は、会場に近いところで比較的低空で打ち上げられるため、とても迫力があり密かに人気があった。平成27年を最後に祭りを中央市ふるさとまつりに統合することとなった。
  • シルクの里公園
    • 中央市豊富地区大鳥居にある公園。入園は無料。
  • 中央市豊富郷土資料館
    • 中央市豊富地区大鳥居にある郷土資料館。シルクの里公園の向かいにある。入館料は大人250円、子供100円
  • シルクふれんどりぃ
    • 中央市豊富地区大鳥居にある複合施設。宿泊、入浴、食事ができる。シルクの里公園が向かい側に、豊富郷土資料館が隣にある。中央市コミュニティバスの発着場所でもある。

出身有名人

中央市役所庁舎整備

中央市役所は田富庁舎、玉穂庁舎、豊富庁舎の3つの庁舎に合併時から別れており、分庁方式の状態である。中央市の市民提言委員会は田富庁舎を本庁舎、玉穂庁舎と豊富庁舎を支所にする庁舎統合の提言書を中央市長へ出した。[7]中央市は平成26年度に田富庁舎を統合庁舎(本庁舎)にすることを決定した。[8]

現在、本庁舎となる予定の田富庁舎の増築工事が進められており、工期は平成31年2月末までとしている。平成31年度開庁予定。[9]

住みよさランキング

中央市は東洋経済新報社が行なう、住みよさランキングで近年、県内1位をキープしている。2位の笛吹市とは2017年時点で268位差をつけ、県内で最も住みやすい街である。[10]2014年には、甲信越・北陸・中部ブロックで20位にランクインした。[11]

脚注

  1. 山梨県昭和町公式ホームページ「市町村合併検討の経緯」より
  2. 月別人口・世帯数の推移(平成30年7月1日現在) https://www.city.chuo.yamanashi.jp/soshiki/shimin/yousu/tukibetujinkou/4019.html 2018年7月15日閲覧
  3. 認定こども園-都道府県情報
  4. 中央市立玉穂南小学校下河東分校”. 山梨県中央市. . 平成30年3月24日閲覧.
  5. 中央市立玉穂中学校下河東分校”. 山梨県中央市. . 平成30年3月24日閲覧.
  6. 合併後の「中央市文化祭」は稲穂祭りと別日程で開催されている
  7. 山梨県中央市総合案内 中央市庁舎に関する提言書まとまる http://www.city.chuo.yamanashi.jp/sougou/info.php?id=2774
  8. 山梨県中央市総合案内 中央市庁舎整備基本計画について http://www.city.chuo.yamanashi.jp/sougou/info.php?id=5677
  9. 田富庁舎において増設庁舎建設工事に着手します”. 山梨県中央市. . 平成30年7月15日閲覧.
  10. 東洋経済新報社 住みよさランキング2017 中部・近畿編 http://toyokeizai.net/articles/-/123983?page=3 笛吹市は全国300位。
  11. 住みよさランキング2014 東日本編 http://toyokeizai.net/articles/-/40509?page=3

関連項目

外部リンク