中央構造線

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赤線が中央構造線、青線に囲まれたオレンジ色の部分はフォッサマグナ

中央構造線(ちゅうおうこうぞうせん。: Median Tectonic Line

フォッサ・マグナ以西の西南日本を内帯と外帯に分ける大断層線。ドイツ人 E.ナウマンがフォッサ・マグナとともに指摘した。北東端は諏訪湖南方でフォッサ・マグナの西縁,糸魚川-静岡構造線で切られ,赤石山脈西縁-紀伊半島北部-四国北部-九州と続いている。九州では不明瞭であるが,ほかの地域ではほとんど直線状の明瞭な線を示し,愛知の豊川,和歌山の紀ノ川,四国の吉野川の谷の方向を決定し,付近山地の地質の方向性,帯状性を規定している。白亜紀から現在まで,強さ,運動方向を変えながら活動し,垂直運動や水平運動(断層作用) などに変化がみられる。たとえば四国では,これを横断する橋が 30年間に 56cm短くなったり,地下ケーブルの断線など,人工物にも影響している。 (西南日本内帯 , 西南日本外帯 )  

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