中小企業

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中小企業(ちゅうしょうきぎょう)

生産,販売などを行う資本の単位組織である企業のなかで,その規模が比較的小さいもの。企業規模は通常,資本金あるいは従業員数によって分けられる。日本の場合には,中小企業基本法 (昭和 38年法律 154号) で,中小企業の範囲を工業,鉱業,運送業などでは資本金 5000万円以下,あるいは従業員数 300人以下,商業,サービス業では資本金 1000万円以下,あるいは常時従業員数 50人以下と規定していた。しかし 1973年に同基本法を改正し,製造業の資本金を1億円以下に引上げ,サービス業と同じであった卸売業の基準を従業員 100人以下または資本金 3000万円以下に変更した。日本の製造業は多数の中小企業の存在と下請企業を中心とする分業構造を大きな特徴としている。分業構造のすそ野をになう中小企業の存在が産業全体としての効率性を生み出す源泉となる一方で大企業との賃金格差などの問題も存在する。



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