五大老

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五大老(ごたいろう)

豊臣氏の職制の一つ。5人の年寄衆の呼称。五奉行の上に位する職制で,政務を統轄した。成立は,慶長2 (1597) 年頃と推定される。当初は,徳川家康,前田利家,毛利輝元,宇喜多秀家,小早川隆景がこれに任じられたが,小早川隆景の死後は,上杉景勝が加えられた。その職務は,五奉行の顧問としての性質をもち,必ずしも一般政務を担当したわけではない。慶長の役 (文禄・慶長の役 ) の収拾にあたり,秀吉の死後,前田利家が秀頼の養育にあたり,徳川家康が政務にあずかることとなり,自然に五奉行の権限を侵して家康に実権が移り,関ヶ原の戦いにいたって崩壊した。



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