勝どき駅

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ホーム(2007年2月4日)
A3出入口(2007年2月4日)

勝どき駅(かちどきえき)は、東京都中央区勝どき二丁目にある、東京都交通局都営地下鉄大江戸線駅番号E 17。中央区最南端の駅。

駅名の「どき」は本来、「鬨」の漢字が当てられた地名であるが、それが常用漢字外であるため、平仮名での表記になった。

大門駅務管理所門前仲町駅務区が管轄し、東京都営交通協力会が受託している。

歴史

駅構造

島式ホーム1面2線の地下駅である。

出入口は6ヶ所あり、そのうち2ヶ所は開業後に供用されたものである。特にA2出入口は朝ラッシュ時の混雑が激しかったため、2003年(平成15年)にそのバイパスとしてA2b出入口が新設された(同時にA2出入口はA2a出入口に改称)。これに伴い、現在は平日の7時から10時までA2a出入口を入口専用、A2b出入口を出口専用としている。A2b出入口はエスカレーターが通常上下1基ずつ稼動しているが、当該時間帯は2基とも上り運転となる。

ホームと改札口、改札口とA4b出入口との間にはエレベーターが設置されている。

混雑対策と大規模改修

勝どき駅では、乗降人員の増加への対策として、混雑緩和のために大規模な改良工事が行われている。現在の島式ホームの南側に外回り(大門・六本木方面)用のホームを増設すると共に、従来の島式ホームを内回り(両国・飯田橋方面)専用とすることで内回り・外回りのホームを分離し、併せて南北で分離されているコンコースをつないで拡大するというものである[1]。この改良工事は2010年度から行われており、2018年度の完成を予定している[2]。完成すると都営地下鉄では初の変則相対式のホーム構造となる[3]

のりば

番線 路線 行先
1 E 都営大江戸線 門前仲町両国春日方面
2 大門六本木新宿方面

ホームの深さは15.3mである。

利用状況

2016年度の1日平均乗降人員99,517人(乗車人員:49,823人、降車人員:49,694人)である[4]。大江戸線内では新宿駅、大門駅、六本木駅に次ぐ第4位で、都営地下鉄全線の単独駅では最も多い。

開業当初に想定した1日平均乗降人員は約28,000人だった。しかし開業後、当駅の周辺地区である晴海勝どきなどで高層マンションオフィスビルなどの大規模開発が相次いだ。特に2001年4月に晴海アイランドトリトンスクエアが開業すると、その最寄駅である勝どき駅の乗降人員が大きく増加し、開業から2年後の2002年度に乗降人員が6万人を越えた。平日朝のラッシュ時は通勤客で激しく混雑するため、誘導警備員が配置され、動線確保が行われている。

開業以来の1日平均乗降・乗車人員推移は下表の通り。

年度別1日平均乗降・乗車人員[5]
年度 1日平均
乗降人員[6]
1日平均
乗車人員[7]
出典
2000年(平成12年) 27,734 11,549 [* 1]
2001年(平成13年) 62,120 28,062 [* 2]
2002年(平成14年) 67,345 31,293 [* 3]
2003年(平成15年) 64,183 31,301 [* 4]
2004年(平成16年) 64,083 31,491 [* 5]
2005年(平成17年) 65,533 32,178 [* 6]
2006年(平成18年) 69,549 34,205 [* 7]
2007年(平成19年) 75,932 37,451 [* 8]
2008年(平成20年) 82,239 40,775 [* 9]
2009年(平成21年) 83,442 41,487 [* 10]
2010年(平成22年) 80,825 40,145 [* 11]
2011年(平成23年) 76,085 37,988 [* 12]
2012年(平成24年) 84,940 42,405 [* 13]
2013年(平成25年) 90,601 45,265 [* 14]
2014年(平成26年) 93,798 46,978 [* 15]
2015年(平成27年) 98,421 49,223 [* 16]
2016年(平成28年) 99,517 49,823 [* 17]

駅周辺

  • 勝どきサンスクエア

バス路線

最寄り停留所は勝どき駅前勝どき駅勝どき橋南詰の三箇所がある。

勝どき駅前

勝どき駅

  • 日立自動車交通
  • 江戸バス(中央区コミュニティバス) 南循環:新島橋・豊海町経由 中央区役所行

勝どき橋南詰

  • 都営バス
  • 都03:晴海埠頭行 / 銀座四丁目経由 四谷駅行
  • 都04:銀座四丁目経由 東京駅丸の内南口行
    • 豊海水産埠頭行は、勝どき駅バス停から発車する。
  • 都05:晴海埠頭行 / 新豊洲駅経由 東京ビッグサイト行 / 豊洲駅経由 深川車庫行 / 銀座四丁目経由 東京駅丸の内南口行
  • 業10:豊洲駅・菊川駅経由 とうきょうスカイツリー駅行 / 築地・銀座四丁目経由 新橋
  • 東15:明石町経由 東京駅八重洲口行 / 豊洲駅経由 深川車庫行

その他

  • かつて、駅名標の下に「晴海トリトンスクエア前」という副名称板が掲示され、到着時にも「60のショップ&レストラン 晴海トリトンスクエア」の案内放送が行われていた。2010年初頭になって、文字は消去された。
  • 豊洲駅から当駅までのゆりかもめ東京臨海新交通臨海線の延伸計画がある。現在大規模改良工事中の当駅も、ゆりかもめの駅新設に対応した構造になる予定となる。
  • 駅筐体の上部に晴海通りアンダーパス、下部に首都高速10号晴海線を建設する計画があることから、それらを見越した設計になっている。コンコースが南北に分断されていたのもこのアンダーパス計画があったためである。大規模改良工事に伴いコンコースがつながるが、それらを考慮した設計がなされている。

隣の駅

PrefSymbol-Tokyo.svg 東京都交通局
E 都営大江戸線
月島駅 (E 16) - 勝どき駅 (E 17) - 築地市場駅 (E 18)

脚注

出典

東京都統計年鑑

関連項目

外部リンク