国道11号

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国道11号(こくどう11ごう)

徳島県徳島市から香川県高松市を経由して愛媛県松山市に至る一般国道である。

概要

徳島県徳島市から、国の出先機関が多く集まる香川県高松市や愛媛県東部に広がる四国最大の工業地帯を経て、愛媛県松山市までを結ぶ。沿線は北四国と呼ばれる地域と概ね重なる。讃岐街道や志度街道など江戸時代以前から存在していた各地の主要な街道が前身。一桁国道を持たない四国にとっては最も番号の若い国道であり、国道32号国道33号国道55号国道56号などと共に、四国の大動脈となっている。徳島県から香川県にかけては高松自動車道と、愛媛県内では松山自動車道と並走する。

徳島市・鳴門市・高松市・坂出市・丸亀市・観音寺市・四国中央市・新居浜市・西条市・松山市など、各県の主だった都市を通過しており、それら沿線市町の合計人口は208万人となり、四国の人口の51%がこの沿線に集中する。特に香川県と愛媛県は、この道路沿いに町が発展しており、沿線には数多くのロードサイド型の大型店舗やファミリーレストラン、家電量販店等が建設されているなど、地域住民に与えている影響も非常に大きい。このため、全線を通して交通量が多く、特に徳島市・高松市・松山市の3都市で混雑が目立つ。徳島市の吉野川大橋付近の交通量は約85,000台/日(2003年度)で四国トップ、高松市では上に片側2車線の高速道路(高松自動車道)が通っているにも関わらず国道11号も片側3車線、松山市も中心部で片側3車線となっている。さらに2011年現在もいくつかの箇所でバイパス道路が建設、もしくは計画されている。

また、途中の愛媛県西条市(旧周桑郡丹原町)から東温市(旧温泉郡川内町)に至る桜三里は桜の名所としても知られる峠であり、登坂車線が設けられている。全路線中登坂車線があるのは、この地点と香川県さぬき市の天野峠、羽立峠(下り方面)のみである。




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