大飯郡

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ファイル:Fukui Oi-gun.png
福井県大飯郡の位置(1.高浜町 2.おおい町 黄:明治期 薄緑:後に他郡から編入した区域)

大飯郡(おおいぐん)は、福井県若狭国)の若西(じゃくせい)とも呼ばれる。

人口18,445人、面積284.59km²、人口密度64.8人/km²。(2018年4月1日、推計人口

以下の2町を含む。

郡域

1878年明治11年)に行政区画として発足した当時の郡域は、下記の区域にあたる。

  • 高浜町の全域
  • おおい町の一部(名田庄各町を除く)
  • 小浜市の一部(鯉川・岡津・加斗・飯盛・西勢・東勢)

歴史

近世以降の沿革

日置村、青村、上津村、横津海村、関屋村、蒜畠村、六路谷村、高野村、今寺村、小和田村、高屋村、中山村、難波江村、小黒飯村、神野村、神野浦、音海村、上瀬村、日引村、宮尾村、下村、下鎌倉村、上鎌倉村、山中村、下車持村、上車持村、馬居寺村、和田村、岩神村、薗部村、笠原村、子生村、坂田村、立石村、畑村、鐘寄村、中津海村、三松村、高浜村、東勢村、西勢村、飯盛村、本所村、岡津村、鯉川村、長井村、大島村、尾内村、上下村、市場村、下薗村、山田村、芝崎村、岡田村、小堀村、犬見村、野尻村、父子村、万願寺村、広岡村、神崎村、岡安村、笹谷村、鹿野村、小車田村、佐畑村、石山村、福谷村、川関村、安井村、久保村、三森村、川上村
  • 明治4年
  • 明治8年(1876年
    • 8月21日 - 第2次府県統合により滋賀県の管轄となる。
    • 川関村・安井村が合併して安川村となる。(72村)
  • 明治12年(1879年)(69村)
    • 5月16日 - 郡区町村編制法の滋賀県での施行により、行政区画としての大飯郡が発足。郡役所を高浜村に設置。
    • 下鎌倉村・上鎌倉村が合併して鎌倉村となる。
    • 上下村・市場村・下薗村が合併して本郷村となる。
  • 明治14年(1881年2月7日 - 福井県の管轄となる。
  • 明治15年(1882年) - 三松村が分割して東三松村・西三松村となる。(70村)

町村制以降の沿革

ファイル:Fukui Oi-gun 1889.png
1.高浜村 2.内浦村 3.青郷村 4.和田村 5.佐分利村 6.本郷村 7.加斗村 8.大島村(紫:小浜市 桃:高浜町 赤:おおい町)
  • 明治22年(1889年4月1日 - 町村制の施行により、以下の町村が発足。(8村)
    • 高浜村 ← 中津海村、鐘寄村、畑村、立石村、高浜村[2]、薗部村、岩神村、笠原村、子生村、坂田村(現・高浜町)
    • 内浦村 ← 上瀬村、日引村、宮尾村、下村、鎌倉村、山中村、神野村、神野浦、難波江村、小黒飯村、音海村(現・高浜町)
    • 青郷村 ← 上津村、六路谷村、蒜畠村、今寺村、高野村、中山村、高屋村、小和田村、関屋村、横津海村、青村、日置村、東三松村、西三松村(現・高浜町)
    • 和田村 ← 和田村、馬居寺村、上車持村、下車持村(現・高浜町)
    • 佐分利村 ← 川上村、三森村、久保村、安川村、福谷村、石山村、小車田村、佐畑村、鹿野村、笹谷村、神崎村、岡安村、広岡村、万願寺村(現・おおい町)
    • 本郷村 ← 本郷村、小堀村、岡田村、父子村、野尻村、芝崎村、山田村、尾内村、犬見村(現・おおい町)
    • 加斗村 ← 長井村(現・おおい町)、鯉川村、岡津村、本所村、飯盛村、西勢村、東勢村(現・小浜市)
    • 大島村(単独村制。現・おおい町)
  • 明治24年(1891年)4月1日 - 郡制を施行。
  • 明治45年(1912年)4月1日 - 高浜村が町制施行して高浜町となる。(1町7村)
  • 大正12年(1923年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
  • 大正15年(1926年7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
  • 昭和10年(1935年)時点での当郡の面積は160.30平方km、人口は17,560人(男8,529人・女9,031人)[3]
  • 昭和30年(1955年
    • 1月10日 - 加斗村の一部(長井)が本郷村に編入。
    • 1月15日 - 佐分利村・本郷村・大島村が合併して大飯町が発足。(2町4村)
    • 2月11日 - 高浜町・青郷村・和田村・内浦村が合併し、改めて高浜町が発足。(2町1村)
    • 2月21日 - 加斗村が小浜市に編入。(2町)
  • 平成18年(2006年3月3日 - 大飯町が遠敷郡名田庄村と合併しておおい町が発足。(2町)

変遷表

脚注

  1. 日本紀略』天長二年七月辛亥条。黒板勝美編『新訂増補国史体系 普及版 日本紀略』第二(前篇下)、1979年、ISBN 4-642-00062-3。第一版は1929年。
  2. この時点では高浜塩土町、高浜若宮町、高浜三明町、高浜事代町、高浜宮崎町の5町が存在。5町は明治14年起立。
  3. 昭和10年国勢調査による。国立国会図書館の近代デジタルライブラリーで閲覧可能。

参考文献

関連項目

先代:
遠敷郡
行政区の変遷
825年 -
次代:
(現存)

テンプレート:若狭国の郡