安中市

提供: miniwiki
移動先:案内検索


安中市(あんなかし)

群馬県西部,碓氷川の上・中流域を占める市。西で長野県に接する。 1955年安中町,原市町,磯部町,板鼻町の4町と後閑村,東横野村,岩野谷村,秋間村の4村が合体して安中町となり,1958年市制。 2006年松井田町と合体。中心市街地の安中は古くは野後 (のじり) と呼ばれたが,永禄2 (1559) 年安中忠政の築城により安中と改称。寛政2 (1749) 年から明治初年まで板倉氏3万石の城下町で,北部にその城跡がある。また市内の板鼻原市坂本とともに中山道の宿場町,市場町として栄え,安中-原市間の街道沿いに国の天然記念物のスギ並木が残る。横川には碓氷関所跡がある。亜鉛工場があり,工業都市として発展したが,カドミウム汚染が農作物に大きな被害を与えて問題となった。安中中宿の燈籠人形は国の重要無形民俗文化財に,碓氷峠鉄道施設は国の重要文化財に指定されている。市域北西部は上信越高原国立公園に,南西部は妙義荒船佐久高原国定公園に属する。 1997年北陸新幹線が開通,北部の東上秋間に安中榛名駅が新設された。 JR信越本線,国道 18号線が通り,沿線に磯部温泉がある。上信越自動車道のインターチェンジがある。面積 276.31km2。人口 5万8531(2015)。

外部リンク