屋久島町

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屋久島町(やくしまちょう)は、鹿児島県大隅諸島屋久島および口永良部島全域を行政区域とする

地理

屋久島および口永良部島全域を行政区域とする。

ファイル:白谷DSC02136.JPG
白谷雲水峡側から見た宮之浦町
  • 川(流域面積[1]):屋久島特別地域気象観測所(小瀬田・屋久島空港)における年間雨量の平年値は気象庁の全気象観測地点で最大であり、1981-2010年の累年平均値は4477.2mmであるが[2]、屋久島の山岳の東側中腹はさらに雨量が多く、林野庁の屋久島森林環境保全センターにより、ヤクスギランド(1000m)や淀川登山口(1380m)では年間10000㎜以上の雨量がしばしば観測されている[3]。この雨量や河床勾配が非常に大きい急峻な地形のため、各所に瀑布が存在する[1]
    • 宮之浦川 (62.8 km2)
    • 永田川 (36.3 km2)
    • 安房川 (86.1 km2)
    • 鯛ノ川
    • 小楊子川
    • 栗生川 (51.4 km2, 含小楊子川)
  • 山:町内はそのほとんどの領域を山岳が占め、中央部の1800m以上の山を「奥岳」と称し、その周辺部の海岸から見える山を「前岳」と称する。特に奥岳は山岳信仰の対象とされ「岳参り」が年2回行われてきた[4]
  • ダム:尾立ダム(別名・荒川ダム)

地名

旧上屋久町
  • 一湊
  • 楠川
  • 口永良部島
  • 小瀬田
  • 志戸子
  • 永田
  • 宮之浦
  • 吉田
旧屋久町
  • 安房
  • 尾之間
  • 栗生
  • 小島
  • 中間
  • 平内
  • 船行
  • 麦生
  • 湯泊

歴史

文献に表れるのは中国の歴史書『隋書』大業3年(607年煬帝の代に「夷邪久国」の記述が見えるのが最初であるが、この「夷邪久」は屋久島を指す説と、南島全般(すなわち種子島・屋久島より南方)を指す説とがある。日本では『日本書紀推古天皇24年(616年)に掖久(やく)人30名が帰化した、とあるのが初出。安土桃山時代には豊臣秀吉の命によって屋久杉が運ばれ建材に採用される。江戸時代宝永5年)1708年鎖国政策の中でイタリア人司祭のジョバンニ・シドッチの変装で屋久島に上陸。本土に送られ新井白石による『西洋紀聞』の元となる。

行政

  • 町長 - 荒木耕治(2011年11月から)

行政機関

  • 屋久島町役場:〒891-4207 屋久島町小瀬田469番地45 ※(屋久島クリーンセンター)
  • 宮之浦支所:〒891-4205 屋久島町宮之浦1593番地
  • 安房支所:〒891-4311 屋久島町安房187番地1
  • 尾之間支所:〒891-4404 屋久島町尾之間157番地
  • 栗生出張所:〒891-4409 屋久島町栗生1743番地
  • 口永良部出張所:〒891-4208 屋久島町口永良部島372番地
  • 永田出張所:〒891-4201 屋久島町永田1247番地1

住所表記

2007年の自治体合併に伴う表記の変更は無い(自治体名のみ変更)。

    • (例)熊毛郡上屋久町宮之浦○○○番地→熊毛郡屋久島町宮之浦○○○番地
    • (例)熊毛郡屋久町尾之間○○○番地→熊毛郡屋久島町尾之間○○○番地

県の行政機関

国の行政機関

地域

人口

屋久島町(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

教育

高等学校

中学校

町立
  • 中央中学校
  • 金岳中学校(口永良部島)
  • 岳南中学校
  • 安房中学校

小学校

町立
  • 宮浦小学校
  • 一湊小学校
  • 永田小学校
  • 金岳小学校(口永良部島)
  • 小瀬田小学校
  • 栗生小学校
  • 八幡小学校
  • 神山小学校
  • 安房小学校

交通

空路

航路

主な航路は宮之浦港を発着するが、ジェットフォイルの一部は安房港を発着する。

ファイル:Ferry Taiyo JAPAN.jpg
町営船「フェリー太陽」(宮之浦港)
指宿港を寄港しない便がある。また、種子島・屋久島経由の順序が変わるほか、各島への直行便もある。
  • 鹿児島商船・新屋敷商事(いわさきグループ) フェリーはいびすかす
    • 鹿児島港谷山港二区(鹿児島市) - 西之表港 - 宮之浦港
  • コスモライン市丸グループ) ジェットフォイル「ロケット」
    • 鹿児島港本港区南埠頭 - 西之表港 - 宮之浦港
各島への直行便もある。

路線バス

道路

県道

主要地方道
一般県道

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

温泉

その他

出身有名人

屋久島を舞台とした作品

ドラマ
ゲーム
舞台ではないがモデルとなった作品

脚注

参考文献

  • 太田五雄 『屋久島の山岳:近代スポーツ登山65年の歴史と現在』 南方新社、1993。ISBN 978-4861240942。

外部リンク