広島県警察

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広島県警察(ひろしまけんけいさつ)は、広島県が設置した警察組織である。広島県内を管轄区域とし、広島県警と略称する。警察法上、広島県公安委員会の管理を受けるが、給与支払者は広島県知事である。警察庁中国管区警察局管内。本部所在地は広島市中区基町9番42号。

沿革

本部組織

大規模警察本部であり、本部長は警視監

データ

  • 警察署数 - 26
  • 分庁舎 - 2
  • 交番数 - 155
  • 駐在所数 - 144
  • 職員数 - 5428名
  • ヘリコプター - 2機

警察署

警察署数は26。警察車両ナンバー地名は尾道・福山周辺地域が「福山」、それ以外の地域は「広島」である。

広島・広島西・芸北

地域 警察署名称 所在地 管轄区域 前身
広島 広島 広島中央警察署 広島市中区基町9番48号 広島市中区(一部を除く) 広島警察署→(旧)広島西警察署
広島東警察署 広島市中区富士見町11番13号 広島市中区の一部、東区南区北部、安芸郡府中町
広島西警察署 広島市西区商工センター四丁目1番3号 広島市西区
広島南警察署 広島市南区宇品東四丁目1番34号 広島市南区南部 宇品警察署
佐伯警察署 広島市佐伯区倉重一丁目26番1号 広島市佐伯区
安佐北警察署 広島市安佐北区可部四丁目14番13号 広島市安佐北区 可部警察署
安佐南警察署 広島市安佐南区西原九丁目3番20号 広島市安佐南区 広島北警察署
海田警察署 安芸郡海田町つくも町1番45号 広島市安芸区安芸郡海田町熊野町坂町 海田市警察署
広島西 廿日市警察署 廿日市市本町1番10号 廿日市市
大竹警察署 大竹市本町一丁目8番10号 大竹市
芸北 安芸高田警察署 安芸高田市吉田町吉田1204番地2 安芸高田市 吉田警察署
山県警察署 山県郡安芸太田町加計3760番地1 山県郡安芸太田町北広島町 加計警察署

呉・広島中央

地域 警察署名称 所在地 管轄区域 前身
広島 呉警察署 呉市西中央二丁目2番4号 呉市の一部(呉西部・音戸倉橋地域)
└音戸分庁舎 呉市音戸町南隠渡一丁目11番48号 音戸警察署
広警察署 呉市広大新開一丁目5番6号 呉市の一部(呉東部・下蒲刈川尻安浦蒲刈豊浜地域)
江田島警察署 江田島市江田島町中央四丁目13番1号 江田島市
広島中央 東広島警察署 東広島市西条昭和町4番11号 東広島市 西条警察署
福山 竹原警察署 竹原市中央一丁目1番13号 竹原市豊田郡大崎上島町
└大崎上島分庁舎 豊田郡大崎上島町木江4952番地1 木江警察署

尾三・福山・奥備後

地域 警察署名称 所在地 管轄区域 前身
福山 尾三 尾道警察署 尾道市新浜一丁目7番34号 尾道市の一部(浦崎町を除く)
└因島分庁舎 尾道市因島土生町1900番地3 因島警察署
三原警察署 三原市皆実三丁目2番6号 三原市
世羅警察署 世羅郡世羅町西上原427番地1 世羅郡世羅町 甲山警察署
福山 福山東警察署 福山市三吉町南二丁目5番31号 福山市の一部(中心部・東部) 福山警察署
福山西警察署 福山市神村町3106番地1 福山市の一部(西部、松永地域)、尾道市浦崎町 松永警察署
福山北警察署 福山市神辺町新道上三丁目14番 福山市の一部(北部)、神石郡神石高原町
府中警察署 府中市鵜飼町542番地3 府中市
広島 奥備後 庄原警察署 庄原市中本町一丁目3番8号 庄原市
三次警察署 三次市十日市中二丁目6番6号 三次市

警察署の変遷

  • 1971年(昭和46年)4月1日
  • 1987年(昭和62年)9月1日
  • 2005年(平成17年)4月25日
  • 2007年(平成19年)4月1日
  • 2008年(平成20年)4月1日
  • 2009年(平成21年)4月1日
  • 2013年(平成25年)9月2日[1]
    • 広島西警察署から佐伯区全域を移管され佐伯警察署が開庁。
    • 広島中央警察署が広島西警察署に西区管轄分を移管し、広島西警察署の管轄は西区全域となる。
    • 広島東警察署が広島中央警察署に中区のうち広島市道御幸橋三篠線中央通り・御幸橋西詰通り)以東かつ平和大通り以北相生通り以南を移管し、広島中央警察署の管轄は中区のうち広島市道御幸橋三篠線(中央通り・御幸橋西詰通り)以東かつ平和大通り以南を除く全域となる。
  • 2018年(平成30年)4月1日
    • 呉警察署と音戸警察署が統合し、音戸警察署が呉警察署音戸分庁舎となる。
    • 尾道警察署と因島警察署が統合し、因島警察署が尾道警察署因島分庁舎となる。

最近の主な事件

広島県警の不祥事

  • 2008年6月から2013年2月にかけ、広島西署の交通課長の男性警部が、架空の領収書などを部下に作成させたり自ら作成するなどし、捜査協力者への謝礼である捜査報償費を、8万3,000件(これを含め、実際には55万7,708円にも及ぶとされる)に亘り着服し、業務上横領容疑で書類送検され、懲戒免職処分となった。県警はまた、書類偽造に関わった警部の部下17人や、警部の上司3人についても、本部長注意や警務部長注意などの処分とした[3]
  • 広島市安佐南区の交差点に於いて、1996年に県警が作成した交通規制台帳が、車線数の変更を反映しないまま誤った状態で記載され続けていたことが、2014年10月に明らかになった。これにより、この21年間に発行された、交通反則通告制度に基づく反則切符が、1,000件超にわたり無効となることになった[4]
  • 2014年秋以降に、県警の3警察署(広島中央・広島西・海田)が、本来なら広島簡易裁判所ファクス送信すべきであった、被疑者名の記載された捜査関連資料について、安芸郡内の一民家に誤送信していたことが、翌2015年1月になって判明した。いずれのケースも、最初に「0」をプッシュすることで内線に切り替わる「0発信」の回線であったにもかかわらず、署員らが知らなかったか、忘れていたことが原因と考えられる[5]
  • 職務を利用して電話番号を取得し、女性を脅して性行為的関係を迫ったとして、広島東署地域課巡査長を強要未遂罪で起訴を、別の強要未遂と県個人情報保護条例違反(盗用)容疑で追送検していたことがわかった。追送検は21日付[6]
  • 2017年5月8日、県警は広島中央警察署の金庫に保管されていた、特殊詐事件で押収した現金約8000万円が盗まれていたと発表した。後の捜査で、会計課長のデスクの引き出しが壊されていたことが明らかになった。県警は、内部犯行の可能性が高いと述べた。[7]

脚注

関連項目

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広島県警察部長辞令書(高等官四等)

外部リンク