日清製粉グループ本社

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株式会社日清製粉グループ本社(にっしんせいふんグループほんしゃ、Nisshin Seifun Group Inc.)は、日清製粉グループの持株会社である。

概要

2001年平成13年)7月に、会社分割で事業部門を子会社化して持株会社となり、同時に社名を日清製粉株式会社から株式会社日清製粉グループ本社に変更する(現在の日清製粉株式会社は会社分割による新設子会社)。本社所在地は東京都千代田区

業種が異なる日清紡ホールディングスとは人的関係がないものの、現在は根津財閥出身企業として相互出資を行なっている。また、山崎製パンとは資本関係があり、両者相互に出資している。

日清食品日清オイリオとは過去も現在も資本・人材を含め一切無関係。3社とも著名な食品企業なので注意を要する。日清医療食品も無関係である。

沿革

館林製粉

日清製粉

  • 1907年(明治40年)10月[2][3] - 日清製粉株式会社(初代)を吸収合併。合併後社名は地方色を排し日清製粉株式会社(2代目)に改めた。
  • 1908年(明治41年)02月 - 本社を東京日本橋に移転。
  • 1926年大正15年) 鶴見工場を建設し、日清製粉の代表工場として、小麦粉輸出の道を開く。
  • 1960年昭和35年) 関連会社である中外興業株式会社の社名を日清飼料株式会社に改称する。
  • 1961年(昭和36年) 日清飼料から配合飼料の製造、研究部門を譲り受る。
  • 1962年(昭和37年) 日清フーズ株式会社を設立する。
  • 1965年(昭和40年) 日清フーズより製造・研究部門を譲り受ける。直系会社である日清長野化学工業株式会社の名称を日清化学株式会社に改める。
  • 1966年(昭和41年) 業務用ドーナツミックス類およびドーナツ製造機械の製造、販売を目的として米国のDCA Food Industries Inc.と提携し、合弁会社「日清ディー・シー・エー食品株式会社」を設立する。
  • 1967年(昭和42年) 日清フーズが関連会社のマ・マーマカロニ株式会社から販売部門を譲り受ける。
  • 1970年(昭和45年) 畜産事業を行うため、株式会社日清畜産センターを設立する。ペットフードの販売を行うため、日清ペット・フード株式会社を設立する。
  • 1972年(昭和47年) エンジニアリング業務を行うため、日清エンジニアリング株式会社を設立する。関連会社である大山ハム株式会社の名称を日清ハム株式会社に改める。
  • 1978年(昭和53年) 冷凍めん関連の事業を行うため、フレッシュ・フード・サービス株式会社を設立する。
  • 1987年(昭和62年) 日清フーズ株式会社及び日清化学株式会社を合併する。
  • 1988年(昭和63年) タイ王国に合弁会社「タイ日清製粉株式会社」を設立する。
  • 1989年平成元年) 株式会社日清経営技術センターを設立する。カナダの製粉会社「ロジャーズ・フーズ株式会社」を買収する。
  • 1991年(平成3年) タイに合弁会社「タイ日清DCA株式会社」及び「日清STC製粉株式会社」を設立する。情報システム部が、日清情報システム株式会社として独立する。
  • 1994年(平成6年) DCA Food Industries Inc.が所有する、日清ディー・シー・エー食品の全株式を取得する。
  • 1996年(平成8年) 日清製粉と杏林製薬が折半出資の日清キョーリン製薬株式会社を設立する。アメリカでパスタの製造・販売を行うため、ワシントン州にメダリオン・フーズ・インクを設立する。
  • 1997年(平成9年) 日清ディー・シー・エー食品及びタイ日清DCAの社名を日清テクノミック株式会社及びタイ日清テクノミック株式会社に改める。冷凍食品事業を分社化し、日清フーズ株式会社を設立する。
  • 1998年(平成10年) 千代田区神田錦町一丁目に本社ビルを取得し、3月に移転。
  • 1999年(平成11年) 日清テクノミック株式会社を合併する。
  • 2000年(平成12年) 創業100周年を迎える。

日清製粉グループ本社

グループ会社・関係会社

グループ会社

  • 日清製粉(連結子会社)- 小麦関連製品製造
  • 日清フーズ(連結子会社)- 小麦粉調整品製造・販売、小麦粉販売、加工食品販売、食品輸入
  • 日清製粉プレミックス(連結子会社)- 小麦粉調整品製造・販売
  • マ・マーマカロニ(連結子会社) - パスタ製造
  • イニシオフーズ(旧三幸)(連結子会社)- 食品製造・販売、販売店運営
  • 日清ファルマ(連結子会社)- 健康食品・医薬品等製造・販売
  • 日清ペットフード(連結子会社) - ペットフード製造・販売
  • 日清エンジニアリング(連結子会社) - 工事請負他
  • オリエンタル酵母工業(連結子会社) - 製菓・製パン用資材、生化学製品等製造・販売、ライフサイエンス事業
  • NBCメッシュテック(連結子会社) - メッシュクロス等製造・販売
  • フレッシュ・フード・サービス(連結子会社) - 冷凍食品関連商品販売、飲食店運営
  • ヤマジョウ商事(連結子会社) - 特約店
  • Miller Milling Company,LLC(連結子会社) - 小麦粉製造・販売
  • Rogers Foods Ltd.(連結子会社) - 小麦粉製造・販売
  • Nisshin-STC Flour Milling Co.,Ltd.(連結子会社) - 小麦粉製造・販売
  • Champion Flour Milling Ltd.(連結子会社) - 小麦粉製造・販売
  • Thai Nisshin Technomic Co.,Ltd.(連結子会社) - 小麦粉調整品製造・販売
  • 新日清製粉食品(青島)(連結子会社) - 小麦粉調整品製造・販売
  • PT.Indonesia Nisshin Technomic - 小麦粉調整品販売
  • Medallion Foods,Inc.(連結子会社) - パスタ製造
  • Thai Nisshin Seifun Co.,Ltd.(連結子会社) - パスタソース・冷凍食品製造
  • Vietnam Nisshin Seifun Co.,Ltd.(連結子会社) - 加工食品製造
  • 石川(持分法適用会社) - 特約店、包装資材販売
  • 日清丸紅飼料(持分法適用会社) - 配合飼料製造・販売
  • 日本ロジテム株式会社(持分法適用会社)- 運送・倉庫業
  • トオカツフーズ(持分法適用会社) - 弁当・惣菜等製造・販売
  • 日清サイロ(連結子会社)
  • 阪神サイロ(結子会社)
  • 千葉共同サイロ(持分法適用会社)

関係会社

  • 日清アソシエイツ(旧・日清アイエスエル、旧・日清不動産などが合併し設立。日清製粉グループ全社の人事採用担当は、日清アソシエイツソリューション事業部である)
  • 正田醤油 - 正田家の本家が経営する企業。

元関連会社

  • 大山ハム(2016年譲渡) - 食肉加工品製造・販売

CI

日清製粉グループ本社が創業110周年を記念して制定されたキャラクター「コニャラ」を、スタジオジブリが製作した。キャラクターデザインを手掛けたのは鈴木敏夫。企業CMで登場している。

毎年4~6月にかけて開かれる東京競馬場での中央競馬開催に特別協賛している。スペインの菓子「チュロス」のデモンストレーション発売がある。

関係人物

  • 根津嘉一郎 (初代) - 日清製粉は根津財閥の企業に含まれるが、これは創始者・正田貞一郎が根津の親友であり、また根津財閥の重要人物として大いに関与していたことによるもの。根津自身もまた日清製粉の役員を務めていた時期がある。
  • 皇后美智子 - 正田貞一郎の孫。貞一郎の三男で元社長・会長を継いだ正田英三郎の子。

出典

外部リンク

テンプレート:日清製粉グループ

  • テンプレート:芙蓉グループ