旭市
旭市(あさひし)は、千葉県の北東部にある市。人口は約7万人。九十九里浜の最北端に面しており、夏季には海水浴客で賑わう。 2005年(平成17年)7月1日の合併に伴い、県内第1位の農畜産物産出量を誇るようになった[1]。
Contents
地理
千葉県の北東部に位置し、東京都心から80km圏、県都千葉から北東に約50kmにある。南部は九十九里浜に面し、北部に下総台地が広がる。市の中央部を東西に総武本線と国道126号が通る。1年の平均気温は15℃前後と温暖で、冬は暖かく、夏は涼しい。全国有数の景勝地である、九十九里浜、屏風ヶ浦、刑部岬を持ち、また、江戸時代には江戸幕府の天領であった干潟八万石など、風光明媚な光景が広がっている。その豊かな自然を生かし、農業や水産業が発展、首都圏の台所として機能している。 一方、千葉県東部から茨城県南東部の約100万人をカバーする、全国トップクラスの旭中央病院を有するなど、医療の街としての側面を持つ。
人口
平成27年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、3.58%減の66,586人であり、増減率は県下54市町村中31位、60行政区域中37位。
旭市(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
隣接する自治体
歴史
古代、現在の旭市周辺には椿海と呼ばれる湖が広がっていた。江戸時代になり、椿海を干拓するため、新川を掘削して湖底を干潟とした。 幕末には、農村指導の先駆者・大原幽学が長部村を訪れ、農村を再興させた。同じく幕末に、国学者の宮負定賢・宮負定雄父子も村の和合や農業改良に努めた。一方、九十九里沖の豊かな漁場を求めて関西の漁民がやって来るようになり、飯岡助五郎は、イワシ漁を中心とした漁業の発展に尽力した。 明治に入り、政府の「畑作奨励策」の下、鎌数村の金谷総蔵が落花生栽培を普及させ、総武鉄道が開通して大量輸送が可能になると、落花生の加工工場が 数多く造られた。また、昭和初期からスイカ、カボチャ、甘藷などの生産が盛んになり、特に甘藷栽培は穴澤松五郎の功績で飛躍的に発展した。[2]。
年表
- 1889年(明治22年) - 町村制施行に伴い海上郡網戸村・成田村・十日市場村と匝瑳郡太田村が合併、海上郡旭町が発足。
- 1911年(明治44年) - 旭農業高等学校開校。
- 1951年(昭和26年) - 大利根用水完工。
- 1953年(昭和28年) - 旭中央病院開設。
- 1954年(昭和29年)7月1日 - 市制施行、旭市となる。
- 1963年(昭和38年) - 東総工業高等学校開校。
- 1964年(昭和39年) - 旭中央病院付属看護専門学校開設。
- 2005年(平成17年)7月1日 - (旧)旭市と香取郡干潟町、海上郡海上町・飯岡町が対等合併し新しい旭市となった[1]。旧市の人口は約4万1000人、面積は50.61km2。
- 2011年(平成23年)3月11日 - 沿岸部に東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)による県内最大7.6mの津波が襲い、飯岡地区を中心に沿岸付近の民家が全壊336棟、半壊945棟、県内最多14人の死者、2名の行方不明者を出した[3]。のちに天皇・皇后両陛下が飯岡地区を訪問した。
旭市の由来
「旭」という市名(最初は町名)は、一説には「旭将軍」と呼ばれた木曾義仲の末裔とされ、この地で没した木曾義昌を詠んだ「信濃より いつる旭をしたひきて 東の国にあととどめけむ」から採られたとされる。
この歌は、弘化元年(1844年)木曾氏末裔を称する芦原検校(木曾義長)が、東漸寺において営んだ「木曾義昌公250回忌」において京都の国学者、野々口隆正が詠んだ追悼歌で、この時に寄せられた追悼歌400首を収めたのが、市の指定文化財ともなっている「慕香和歌集」である。
行政区域変遷
- 変遷の年表
旭市市域の変遷(年表) | ||
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年 | 月日 | 現旭市市域に関連する行政区域変遷 |
1889年(明治22年) | 4月1日 | 町村制施行に伴い、以下の町村がそれぞれ発足。[4] |
1890年(明治23年) | 10月27日 | 庄内村は改称し中和村になる。 |
1914年(大正3年) | 12月12日 | 浦賀村・足川村が合併し浦賀村が発足。 |
1915年(大正4年) | 10月1日 | 浦賀村は改称し矢指村になる。 |
1954年(昭和29年) | 2月11日 | 旭町・富浦村・矢指村が合併し旭町が発足。 |
3月31日 |
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6月1日 | 豊畑村・共和村は旭町に編入。 | |
7月1日 | 旭町が市制施行し旭市となる。 | |
海上町の一部(琴田の一部)は旭市に編入。 | ||
1955年(昭和30年) | 4月10日 | 古城村・中和村・万歳村が合併し干潟町が発足。 |
7月20日 | 神代村は笹川町・橘村・東城村とともに合併し、東庄町が発足。 | |
海上町の一部(琴田の一部)は旭市に編入。 | ||
1956年(昭和31年) |
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1957年(昭和32年) | 飯岡町の一部(三川の一部)は海上町に編入。 | |
1958年(昭和33年) | 飯岡町の一部(三川の一部)は銚子市に編入。 | |
1960年(昭和35年) | 海上町の一部(琴田、江ケ崎の各一部)は旭市に編入。 | |
1984年(昭和59年) | 旭市の一部(網戸山)を海上町に編入 | |
2005年(平成17年) | 7月1日 | 旭市・飯岡町・海上町・干潟町が合併し旭市が発足。 |
- 変遷表
旭市市域の変遷表(※細かな境界の変遷は省略) | ||||||||||
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1868年 以前 |
明治元年 - 明治22年 | 明治22年 4月1日 |
明治22年 - 昭和19年 | 昭和20年 - 昭和64年 | 平成元年 - 現在 | 現在 | ||||
匝瑳郡 | 太田村 | 旭町 | 旭町 | 昭和29年2月11日 旭町 |
昭和29年7月1日 市制 |
平成17年7月1日 旭市 |
旭市 | |||
海上郡 | 網戸村 | |||||||||
成田村 | ||||||||||
十日市場村 | ||||||||||
中谷里村 | 富浦村 | 富浦村 | ||||||||
仁玉村 | ||||||||||
神宮寺村 | ||||||||||
椎名内村 | 浦賀村 | 大正3年12月12日 浦賀村 大正4年10月1日 矢指村に改称 | ||||||||
野中村 | ||||||||||
東足洗村 | ||||||||||
西足洗村 | ||||||||||
足川村 | 足川村 | |||||||||
匝瑳郡 | 井戸野村 | 豊畑村 | 豊畑村 | 昭和29年6月1日 旭町に編入 | ||||||
泉川村 | ||||||||||
川口村 | ||||||||||
大塚原村 | ||||||||||
駒込村 | ||||||||||
新町村 | 共和村 | 共和村 | ||||||||
鎌数村 | ||||||||||
海上郡 | 上永井村 | 飯岡町 | 飯岡町 | 昭和29年3月31日 飯岡町 | ||||||
下永井村 | ||||||||||
飯岡村 | ||||||||||
行内村 | ||||||||||
平松村 | ||||||||||
横根村 | ||||||||||
岩崎村 | ||||||||||
萩園村 | ||||||||||
塙村 | 豊岡村 の一部 |
豊岡村の一部 | ||||||||
八木村の一部 | ||||||||||
三川村 | 三川村 | 三川村 | ||||||||
権田沼新田 | ||||||||||
琴田村 | 嚶鳴村 | 嚶鳴村 | 昭和29年3月31日 海上町 | |||||||
後草村 | ||||||||||
高生村 | ||||||||||
江ケ崎村 | ||||||||||
清滝村 | 滝郷村 | 滝郷村 | ||||||||
幾世村 | ||||||||||
岩井村 | ||||||||||
松ケ谷村 | ||||||||||
見広村 | 鶴巻村 | 鶴巻村 | ||||||||
大間手村 | ||||||||||
長尾村 | ||||||||||
倉橋村 | ||||||||||
蛇園村 | ||||||||||
香取郡 | 鏑木村 | 古城村 | 古城村 | 昭和30年4月10日 干潟町 | ||||||
万力村 | ||||||||||
秋田村 | ||||||||||
諸徳寺村 | 明治13年 清和村 |
庄内村 | 明治23年10月27日 中和村に改称 | |||||||
松沢村 | ||||||||||
南堀之内村 | ||||||||||
長部村 | ||||||||||
米込村 | ||||||||||
入野村 | ||||||||||
万歳村 | 万歳村 | 万歳村 | ||||||||
関戸村 | ||||||||||
溝原村 | ||||||||||
桜井村 | 神代村 の一部 |
神代村の一部 | 昭和30年7月20日 東庄町 昭和31年 干潟町に編入 |
行政
- 市長:明智忠直(あけち ただなお、2009年7月31日就任、3期目)
- 歴代市長
- 市役所(本庁):〒289-2595 旭市ニ1920
- 支所:旧旭市役所を旭市役所本庁とし、他3町の庁舎は支所となっている。支所のデータは以下の通り。
- 海上支所(旧海上町役場):〒289-2604 旭市高生1
- 飯岡支所(旧飯岡町役場):〒289-2713 旭市萩園1800
- 干潟支所(旧干潟町役場):〒289-0592 旭市南堀之内10
住所表記
- 旭地区は変更無し。
- 海上地区、飯岡地区、干潟地区は旭市の後に大字名が付く。
- 例1:海上郡海上町大字高生→旭市高生
- 例2:海上郡飯岡町大字萩園→旭市萩園
- 例3:香取郡干潟町大字萬歳→旭市萬歳
警察
- 旭警察署(旭市全域を管轄)
消防
- 旭市消防本部
- 旭市消防署(消防本部内)
- 旭市イ2953-1
- 海上分署
- 旭市高生1
- 飯岡分署
- 旭市萩園1800
- 干潟分署
- 旭市南堀之内17
- 旭市消防署(消防本部内)
国の機関
県の機関
- 千葉県海匝合同庁舎
- 海匝地域振興事務所
- 千葉県旭県税事務所
- 千葉県教育庁北総教育事務所海匝分室
経済
農畜水産
- 農業・畜産業
農業は基幹産業としての役割を担っており、農業産出額は県内1 位(全国9位)で、特に野菜、畜産は県内1 位、米は県内2 位となっている。
- 飯岡貴味メロン
- 養豚
- 千葉県食肉公社
- 水産業
かつて存在した農業団体
- ベジポート有限責任事業組合 - ニチレイフーズと農業法人のテンアップファームが共同で設立。「日本農業の再生への貢献」という理念の下、農業が抱える後継者不足や過疎化、上昇する生産コストと販売価格のアンバランスなどを解消すべく、6次産業事業を進めるも、2016年3月末で撤退[5]。
工業
- 日清紡ホールディングス
- 朋和産業-レンゴー子会社
- ゼンショーホールディングス
- 黒田精工
- 村瀬硝子
ショッピングセンター
スーパーマーケット
かつて存在したスーパーマーケット
- ミヤスズ旭店・飯岡店
ホームセンター
姉妹都市・友好都市
地域
病院
教育
高等学校
中学校
- 旭市立干潟中学校
- 旭市立海上中学校
- 旭市立第一中学校
- 旭市立第二中学校
- 旭市立飯岡中学校
小学校
- 旭市立飯岡小学校
- 旭市立嚶鳴小学校
- 旭市立共和小学校
- 旭市立古城小学校
- 旭市立琴田小学校
- 旭市立三川小学校
- 旭市立滝郷小学校
- 旭市立中央小学校
- 旭市立中和小学校
- 旭市立鶴巻小学校
- 旭市立富浦小学校
- 旭市立豊畑小学校
- 旭市立干潟小学校
- 旭市立萬歳小学校
- 旭市立矢指小学校
文化施設
博物館
- 大原幽学記念館
旭市の施設
- 飯岡体育館・飯岡野球場・飯岡庭球場
- 海上体育館
- 海上野球場・庭球場
- 干潟さくら台野球場・庭球場
- あさひパークゴルフ場
- 旭スポーツの森公園
- 飯岡刑部岬展望館〜光と風〜
- 海上コミュニティ運動公園
- 旭市海上キャンプ場
- 滝のさと自然公園
- 文化の杜公園
千葉県の施設
- 千葉県東総文化会館
- 千葉県総合スポーツセンター 東総運動場
- 千葉県立東部図書館
交通
道路
鉄道と駅
路線バス
高速バス
- 犬吠号(旭ルート): 浜松町BT・東京駅 - 干潟・旭・旭中央病院東 - 海上・飯岡・銚子駅・犬吠埼 (千葉交通、京成バス)
- 銚子 - 千葉・幕張線: 免許センター・海浜幕張駅・千葉中央駅・千葉駅 - 干潟駅前・旭・海上・飯岡・陣屋町 (千葉交通) ※平日1往復
一般路線バス
- 旭市コミュニティバス(千葉交通が委託)
- 千葉交通
観光
史跡
- 大原幽学遺跡史跡公園 - 1988年(昭和63年)11月17日に大原幽学ゆかりの農家・旧林家住宅を復元[6][7]。1990年(平成17年)5月10日に周辺約4ヘクタールを整備して大原幽学遺跡史跡公園として開園した[8]。(国の史跡)
- 御前鬼塚古墳
- 香取航空基地跡地-太平洋戦争中、神風特攻隊が硫黄島に向けて出撃した。現・あさひ鎌数工業団地。
社寺
- 玉崎神社(本殿、拝殿および狛犬は千葉県指定有形文化財)
- 熊野神社(旭市二)(神事の「熊野神社の神楽」は千葉県指定無形民俗文化財)
- 鎌数伊勢大神宮(神事の「鎌数の神楽」は千葉県指定無形民俗文化財)
- 八坂神社(太田のエンヤーホーは千葉県指定無形民俗文化財)
- 殿玉山西德院 東漸寺
- 佛瀧山 龍福寺(「岩井の滝不動」、「岩井の不動堂」などとも称される。境内の森は千葉県指定天然記念物に指定されている)
- 雷神社
- 水神社永代大御神楽(千葉県指定無形民俗文化財)
- 浦賀神社
- 太田神社
- 櫻井子安神社
- 金剛山 長禪寺
- 北陸山金剛院 東榮寺
古墳
名所
海水浴場
- 矢指ヶ浦海水浴場
- 飯岡海岸海水浴場 - 海水浴場の横ではサーフィンや釣りが楽しめる。
道の駅
- 季楽里あさひ
その他
祭事・催事・イベント
- 飯岡しおさいマラソン大会 - 2月の第一日曜日に開催。
- 飯岡海浜花火大会 - 7月最終土曜日に開催
- いいおかYOU・遊フェスティバル - 7月最終土曜日,日曜日に開催
- 旭市七夕まつり - 8月6日、7日に開催
出身有名人
財界
- 茂木啓三郎(元キッコーマン社長、旭市名誉市民)
- 東京商科大(現在の一橋大学)を卒業し、当時の野田醤油(現在のキッコーマン)に入社。手腕が認められ茂木家に婿入り。キッコーマン中興の祖と呼ばれる。勲二等瑞宝章が授与された。
政界
医療
- 諸橋芳夫(元旭中央病院長、旭市名誉市民)
作家
画家
工芸家
デザイナー
- 仲條正義(グラフィック・デザイナー)
- 2011年まで資生堂PR誌「花椿」のアートディレクターを務めた。千葉県のロゴ「ちば」は仲條のデザイン。
漫画家
スポーツ
プロ野球
- 石毛宏典(元・プロ野球選手)
- 銚子市立銚子高等学校、駒澤大学卒業後、西武ライオンズに入団。同年新人王獲得。西武ライオンズの黄金期の立役者として活躍。福岡ダイエーホークスに移籍後引退。監督としてはオリックス・ブルーウェーブの監督を務めた。四国アイランドリーグの創設・代表者を経て現在は関西独立リーグの最高顧問。
- 高木晃次(元・プロ野球選手)
- 私立横芝敬愛高等学校卒業、阪急ブレーブスに入団。福岡ダイエーホークス、ヤクルトスワローズを経て、現在千葉ロッテマリーンズに在籍中(現スコアラー)
- 高橋重行(元・プロ野球選手)
- 千葉県立千葉商業高等学校を中退し、大洋ホエールズに入団。引退後は阪神タイガースの投手コーチを務めた。
- 土屋正勝(元・プロ野球選手)
- 千葉県立銚子商業高等学校卒業、プロ野球中日ドラゴンズに入団。
- 尾上旭(元・プロ野球選手)
- 千葉県立銚子商業高等学校、中央大学卒業後、プロ野球中日ドラゴンズに入団。
- 遠藤伸久(元・プロ野球選手)
- 銚子市立銚子高等学校卒業、プロ野球阪神タイガースに入団。
- 杉山翔大(プロ野球選手)
- 千葉県立東総工業高等学校卒業、中日ドラゴンズ所属。
プロ野球以外
- 荒井のり子(陸上競技 車いす200m走)
- 3大会連続してパラリンピック(アトランタ、シドニー、アテネ)に出場、金メダル2個、銀メダル2個、銅メダル1個の合計6個を獲得。千葉県県民栄誉賞を受賞。
- 富沢祥也(オートバイレース選手)
- 元ロードレース世界選手権(MotoGP)ライダー。
- 長澤義明(自転車ビルダー、メカニシャン)
- 千葉県立東総工業高等学校卒業。中野浩一の世界選手権自転車競技大会プロ・スプリント10連覇時の自転車ビルダー及びメカニシャン。
芸能
- 椎名佐千子(歌手)
- 千葉県立銚子高等学校卒業、2002年に歌手デビュー。2013年に旭市観光大使を委嘱された。
- 高品格(俳優)
- 1984年の『麻雀放浪記』では主人公の青年に麻雀の積込み技を伝授する老人「出目徳」役で、博徒の刹那的な生き方を好演、第58回キネマ旬報賞、第39回毎日映画コンクール、第27回ブルーリボン賞、第9回報知映画賞、第8回日本アカデミー賞など多くの最優秀助演男優賞を受賞した。
- 高品剛(俳優)
- 実写版「ドカベン」で岩鬼正美役を演じた。
- 中條現子(アナウンサー)
- 菅谷哲也(俳優、タレント)
- テラスハウス (テレビ番組)に出演。
- 實川風(ピアノ奏者)
- 東京藝術大学卒業。2015年10月のロン=ティボー=クレスパン国際コンクールにて第3位を受賞した。
- 桂竹千代(落語家)
- 千葉県立匝瑳高等学校、明治大学卒業。2011年に桂竹丸に入門。2017年に旭市観光大使を委嘱された。
旭に由縁がある著名人
- 木曾義昌 - 戦国時代の武将、後年に徳川家康によってこの地に移封され没する。墓所は千葉県旭市網戸の東漸寺。遺体は椿海に水葬されたという逸話があり、その一角に木曾義昌公歴史公園が存在。
- 大原幽学- 江戸時代後期の農政学者、農民指導者。天保9年(1838年)に農業協同組合(農協)を世界で初めて創設した。
- 飯岡助五郎- 旧飯岡町周辺を縄張りとした侠客。『天保水滸伝』に笹川繁蔵との争いがまとめられた。
- 藤城清治- 影絵作家、太平洋戦争中、海軍予備学生として香取航空基地に配属された。
- ちばてつや- 漫画家、旧飯岡町で幼少期を過ごす。刑部岬にある飯岡上永井公園には、「あしたのジョー」の石像が設置されている。あさひパークゴルフ場のキャラクターデザインも手がけている。
- 座頭市- 飯岡助五郎の配下であった盲目の侠客がモデル。勝新太郎やビートたけしが演じた。
- 蛯原英里(チャイルド・ボディ・セラピスト)- 総合病院国保旭中央病院に勤務した。2003年、旭市ミス七夕コンテストに出場し準ミスに選ばれた。
その他
- 市外局番は市内全域「0479」。但し、合併当初は市内局番が「6X」の地域(旧・旭市と旧・干潟町)は「八日市場MA」、市内局番が「5X」の地域(旧・海上町と旧・飯岡町)は「銚子MA」であり、市内でMAをまたがる区域の通話は市外局番からかける必要があったが、2009年11月1日より市内全域が八日市場MAに統合されて問題が解消した。
- 千葉県旭市ロ1番地(郵便番号:289-2516)は日本一短い地名の一つである。
- 2007年9月14日放送のテレビチャンピオン2においてサンドアート選手権の舞台となった。
- 浪曲『天保水滸伝』はこの付近が舞台、登場人物の侠客、飯岡助五郎が活躍した。
- 2000年に公開された山崎貴映画監督の初作品ジュブナイルの撮影が旭市(旧飯岡町)で行われた。
関連項目
脚注
- ↑ 1.0 1.1 “新「旭市」がスタート 人口7万、世帯数2万 新市長選 24日告示、31日投開票 行事、手続き目白押し 農業生産額は県内1位に”. 千葉日報 (千葉日報社): pp. 朝刊 16. (2005年7月2日)
- ↑ 旭市市勢要覧2013より
- ↑ 旭市ホームページより
- ↑ 角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 12 千葉県』、角川書店、1984年 ISBN 4040011201 より
- ↑ 日経ビジネスオンラインより
- ↑ “農村指導者・幽学ゆかりの旧林家住宅、きょう復元式”. 毎日新聞 (毎日新聞社): pp. 朝刊 25. (1988年11月17日)
- ↑ “江戸期の農村改革者―幽学のモデル農家復元 干潟できょうテープカット”. 読売新聞 (読売新聞社): pp. 朝刊 25. (1988年11月17日)
- ↑ “幽学しのぶ公園完成 干潟町史跡周辺約4ヘクタール”. 読売新聞 (読売新聞社): pp. 朝刊 25. (1990年5月11日)
外部リンク
- 行政
- 観光