木津駅 (京都府)

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木津駅(きづえき)は、京都府木津川市木津池田にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)の。京都府最南端の駅。

概要

京都府南部の木津川市の代表駅で、京橋方面・京都方面・奈良方面・亀山方面の4方向に線路がつながり、2路線の起点駅に当たる交通の要衝。

乗り入れ路線

関西本線奈良線片町線の3路線が乗り入れ、このうち関西本線を所属線とする[1]。奈良線と片町線は当駅が路線の始終着駅だが、奈良線の列車は運転系統上、関西本線に乗り入れ奈良駅を始終着としている。片町線は、奈良駅へ乗り入れる早朝2本、深夜2本を除く全ての列車が当駅を始終着とする。アーバンネットワークエリア内で、関西本線は「大和路線」の路線愛称設定区間に含まれ、片町線は「学研都市線」の路線愛称が設定されている。

駅番号は関西本線(大和路線)がJR-Q38、奈良線がJR-D19、片町線(学研都市線)がJR-H18

歴史

ファイル:Kizu.JPG
旧駅舎(2005年3月23日)

駅構造

木津駅配線図

左と下の側線は保線車両用


西木津駅/↑上狛駅/加茂駅テンプレート:BS8text

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平城山駅

島式ホーム2面4線を有する地上駅橋上駅舎)。現在の橋上駅舎は2007年平成19年)4月1日に使用を開始した。独特の流線型を持つ外観は、木津川の流れをイメージした。また、木材の流通で栄えた町(旧木津町)の歴史を表すため、随所に木目調のデザインを取り入れている。ホームとは跨線橋で結ばれる。

旧駅舎は大正時代に建てられた平屋で、ホームには線路下の通路(線路が築堤上のため通路は地平レベル)で連絡していた。なお、現在は駅の東西を結ぶ連絡通路に再活用している。また、以前は現在の1番のりばの西側に2線、両ホームの間に2線、東側に留置線(6本)が敷設されていた。その名残で運転取り扱い上は、1・2番のりばが「3番線」「4番線」、3・4番のりばが「7番線」「8番線」になっている。

駅構内の自動放送は、橋上駅舎化以前は「○番線」とアナウンスしたが、現在はJR西日本で一般的な「○番のりば」の表現に更新されている。

奈良駅が管理する直営駅で、ICカード乗車券ICOCA」の利用エリアに含まれる。

のりば

のりば 路線 行先 備考
1 H 学研都市線 四条畷京橋北新地方面
2 Q 大和路線 加茂亀山方面
D 奈良線 宇治京都方面 一部は1番のりば
3 奈良方面
4 Q 大和路線 奈良天王寺大阪方面 一部は3番のりば
  • 上表の路線名は、旅客案内上の名称(愛称)で表記。
  • 学研都市線から乗り入れる奈良行き、一部の京都行きは1番のりばから発車する。

奈良方面行きは、大和路線は3・4番のりば、奈良線は1・3番のりばに入線できる。基本的に大和路線の列車は4番のりば、奈良線の列車は3番のりばに入線する。

3番のりばは加茂方面と京都方面の両方向、4番のりばは加茂方面へ出発も可能。4番のりばから毎朝、加茂方面に向かう回送列車1本が運転されている。3番のりばは、事故や各種トラブルでダイヤが大幅に乱れたとき、到着した奈良線の列車が京都方面へ折り返す。奈良方面から4番のりばへの入駅も可能である。

線路配線上、学研都市線の列車は1番のりばのみしか使用できない。奈良駅に乗り入れる学研都市線列車は両方向とも1番のりばに停車する。また、奈良線京都方面の列車の待避線としての役割も持つ(線路は加茂方面にもつながるが、進路は設定されていない)が、2009年(平成21年)3月14日現在のダイヤでは1番のりばの待避列車はない。ただし、レール磨きで奈良線京都方面への列車が1日2本、1番のりばに停車する。

学研都市線の最終電車(日付変更前に到着)は、1番のりばで夜間滞泊し、翌日の5時半の始発列車として運用される。

ダイヤ

大和路線

大和路快速、快速、区間快速が毎時2本発着する。また、木津駅 - 奈良駅間は奈良線みやこ路快速・普通が各毎時2本乗り入れる(みやこ路快速・奈良線快速電車は、次の平城山駅は通過)。

奈良線

みやこ路快速・普通が各毎時2本運転する。全ての電車が奈良駅まで乗り入れる。

学研都市線

快速・区間快速が毎時2本発着する。

停車する全ての電車は、半自動扱いとなる。

接続

接続は比較的考慮されるが、学研都市線から他路線への接続はやや悪い。

利用状況

京都府統計書によると、1日平均乗車人員は以下の通りである。

年度 一日平均
乗車人員
1999年 3,197
2000年 3,115
2001年 3,090
2002年 3,104
2003年 3,082
2004年 3,071
2005年 3,096
2006年 3,118
2007年 3,211
2008年 3,301
2009年 3,241
2010年 3,318
2011年 3,342
2012年 3,419
2013年 3,556
2014年 3,707
2015年 4,123
2016年 4,458

駅周辺

駅の東側には田畑が広がる。商店や住宅は西側に広がる。現在、駅西側で「木津駅前土地区画整理事業(木津川市施行)」が、今回開設される駅東口方面約1.5kmでは木津中央地区土地区画整理事業(都市機構施行)が実施されている。

バス路線

ファイル:Kinotsu Bus.jpg
きのつバス 背後は木津駅新駅舎

橋上駅舎化に伴って東口に駅前交通広場が2007年(平成19年)7月2日に開設され、奈良交通路線バスが木津南地区(州見台・梅見台)から乗り入れを開始している。

奈良交通
西口
52・71・72系統 : 木津市役所 - 南後背 - 山田川駅 -(52系統のみ・南陽高校休校日は運休)南陽高校
72系統:鹿背山
東口
33系統:梅美台三丁目 - 州見台六丁目 - 朱雀六丁目 - 高の原駅
きのつバス(木津川市コミュニティバス)
西口
木-1系統 : 梅谷 / 高の原駅
木-2系統 : 鹿背山 / 高の原駅
木-3系統 : 木津川台 / 高の原駅
木津川市コミュニティバス 山城線
渋川行き (平日のみ運行)

隣の駅

西日本旅客鉄道(JR西日本)
Q 大和路線(関西本線)
大和路快速・快速・区間快速・普通
加茂駅 (JR-Q39) - 木津駅 (JR-Q38) - 平城山駅 (JR-Q37)
D 奈良線
みやこ路快速・快速
玉水駅 (JR-D16) - 木津駅 (JR-D19) - 奈良駅 (JR-D21)
区間快速・普通
上狛駅 (JR-D18) - 木津駅 (JR-D19) - 平城山駅 (JR-D20)
H 学研都市線(片町線)
快速・区間快速
平城山駅 (JR-Q37) - 木津駅(JR-Q38/JR-H18) - 西木津駅 (JR-H19)
普通(上りは早朝の5本、下りは1本のみ運転)
木津駅 (JR-H18) - 西木津駅 (JR-H19)
新木津駅(休止時点)
関西鉄道
支線(加茂方面)
加茂駅 - 新木津駅 - 祝園駅
支線(木津方面)
木津駅 - 新木津駅 (- 祝園駅)
  • 新木津駅自体は、現在の片町線における木津駅と西木津駅の間に存在していた。なお新木津駅休止時点では、西木津駅は未開業。

脚注

  1. 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年 ISBN 978-4533029806
  2. 「ICOCA」いよいよデビュー! 〜 平成15年11月1日(土)よりサービス開始いたします 〜インターネットアーカイブ) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2003年8月30日

関連項目

外部リンク

テンプレート:大和路線 テンプレート:奈良線 テンプレート:学研都市線