本八幡駅

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本八幡駅(もとやわたえき)は、千葉県市川市八幡二丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東京都交通局都営地下鉄)のである。市川市の中心街にある。

乗り入れ路線

JR東日本の総武本線緩行線を走る中央・総武線各駅停車のみが停車)と東京都交通局の都営地下鉄新宿線が乗り入れ、接続駅となっている。JR中央・総武線各駅停車の駅番号は「JB 28」。

都営新宿線は当駅が終着駅であり、「S 21」の駅番号が付与されている。東京都交通局の運営する鉄道路線では唯一東京都域外に存在する駅である。

歴史

  • 1935年昭和10年)9月1日 - 総武本線の本八幡駅が開業[1]。駅名の由来は所在地となる町名からだが鹿児島本線八幡駅との同名回避目的もあり「本八幡」とした。だが元から「本八幡」という地名があったわけではないのに何故そうなったのかは真相不明だという。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる[1]
  • 1989年平成元年)3月19日 - 都営地下鉄新宿線の駅が開業[2]。当初は仮設駅として営業していた。

駅構造

JRの駅と都営地下鉄の駅とは、駅ビルShapo本八幡)の中にある連絡通路で結ばれている。さらに都営地下鉄の駅は、京成電鉄京成八幡駅とも地下連絡通路で結ばれている。

JR東日本

島式ホーム1面2線を有する高架駅である。みどりの窓口自動改札機指定席券売機が設置されている。

のりば

番線 路線 方向 行先
1 JB 総武線(各駅停車) 西行 錦糸町秋葉原新宿方面
2 東行 船橋津田沼千葉方面

(出典:JR東日本:駅構内図

東京都交通局(都営地下鉄)

島式ホーム1面2線を有する地下駅である。

開業当初はコンコースの半分がまだ完成しておらず、仮設駅として営業していたが、1991年9月1日にコンコースを拡幅し、本設駅として営業を開始した。

都営地下鉄最東端、かつ東京都外に所在する唯一の駅である。東京都シルバーパスが都外では唯一使用可能。また、都営まるごときっぷ(1日乗車券)など都営交通限定の割引乗車券類を都外で唯一発売している駅でもあり、都営地下鉄を使えるものであれば当駅も乗降が可能である。

馬喰駅務管区本八幡駅務区として、船堀駅 - 篠崎駅間を管理している。2018年度には、ホームドアも整備される。

のりば

番線 路線 行先 備考
1・2 S 都営新宿線 神保町新宿KO 京王線方面 新宿駅から KO 京王線へ直通
(新宿~笹塚駅間は KO 京王新線へ直通)

江戸川区内の新宿線各駅と同様に駅シンボルが設置されているが、当駅では市川市のであるクロマツが飾られている。

かつては、当駅から東京10号線延伸新線(元々は千葉県営鉄道北千葉線)が延伸して新鎌ヶ谷駅方面まで乗り入れる計画が存在していたが、2013年(平成25年)9月に計画が廃止された[4]。現在は、京成バス市川営業所の高塚線によって、当駅から北総鉄道北総線大町駅東松戸駅を結んでいる。

地下通路を介し成田空港直通の京成本線京成八幡駅と接続している。地上と改札階を結ぶエレベーターは国道14号を挟んで南北にそれぞれ設置されており、南側のA4b出入口は2010年2月11日に[広報 2]、北側のA4a出入口は2013年7月19日に[広報 3]供用を開始した。

利用状況

  • JR東日本 - 2017年度の1日平均乗車人員59,869人である[利用客数 1]
    JR東日本全体では蕨駅に次いで79位。最新データでは西隣の快速停車駅の市川駅より1,400人程少ないが、年度によっては市川駅の人数を超えることもある。
  • 東京都交通局 - 2016年度の1日平均乗降人員74,605人(乗車人員:37,515人、降車人員:37,090人)である[利用客数 2]
    都営新宿線全21駅の中では森下駅に次ぐ第7位。

近年の1日平均乗降人員の推移は下表の通りである。

年度別1日平均乗降人員[* 1]
年度 東京都交通局
1日平均
乗降人員
増加率
2003年(平成15年) 61,756 −0.3%
2004年(平成16年) 61,549 −0.3%
2005年(平成17年) 61,803 0.4%
2006年(平成18年) 62,938 1.8%
2007年(平成19年) 66,262 5.3%
2008年(平成20年) 67,394 1.7%
2009年(平成21年) 68,220 1.2%
2010年(平成22年) 68,498 0.4%
2011年(平成23年) 66,877 −2.4%
2012年(平成24年) 68,016 1.7%
2013年(平成25年) 69,258 1.8%
2014年(平成26年) 69,928 1.0%
2015年(平成27年) 72,050 3.0%
2016年(平成28年) 74,605 3.5%

近年の1日平均乗車人員の推移は下表の通りである。

年度別1日平均乗車人員[* 2][* 3]
年度 JR東日本 東京都交通局 出典
1989年(平成元年) 57,854 16,245 [千葉県統計 1]
1990年(平成02年) 59,782 19,880 [千葉県統計 2]
1991年(平成03年) 61,325 22,670 [千葉県統計 3]
1992年(平成04年) 62,653 25,236 [千葉県統計 4]
1993年(平成05年) 62,235 27,895 [千葉県統計 5]
1994年(平成06年) 61,463 29,588 [千葉県統計 6]
1995年(平成07年) 60,777 29,419 [千葉県統計 7]
1996年(平成08年) 60,077 29,176 [千葉県統計 8]
1997年(平成09年) 58,589 29,189 [千葉県統計 9]
1998年(平成10年) 57,689 29,719 [千葉県統計 10]
1999年(平成11年) [JR 1]56,954 29,533 [千葉県統計 11]
2000年(平成12年) [JR 2]56,875 29,917 [千葉県統計 12]
2001年(平成13年) [JR 3]56,745 30,847 [千葉県統計 13]
2002年(平成14年) [JR 4]56,871 31,533 [千葉県統計 14]
2003年(平成15年) [JR 5]56,938 31,438 [千葉県統計 15]
2004年(平成16年) [JR 6]57,016 31,325 [千葉県統計 16]
2005年(平成17年) [JR 7]57,366 31,465 [千葉県統計 17]
2006年(平成18年) [JR 8]58,105 31,964 [千葉県統計 18]
2007年(平成19年) [JR 9]58,509 33,383 [千葉県統計 19]
2008年(平成20年) [JR 10]58,190 33,948 [千葉県統計 20]
2009年(平成21年) [JR 11]58,066 34,326 [千葉県統計 21]
2010年(平成22年) [JR 12]57,429 34,413 [千葉県統計 22]
2011年(平成23年) [JR 13]56,644 33,583 [千葉県統計 23]
2012年(平成24年) [JR 14]57,348 34,194 [千葉県統計 24]
2013年(平成25年) [JR 15]58,274 34,820 [千葉県統計 25]
2014年(平成26年) [JR 16]57,988 35,171 [千葉県統計 26]
2015年(平成27年) [JR 17]58,835 36,225 [千葉県統計 27]
2016年(平成28年) [JR 18]59,143 37,515 [千葉県統計 28]
2017年(平成29年) [JR 19]59,869

駅周辺

市川市の行政施設や商業施設が数多く集まる。

JR本八幡駅と京成八幡駅の間は再開発地区に指定されており、再開発が進められている。2013年9月にはこの再開発地区に京成電鉄本社が移転した。

駅周辺施設

  • 京成八幡駅 - 都営地下鉄とは乗換駅として地下通路を通して連絡しているが、JR東日本との連絡業務は取り扱っていない。

行政

学校

郵便局・金融機関

商業施設

企業

その他

バス路線

北口

全て京成バスによる運行である。

  • 1番のりば
  • 2番のりば
    • 本71鬼越駅経由 市川学園・医療センター入口行(医療センター行きは本数少)
    • 本72:八幡六丁目経由 市川学園行(平日のみ・本数少)
    • 本73:ニッケコルトンプラザ・鬼越駅経由 市川学園行
    • 本73:ニッケコルトンプラザ・鬼越駅・市川学園経由 医療センター入口行(夕方のみ)
    • 本74:鬼越駅・市川学園経由 市川学園正門前行
    • 本11:八幡六丁目・市川学園経由 市川学園・医療センター入口・霊園入口行
    • 本12:八幡六丁目・市川学園・保健医療福祉センター経由 医療センター入口行(平日のみ)
    • 本13:八幡六丁目・市川学園・市川大野駅経由 医療センター入口・霊園入口行(土休日は本数少)
    • 本14:八幡六丁目・市川学園・市川大野駅経由 市川営業所行
    • 本15:八幡六丁目・市川学園・市川大野駅経由 動植物園行(土休日のみ)
南口

駅から約100m程南の場所にあり、全て京成トランジットバスによる運行である。

隣の駅

JR logo (east).svg 東日本旅客鉄道
JB 総武線(各駅停車)
市川駅 (JB 27) - 本八幡駅 (JB 28) - 下総中山駅 (JB 29)
PrefSymbol-Tokyo.svg 東京都交通局
S 都営新宿線
急行
船堀駅 (S 17) - 本八幡駅 (S 21)
各駅停車
篠崎駅 (S 20) - 本八幡駅 (S 21)

脚注

注釈

出典

  1. 1.0 1.1 曽根悟(監修) 『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』26号 総武本線・成田線・鹿島線・東金線、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010-01-17、17-19。
  2. “一番乗り狙ったマニアも 都営地下鉄新宿線本八幡延伸 午前中の乗車率60%”. 毎日新聞 (毎日新聞社). (1989年3月20日) 
  3. “都営新宿線におけるホームドアの設置、運用開始について” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 東京都交通局, (2018年2月26日), https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/pickup_information/news/pdf/2018/sub_p_20180226_h_01.pdf . 2018閲覧. 
  4. “新鎌ケ谷への延伸計画廃止 都営新宿線”. 千葉日報 (千葉日報社). (2013年9月4日) 

広報資料・プレスリリースなど一次資料

統計資料

JR・地下鉄の1日平均利用客数
  1. 各駅の乗車人員 - JR東日本
  2. 各駅乗降人員一覧 - 東京都交通局
JR東日本の1999年度以降の乗車人員
JR・地下鉄の統計データ
  1. 各種報告書 - 関東交通広告協議会
  2. 千葉県統計年鑑
  3. 市川市統計年鑑 - 市川市
千葉県統計年鑑

関連項目

外部リンク