本厚木駅

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本厚木駅(ほんあつぎえき)は、神奈川県厚木市泉町にある、小田急電鉄小田原線である。駅番号OH 34。「本厚(ホンアツ)」と略されることがある。

年表

  • 1927年昭和2年)
    • 4月1日 - 相模厚木駅として開業。「直通」の停車駅となる。各駅停車は当駅までの運行はなかった。
    • 10月15日 - 急行が設定され、停車駅となる。
  • 1941年(昭和16年)11月25日 - 神中鉄道(現・相模鉄道)の列車が海老名駅から当駅まで乗り入れる。
  • 1944年(昭和19年)
  • 1945年(昭和20年)6月 - 従来、新宿駅 - 稲田登戸駅(現・向ヶ丘遊園駅)間のみの各駅停車が全線で運行されることとなり、各駅停車の停車駅となる。同時に、「直通」は廃止される。
  • 1946年(昭和21年)10月1日 - 準急が設定され、停車駅となる。
  • 1949年(昭和24年)10月1日 - 急行が復活し、停車駅となる。
  • 1955年(昭和30年)3月25日 - 通勤急行が設定され、停車駅となる。
  • 1960年(昭和35年)3月25日 - 通勤準急が設定され、停車駅となる。
  • 1964年(昭和39年)11月5日 - 相模鉄道からの乗り入れがなくなる。
  • 1968年(昭和43年) - ロマンスカー「さがみ」停車開始。
  • 1976年(昭和51年)6月 - 高架駅化。
  • 1977年(昭和52年)3月29日 - 駅周辺連続立体交差化。
  • 1978年(昭和53年)3月31日 - 帝都高速度交通営団千代田線と相互直通運転開始。
  • 1982年(昭和57年)
    • 3月23日 - 駅ビル「ミロード」開店。
    • 11月21日 - 小田急初の自動精算機が2台設置される。
  • 1984年(昭和59年)2月1日 - ロマンスカー「あさぎり」が停車開始。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化に伴い、「あさぎり」の乗り入れ先が東海旅客鉄道(JR東海)となる。
  • 1992年平成4年) - 中央改札内にエスカレーターが設置される。
  • 1995年(平成7年)3月4日 - ロマンスカー「あしがら」の一部列車が停車開始。
  • 1999年(平成11年) - 従来の「さがみ」「あしがら」に代わり「サポート」の名称を採用。「さがみ」「あしがら」が廃止され、「サポート」が停車開始。また、新宿駅18時以降出発の下り特急列車の愛称を運転系統に関係なく「ホームウェイ」とする。「ホームウェイ」停車開始。
  • 2003年(平成15年)3月23日 - 東口改札内にエレベーターが設置され、供用開始。
  • 2004年(平成16年)
    • 4月1日 - 営団改組に伴い、乗り入れ先事業者が東京地下鉄(東京メトロ)となる。
    • 12月11日
      • 快速急行区間準急が設定され、停車駅となる。
      • ロマンスカー愛称整理に伴い、「はこね」が停車開始。合わせて「サポート」は「さがみ」に名称変更。
  • 2006年(平成18年)
    • 2月23日 - 駅構内に自動体外式除細動器 (AED) が設置される。
    • 3月 - 上下ホームに待合室が設置される。
    • 中央改札口付近が改装され、山側から自動券売機、定期券・特急券売場、改札機の順となる。
  • 2009年(平成21年)3月14日 - 50000形「VSE」定期列車が当駅に停車開始。
  • 2010年(平成22年)11月3日 - いきものがかりの楽曲「YELL」が当駅の接近メロディに採用され、同日から使用開始。
  • 2011年(平成23年)1月17日 - 駅構内コンコース、ホームに設置されている発車案内表示器がフルカラーLED式に更新される。
  • 2012年(平成24年)3月17日 - 当駅から新松田駅方面の区間準急の設定を廃止。また、当駅始発・終着の「ベイリゾート」の運行を休止。

駅構造


本厚木駅
配線図
厚木駅
4 3 2 1


ENDEa STRg STRf
KRWg+l KRWgr KRWgl KRW+r
STR+BSl STR+BSr STR+BSl STR+BSr
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KRWl KRWg+r STR STR
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愛甲石田駅

島式ホーム2面4線を有する高架駅。小田原方に引き上げ線を有し、3・4番ホームは小田原方面からの上り列車と当駅始発の折り返し列車の同時進入が可能である。また、1・4番線には安全側線が設置されている。

改札口はホーム中央の地上に中央改札、新宿側地上に東口改札、そして新宿側階段を上ると駅ビル本厚木ミロード1」の4階と直結するミロード口がある。中央改札はホームへのエスカレーター、東口改札には同様にエレベーターが備えられている。ミロード口は自動改札機のみ設置されている。改札外に自動券売機定期券売り場、中央改札内にトイレ、ホームに特急券売機、待合室などがある。

売店は、ホームの上りに2か所、下りに1か所、北口と東口に1か所ずつ、都合5か所存在する。ホームの新宿よりにある2か所は、コンビニエンスストア形式になっている。

中央改札付近には厚木市役所本厚木駅連絡所や観光案内窓口がある。

駅長所在駅。相模大野管区本厚木管内として、本厚木 - 伊勢原間を管理している。

2011年1月17日に、上りホーム・下りホームとコンコースの発車案内表示器フルカラーLED式に更新された。

のりば

ホーム 路線 方向 行先
1・2 OH 小田原線 下り 小田原箱根湯本方面
3・4 上り 相模大野新宿千代田線方面

内側2線(2・3番ホーム)が主本線、外側2線(1・4番ホーム)が待避線であるが、小田原方面ならびに引き上げ線からの同時入線が生じる場合は、引き上げ線からの列車が3番ホームに入り、小田原方面からの列車は本来待避線である4番ホームに入線する。

新宿駅からの各駅停車・準急の多くは当駅で折り返す。 朝ラッシュ時に運行されている千代田線直通の準急も海老名始発の平日の1本を除き、すべて当駅が始発・終点となっている。常磐緩行線取手発当駅止まり、当駅始発常磐緩行線我孫子行きも数本設定され、常磐線各駅停車用車両E233系2000番台も当駅まで乗り入れる。当駅が始発・終点の「さがみ」・「ホームウェイ」・「メトロさがみ」・「メトロホームウェイ」も設定されている。なお、かつて運行されていた区間準急(新宿駅などから当駅に到着する便)は一部を除き当駅で折り返していた。

当駅で特急ロマンスカーの接続通過待ちを行う列車や、平日8時台の一部の急行小田原行は1番ホームからの発車である。

当駅から小田原方面の快速急行・急行は、全列車が新松田駅まで各駅に停車する。

2010年11月3日より海老名駅とともに接近メロディとして、海老名市・厚木市出身の音楽ユニットいきものがかりの楽曲を採用することになり、当駅では「YELL」が使用されている(海老名駅では「SAKURA」を使用)[1][2]

新宿発着の小田原や箱根や御殿場に行く特急ロマンスカーは、2012年3月17日実施のダイヤ改正から、平日下り2本(「はこね」15号・「メトロはこね」21号)と「スーパーはこね」を除く全ての定期列車が当駅に停車するようになった。しかし、2016年3月26日実施のダイヤ改正で、2つ手前の海老名駅に特急ロマンスカーが新規停車駅として追加されることとなったため、当駅の停車本数が若干減少する。なお、海老名駅に停車する列車は当駅を通過し、当駅に停車する列車は海老名駅を通過するパターンが基本となっているが、両方停車するのも存在する。

2013年3月 - 2014年3月にかけ駅1階の大規模改装が行われる。

利用状況

2017年度の1日平均乗降人員153,190人である[利用客数 1]。小田急70駅中第6位。[3]

近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は下表の通りである。

年度別1日平均乗降・乗車人員
年度 1日平均
乗降人員[4]
1日平均
乗車人員[5]
出典
[6]1928年(昭和03年) 1,238
1930年(昭和05年) 1,305
1935年(昭和10年) 1,034
1940年(昭和15年) 2,817
1946年(昭和21年) 9,394
1950年(昭和25年) 9,337
1955年(昭和30年) 12,688
1960年(昭和35年) 21,481
1965年(昭和40年) 43,569
1970年(昭和45年) 61,981
1972年(昭和47年) 68,654
1975年(昭和50年) 77,740
1980年(昭和55年) 81,674
1982年(昭和57年) 109,335
1985年(昭和60年) 135,650
1990年(平成02年) 154,678
1992年(平成04年) 157,655
1994年(平成06年) [7]160,652
1995年(平成07年) 158,685 80,397 [* 1]
1998年(平成10年) 77,262 [* 2]
1999年(平成11年) 74,965 [* 3]
2000年(平成12年) 145,001 74,043 [* 3]
2001年(平成13年) 145,277 74,146 [* 4]
2002年(平成14年) 143,646 73,153 [* 5]
2003年(平成15年) 140,752 71,535 [* 6]
2004年(平成16年) 139,919 70,424 [* 7]
2005年(平成17年) 141,390 71,111 [* 8]
2006年(平成18年) 145,643 73,198 [* 9]
2007年(平成19年) 147,618 73,983 [* 10]
2008年(平成20年) 146,668 73,372 [* 11]
2009年(平成21年) 143,426 71,591 [* 12]
2010年(平成22年) 141,839 70,743 [* 13]
2011年(平成23年) 140,186 69,900 [* 14]
2012年(平成24年) 143,663 71,580 [* 15]
2013年(平成25年) 147,004 73,193 [* 16]
2014年(平成26年) 147,887 73,621 [* 17]
2015年(平成27年) 152,467 75,890 [* 18]
2016年(平成28年) 153,562 76,476 [* 19]
2017年(平成29年) 153,190

駅周辺

厚木市の中心市街地であり、商店や商業施設、銀行などが立地する。かつては志澤丸井長崎屋パルコイトーヨーカドーなどの商業施設も立地していた。

駅周辺はホルモン焼き店が多く立地していることから、2000年代中頃から地元の商店会はそれらを「厚木シロコロ・ホルモン」とアピールしている。

2010年9月18日(土)・19日(日)に開催されたB-1グランプリin厚木の最寄駅である。

南口では、2019年度竣工予定で地上22階地下1階の共同住宅を柱とした高層ビルと駅前広場の整備を主にする再開発事業が実施されている[8]

商業施設

郵便局・金融機関

銀行はメガバンク再編前から上位都銀のほぼすべてが店舗を構えていた。

公的施設など

教育施設

  • 松蔭大学厚木ステーションキャンパス
  • 厚木看護専門学校
  • 厚木調理師学校
  • 関東歯科衛生士専門学校
  • 厚木文化専門学校
  • 厚木高等専修学校
  • YMCA健康福祉専門学校

シティホテル

  • レンブラントホテル厚木(旧・ロワジールホテル厚木・厚木ロイヤルパークホテル)

ビジネスホテル

  • 小田急ステーションホテル本厚木(本厚木ミロード内、旧・小田急厚木ホテル)
  • アーベントホテル厚木(免震構造ホテル)
  • 厚木アーバンホテル
  • 厚木シティホテル
  • プラザホテル厚木
  • パークインホテル厚木
  • ホテルビスタ厚木
  • RIGNA厚木
  • ホテル東海
  • 旅館さがみ
  • ビジネスホテル夕霧

本社・事業所

バスによりアクセスが可能

自然・観光

バスによりアクセスが可能

バス路線

参照: 厚木バスセンター

駅周辺には、厚木バスセンター(東口から徒歩3分、厚木シティプラザとイオン厚木店の間)、本厚木駅(北口)、本厚木駅南口本厚木駅東口と、3つのバス停留所がある。

駅名の由来

開業時に相模鉄道(現・JR相模線)の「厚木駅」が既にあったため、旧国名の「相模」を冠し「相模厚木」として開設[9]。その後、1944年に隣の「河原口駅」が「厚木駅」に改称されたことに伴い(詳しくは「厚木駅」参照)、「本来の厚木」という意味で「本厚木」に改称[9]

隣の駅

16px 小田急電鉄
OH 小田原線
快速急行・急行(愛甲石田方当駅から新松田まで各駅に停車)
海老名駅 (OH 32) - 本厚木駅 (OH 34) - 愛甲石田駅 (OH 35)
通勤準急(平日朝上りのみ運転、登戸まで各駅に停車)
厚木駅 (OH 33) ← 本厚木駅 (OH 34)
準急・各駅停車
厚木駅 (OH 33) - 本厚木駅 (OH 34) - 愛甲石田駅 (OH 35)

脚注

  1. 「海老名駅」「本厚木駅」のホームに列車が接近する際に「いきものがかり」の楽曲が流れます!!(小田急電鉄・2010年10月26日閲覧) (PDF)
  2. いきものがかりは、メジャー・デビュー前に駅前広場路上ライブを行っていたことがある
  3. 単独名称の私鉄駅では、西武新宿駅大阪阿部野橋駅朝霞台駅についで第4位だが、これらは全て他社と連絡運輸を行っている。
  4. 各種報告書 - 関東交通広告協議会
  5. 神奈川県県勢要覧
  6. 小田原線開業年
  7. 当駅の乗降人員最高値年度
  8. 本厚木駅南口地区市街地再開発組合 - 2018年1月6日閲覧
  9. 9.0 9.1 小田急電鉄株式会社社史編集事務局 編 『小田急五十年史』、1980年、648頁。 

出典

小田急電鉄の1日平均利用客数
  1. 1日平均乗降人員 - 小田急電鉄
神奈川県県勢要覧

関連項目

外部リンク

テンプレート:小田急小田原線