沖縄本島

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沖縄本島(おきなわほんとう)、または沖縄島(おきなわじま)

南西諸島の中部にある島。沖縄諸島の主島で沖縄本島とも呼ぶ。面積 1207.87km2沖縄県最大の島で,県総人口の 80%以上が居住。国頭(くにがみ。北部),中頭(中部),島尻(南部)に大別される。国頭地方は島の約 3分の2を占め,山地が広く,西銘岳(420m),与那覇岳(よなはだけ。503m),恩納岳(おんなだけ。363m)が脊梁山地をなして海岸に迫り,海岸段丘が発達する。森林,段々畑が広く,裾礁が発達し,景観に優れる。与那覇岳は沖縄島の最高峰で,山頂を中心に与那覇岳天然保護区域が設けられている。北部のやんばる地域はやんばる国立公園に属する。本部半島は嘉津宇岳(452m),八重岳(453m)を中心とする地塊山地で,台地一面がパイナップルミカンの畑となっている。半島の先端備瀬崎一帯は 1975年国際海洋博覧会の会場となった。西海岸一帯は沖縄海岸国定公園に属し,保養地も多い。中頭地方は新第三紀層やサンゴ礁からなる低い台地や丘陵地域で,西側には嘉手納飛行場をはじめ在日アメリカ軍の基地が集中。兵舎,倉庫,軍病院,貸住宅が立ち並ぶ。大半の土地を軍用に接収されたこれらの地域では,経済的に基地依存の傾向が強い。一方,東海岸は,石油産業と近代工業の進出で工業地域への転換が目立つ。島尻地方は丘陵地帯で軍用地が散在する。那覇市とその周辺のほかはサトウキビ栽培を中心とした農村地域。南端部は第2次世界大戦最後の激戦地であり(沖縄の戦い),沖縄戦跡国定公園に属する。

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