無差別曲線

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indifference curve

一般均衡論での消費者行動を分析する際の基礎となる理論。

いま一定の所得をもつ消費者が2つの異なる財( X,Y )を購入する場合,その組合せは無数に存在する。

そこでX財を一定量 x 1 とY財を一定量 y 1 購入する場合,これと選択上,差別できない組合せを図に示すと A1B1 のように表わされる。

これを無差別曲線と呼ぶ。

この A1B1 線上には存在しない任意の点( x 2,y 2 )に対しても同様に A2B2 を描くことができる。

ただし,同一の無差別曲線上にない2点は選択上無差別ではなく原点より遠い曲線上 (この場合 A2B2 ) の組合せの方がより選好される。

また,無差別曲線は,人が合理的選択をすることを前提している関係上,右下がりで,原点に対し凸,さらに相異なる曲線は決して交わらないと仮定される。