甑岳(こしきだけ)
奥羽山脈中の一主峰御所(ごしよ)山(船形山)から北西に走る尾根の西部に位置し、標高一〇一五・六メートル。東根市と村山市の境界をなす。西麓には村山市の中心をなす楯岡(たておか)が位置し、明治初年に喜早伊右衛門によって修造された東沢(ひがしさわ)池があり、これを中心として東沢公園が設けられ、バラ園なども整備され、村山市民の憩の場となっている。南西の尾根続きには、最上三十三観音第二〇番札所の小松沢(こまつざわ)観音がある。