生長の家

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生長の家(せいちょうのいえ)

教祖谷口雅春 (本名正治) によって開かれた新宗教。 1929年,谷口が「生命の実相を知れ」「人間は神の子」「天地一切のものと和解せよ」などの啓示を受けて,翌年「生長の家」の名で修養教化団体を組織しようとしたのに始る。 36年教化団体に登録し,41年宗教団体法による宗教結社となり,46年宗教法人として登録し,初めて宗教団体の形式をとった。谷口の著書『生命の実相』で説かれる中心教義では,宇宙は久遠に流れる「いのち」のあり方としてとらえられている。最初,この「いのち」の歴史的顕現の解釈においては,釈尊の説いた教えが出発点におかれ,これがヨーロッパに移るとカント,ヘーゲルの哲学として現れ,アメリカにいたってエマソンの光明思想になるとされたが,第2次世界大戦の戦時体制下では,アメノミナカヌシノカミを中心とするものとなった。戦後は「君子は豹変する」として一時キリストを中心としたが,最近は天皇中心となるなど変遷が目立つ。機関誌として『精神科学』『理想世界』『白鳩』 (ともに月刊) など読者層に対応させて多種がある。また文書布教の目的のために株式会社「日本教文社」が終戦直後設立されている。本部は東京都渋谷区神宮前にあり,公称信徒数約 88万人 (1996) 。

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