相模湖

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相模湖
所在地 日本の旗 日本
神奈川県相模原市緑区
位置 東経139度11分03秒北緯35.61194度 東経139.18417度35.61194; 139.18417
成因 ダム湖相模ダム
淡水・汽水 淡水
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相模湖(さがみこ)は、神奈川県相模原市緑区にある相模川相模ダムによってせき止めて作られた人造湖である。命名者は内山岩太郎元神奈川県知事。

横浜市川崎市相模原市などへの上水道京浜工業地帯への工業用水、及び水力発電洪水調節灌漑用水レジャーに利用されている。一部東京都に飲料水が分水されることもある。

戦後にできたダム湖としては日本初(相模ダム完成は1947年)で、人造湖に○○湖と命名した最初の例である。

相模湖に関する要素

ファイル:Lake Sagami from Hizure bridge.JPG
日連大橋から見る相模湖
  • 湖には遊覧船が就航している[1]。その他各種ボート、モーターボート、手漕ぎボート、足漕ぎボート(いわゆる“スワンのボート”)の貸出しも行われている。現在湖畔にはドライブイン方式の飲食店は姿を消している。また安全のため、強風時や夜間(日没より日の出の間)には、各ボート業者によるボートの貸出しや、遊覧船の運航が行われない。
  • 1964年に開催された東京オリンピックの際、カヌー競技会場となった。現在は神奈川県立相模湖漕艇場が設置され、関東におけるボート競技の一拠点として位置づけられている。コース距離は1000m。社団法人日本ボート協会に認定B級コース。
  • 現在ではブラックバス釣りの名所としても名高い。1950年頃には既に生息していたようであるが、他の湖沼と同じく正式な放流ではないため年代の特定は難しい。
  • 毎年8月1日(曜日は問わず)は湖上祭が行われる。一環として湖上花火大会も開催されるため、JR相模湖駅周辺から湖畔まで混雑する。
  • 周辺地域では生活排水が長年に渡り流入して湖水が富栄養化、夏場には大量の(アオコ)が発生して、水質が悪化している。そこで現在ではエアレーション(間欠式空気揚水筒)式の水質浄化装置8基が設置されている。湖面が泡で盛上がるように見えるのが、その装置である。

周辺

ファイル:Sagami Dam and lake.jpg
相模湖大橋より相模ダム

交通アクセス

湖畔近くには各種交通路線が通じており、アクセス性に優れている。遊覧船・貸しボートなどのレジャー施設は県営相模湖公園のある湖北東部の湖畔に集中しており、相模湖駅からこの区域までは500mほどの距離である。

  • JR東日本中央本線相模湖駅 湖畔までは徒歩10分。駅前通りを進むと甲州街道国道20号)が横切る。これを超え国道412号の小さくカーブする坂を下れば、相模湖公園が見える。途中、相模湖誕生と共に開業した割烹旅館大正館がある。なお、この区間には路線バスも走っている。
  • 中央自動車道相模湖東出口相模湖インターチェンジ相模湖バスストップ。相模湖バスストップは中央高速バス甲府線および富士五湖線が停車し、下りは乗車専用上りは降車専用である。相模湖公園には県営の有料駐車場がある(平日は無料)。これと若干離れた相模湖大橋の脇にも県営の無料駐車場がある。上記の両インターチェンジからのルート上には、著名な渋滞地点の「相模湖駅前」交差点がある。

遊覧船・レンタルモーターボート・レンタルボート・釣り船・カヌー教室等が整備され、都民並びに県民の憩いの場所となっている。

勝瀬観光株式会社は、相模湖誕生と共に水没した旧日連村勝瀬の出身者有志が協同設立した会社である。 同社の所有する遊覧船スワン丸は日本初の白鳥型遊覧船であり、特に子供達や女性に人気が高い。

県立相模湖公園には駐車場も整備されている。この駐車場は平日は無料である。なお、5月の連休、7月から8月までの夏休み期間中は有料となる。駐車料金は近々改定の計画が予定されている。この駐車場の他に県営の無料駐車場が相模湖大橋の近くにある。

脚注

  1. 相模ダム、大規模改修へ、タウンニュース、2017年3月16日号

関連項目

外部リンク