砂岩

提供: miniwiki
移動先:案内検索
砂岩
堆積岩
{{#invoke:InfoboxImage|InfoboxImage|image=Sandstone(quartz)USGOV.jpg|size=250px|sizedefault=frameless|alt=}}
砂岩
構成物
プロジェクト:地球科学Portal:地球科学

砂岩(さがん・しゃがん、: sandstone[1])は、主に続成作用により固結してできた岩石堆積岩でもっとも一般的なものの一つ。

砂岩の構成鉱物石英長石が主で、これらに既存の堆積岩や変成岩などに由来する岩片(これは鉱物の集合体である)が加わる。炭酸塩粒子を主体とするものは炭酸塩岩に分類され、砂岩には含めない。

泥岩と互い違いの地層をなしていることも多い岩石である。

砂岩の種類

基質が15%より少ないものをアレナイトarenite)、多いものをワッケwacke)という[2]

貯留岩

砂岩と炭酸塩岩は石油天然ガスを貯留する貯留岩(リザーバーロック)の中で最も重要なもので、世界の石油・天然ガスの埋蔵量の9割以上が、これら岩石から発見されている。

石材としての砂岩

以下、産地別に有名な石種と施行事例を挙げる。

  • インド
    • レッド・サンドストン。三井アーバンホテル(東京都中央区)、花の館(東京都港区)、六本木ヒルズ(美術館。東京都港区)
    • ホワイト・サンドストン。お茶の水スクエア、帝国ホテル(以上、東京都千代田区)、港区役所麻布支所庁舎(東京都港区)、すみだトリフォニーホール(東京都墨田区)
  • オーストラリア
    • オーストラリア・サンドストン。ホテル日航東京(外構。東京都港区)
  • スペイン
    • ピエトラ・アズール。トゥモローランド恵比寿(東京都渋谷区)
  • アルゼンチン
    • アルゼンチン・ポルフィード。丸の内仲通り(東京都千代田区)。
  • イギリス
    • バーリントン・スレート。NTT本社ビル(東京都新宿区)、東京国際フォーラム(東京都千代田区)
  • イタリア
    • ポルフィード。港区役所赤坂支所庁舎(東京都港区)。
  • ドイツ
    • ソルンホーフェン。台場アクアシティ(東京都港区)。

脚注

  1. 文部省編 『学術用語集 地学編』 日本学術振興会、1984年。ISBN 4-8181-8401-2。
  2. 周藤・小山内 2002, p. 231.

参考文献

  • 都城秋穂久城育夫 「22・2 砂岩」『岩石学II - 岩石の性質と分類』 共立出版〈共立全書〉、1975年、151-154。ISBN 4-320-00205-9。
  • 黒田吉益諏訪兼位 「7.1 砕屑堆積岩」『偏光顕微鏡と岩石鉱物 第2版』 共立出版、1983年、274-277。ISBN 4-320-04578-5。
  • 周藤賢治・小山内康人 『記載岩石学 : 岩石学のための情報収集マニュアル』 共立出版〈岩石学概論〉、2002年。ISBN 4-320-04639-0。

関連項目

外部リンク

砕屑物と砕屑岩
粒径(mm) 砕屑物 砕屑岩 火山砕屑物 火山砕屑岩
64 以上 礫岩 火山岩塊 火山角礫岩凝灰角礫岩
64 - 2 火山礫 ラピリストーン火山礫凝灰岩
2 - 116 砂岩 火山灰 凝灰岩
116 - 1256 シルト シルト岩 泥岩
1256 以下 粘土 粘土岩
テンプレートを表示

テンプレート:Earth-sci-stub