綾部市

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綾部市(あやべし)

京都府中北部,福知山盆地東部,由良川に沿う市。1950年綾部町と中筋村,吉美村,山家村,西八田村,東八田村,口上林村の 6村が合体して市制。中心市街地綾部は,古代の渡来人が機織りを始めたのが起こりで,地名は秦氏の部族,漢部(あやべ)に由来。寛永10(1633)年以降,明治維新まで九鬼氏城下町。明治以降,有力な製糸業地となる。今日では製糸に代わって,ナイロン婦人靴下の製造などが行なわれる。ほかに木材,マツタケ,黒谷和紙を産出。光明寺(二王門は国宝),照福寺(庭園は国指定名勝),私市円山古墳(きさいちまるやまこふん),聖塚・菖蒲塚古墳(ともに国指定史跡)があり,また,江戸時代に九鬼氏が創立した旧藩校の篤信館,綾部―山家間の由良川渓谷(丹波ライン)などの名所,景勝地がある。第2次世界大戦前は大本教の本部所在地として全国から信者が集まり繁栄した。丹波焼コレクション(丹波焼)は国の重要有形民俗文化財。京都から日本海沿岸にいたる交通の要地で,JR山陰本線が通じ舞鶴線を分岐。舞鶴自動車道,国道27号線が通る。面積 347.1km2。人口 3万3821(2015)。


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