胆江日日新聞

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胆江日日新聞(たんこうにちにちしんぶん)は、岩手県・胆江地方(奥州市胆沢郡金ケ崎町)を対象地域とした胆江日日新聞社が発行する日刊新聞。地元では「胆江新聞(たんこうしんぶん)」「胆江(たんこう)」「胆日(たんにち)」などとも呼ばれている。

概要

1946年(昭和21年)3月7日創刊。代表取締役社長は阿部哲幸。主筆・取締役は安彦公一。

配布地域は奥州市と金ケ崎町。名実ともに地元に密着した新聞構成となっている。

題号の「胆江」は、取材・購読・営業エリアである奥州市と金ケ崎町が関係する地名に起因。北上川西部を「胆沢郡(いさわぐん)」、東部を「江刺郡(えさしぐん)」と呼んでいたことから、それぞれの地名の頭文字を合わせたものである。、「胆江」の名称は、本紙の題号や社名以外にも公的な団体や大会等の名称にも用いられている。

国際リニアコライダー(ILC)候補地の北上山地が、配布地域である奥州市の東部に位置しており、紙面で取り上げたILC関連の記事は公式ホームページとは別途に開設している「胆江日日新聞ILCニュース」(http://ilc.tankonews.jp/modules/d3blog/ )でも紹介している。また、観光情報を載せた「奥州平泉観光新聞」をインターネットフリーペーパーで発信している。

盛岡タイムス、岩手建設工業新聞、東海新報(大船渡市)とともに「岩手県地方新聞協会」を結成している。

岩手県南部には胆江地方や一関、北上、花巻などを購読エリアとする岩手日日新聞があるが、別会社。しかしながら、岩手日日新聞では2016年7月1日の紙面リニューアル以前、同地方に配達される新聞の題字下に、ひらがなで「たんこう」と表記していたことや、社名の「日日」という部分が同じであることなどから、特に地元住民以外からは同じ新聞、またはグループ会社と勘違いされることがある。

被災した東海新報の紙面データ公開

2011年3月11日東日本大震災発生を受け、気仙地域(大船渡市陸前高田市住田町)の詳細な情報を確認したいという岩手県内外の人たちの声に応え、3月17日に記者2人と営業社員1人を東海新報社に訪問させて津波被害を受けた大船渡、陸前高田市の状況を取材した。[1]

その際に、東海新報社から震災直後に発行した紙面のpdfデータを託され、自社サーバーに3月12日から4月17日までの東海新報の紙面データを同データをアップロードして紙面公開した。[2]

脚注

  1. 「 『私たちは負けない』 被災地の新聞社 奮闘 古里に希望の光明を 発刊断行、住民励まし(大船渡・東海新報)」胆江日日新聞2011年3月22日付記事 http://megalodon.jp/2011-0322-1926-55/www.tankonews.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=693
  2. 東海新報紙面データ http://www.tanko.co.jp/tokai.html

外部リンク