西八代郡

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ファイル:Yamanashi NishiYatsushiro-gun.png
山梨県西八代郡の範囲(緑:市川三郷町 薄黄:後に他郡に編入された区域)

西八代郡(にしやつしろぐん)は、山梨県

人口15,031人、面積75.18km²、人口密度200人/km²。(2018年4月1日、推計人口)。

以下の1町を含む。

郡域

1878年明治11年)に発足した当時の郡域は、上記1町のほか、以下の区域にあたる。当初は富士川の左岸が本郡、右岸が南巨摩郡であったが、合併を経るごとに徐々に南巨摩郡に編入され、大幅に縮小した。

歴史

郡発足までの沿革

知行 村数 村名
幕府領 市川代官所 78村 ●上野村、○大塚村、畑熊村、垈村、下芦川村、梯村、古関村、精進村、本栖村、●市川大門村、印沢村、●高田村、●下大鳥居村、黒沢村、熊沢村、○八ノ尻村、○山家村、落居村、葛籠沢村、宮原村、岩下村、五八村、寺所村、嶺村、久保村、大山村、柴草村、大磯小磯村、根子村、●瀬戸村、羽鹿島村、楠甫村、岩間村、鴨狩津向村、三沢村、樋田村、切房木村、車田村、○道村、水船村、古関村、中倉村、釜額村、下田原村、上田原村、○宮木村、○一色村、○市之瀬村、北川村、岩欠村、杉山村、大炊平村、清沢村、○常葉村、上野平村、波高島村、桃ヶ窪村、下部村、湯奥村、上八木沢村、下八木沢村、帯金村、大垈村、椿草里村、大崩村、丸滝村、角打村、和田村、樋上村、大嶋村、内船村、上佐野村、井出村、十島村、下佐野村、折門村、八坂村、三帳村
田安徳川家 2村 中山村、高萩村
  • 慶応4年
  • 明治2年
  • 明治3年
  • 明治7年(1874年)から明治8年(1875年)にかけて下記の町村の統合が行われる。カッコ内は統合時期。(35村)
    • 九一色村 ← 古関村、梯村、精進村、本栖村、折門村、八坂村、下芦川村、三帳村、高萩村、垈村、中山村、畑熊村(明治7年11月)
    • 三保村 ← 嶺村、久保村、大山村(明治7年10月)
    • 豊和村 ← 下大鳥居村、黒沢村(明治8年1月)
    • 河頭村 ← 熊沢村、五八村、寺所村、岩下村(明治8年6月)
    • 共和村 ← 下田原村、宮木村、上田原村、一色村(明治8年6月)
    • 富里村 ← 北川村、市之瀬村、杉山村、岩欠村、大炊平村、清沢村、常葉村、上野平村、波高島村、桃ヶ窪村、下部村、湯奥村(明治8年4月)
    • 大河内村 ← 上八木沢村、下八木沢村、帯金村、大垈村、椿草里村、丸滝村、大崩村、角打村、和田村、樋上村、大嶋村(明治7年1月)
    • 栄村 ← 内船村、井出村、十島村、上佐野村、下佐野村(明治7年10月31日

郡発足後の沿革

  • 明治11年(1878年12月19日 - 郡区町村編制法の山梨県での施行により、八代郡のうち35村の区域をもって西八代郡が発足。郡役所を市川大門村に設置。
ファイル:Yamanashi NishiYatsushiro-gun 1889.png
1.上九一色村 2.下九一色村 3.大塚村 4.上野村 5.高田村 6.市川大門村 7.山保村 8.豊和村 9.八之尻村 10.羽鹿島村 11.落居村 12.岩間村 13.楠甫村 14.鴨狩津向村 15.宮原村 16.葛籠沢村 17.久那土村 18.古関村 19.共和村 20.富里村 21.大河内村 22.栄村(紫:甲府市 赤:市川三郷町 橙:南都留郡富士河口湖町 桃:南巨摩郡身延町 黄:南巨摩郡南部町 緑:南巨摩郡富士川町)
  • 明治22年(1889年7月1日 - 町村制の施行により、以下の町村が発足。[ ]は改めて再編された町村。(22村)
  • 明治24年(1891年8月1日 - 郡制を施行。
  • 明治33年(1900年4月24日 - 市川大門村が町制施行して市川大門町となる。(1町21村)
  • 大正12年(1923年3月31日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
  • 大正15年(1926年6月30日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
  • 昭和17年(1942年)7月1日 - 豊和村・八之尻村・羽鹿島村が合併して大同村が発足。(1町19村)
  • 昭和26年(1951年4月1日 - 岩間村・楠甫村・宮原村・葛籠沢村・鴨狩津向村・落居村が合併して六郷村が発足。(1町14村)
  • 昭和29年(1954年
    • 4月1日(3町12村)
      • 六郷村が町制施行して六郷町となる。
      • 富里村が町制施行・改称して下部町となる。
    • 5月15日 - 高田村が市川大門町に編入。(3町11村)
    • 11月3日(4町8村)
      • 大塚村・上野村および下九一色村の一部(畑熊・中山・垈・高萩・三帳・下芦川)が合併して三珠町が発足。
      • 下九一色村の残部(折門・八坂)が古関村に編入。
  • 昭和30年(1955年
    • 2月11日 - 大河内村が南巨摩郡身延町・下山村豊岡村と合併し、改めて南巨摩郡身延町が発足。(4町7村)
    • 4月1日(4町5村)
      • 栄村が南巨摩郡睦合村と合併して南巨摩郡南部町が発足。
      • 山保村の一部(山家の一部)が市川大門町、残部(久保・嶺・大山および山家の一部)が久那土村に分割編入。
  • 昭和31年(1956年9月30日(4町1村)
    • 大同村の一部(下大鳥居・八之尻および黒沢の一部)が市川大門町、残部(羽鹿島および黒沢の一部)が南巨摩郡鰍沢町に分割編入。
    • 下部町・久那土村・古関村・共和村が合併し、改めて下部町が発足。
  • 昭和33年(1958年
    • 1月1日 - 市川大門町の一部(黒沢)が南巨摩郡鰍沢町に編入。
    • 4月1日 - 下部町の一部(宮木・下田原)が南巨摩郡中富町に編入。
  • 平成16年(2004年9月13日 - 下部町が南巨摩郡身延町・中富町と合併し、改めて南巨摩郡身延町が発足。(3町1村)
  • 平成17年(2005年10月1日 - 市川大門町・三珠町・六郷町が合併して市川三郷町が発足。(1町1村)
  • 平成18年(2006年3月1日 - 上九一色村の一部(梯・古関)が甲府市、残部(精進・本栖・富士ヶ嶺)が南都留郡富士河口湖町に分割編入。(1町)

変遷表

脚注

  1. 領主から年貢免除の特権を与えられた土地。

参考文献

関連項目

先代:
八代郡
行政区の変遷
1878年 -
次代:
(現存)