長塚京三

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長塚 京三ながつか きょうぞう1945年7月6日[1] - )は、日本俳優。本名同じ[1]

東京都[1]世田谷区出身。早稲田大学[1]第一文学部演劇科中退、パリ大学(ソルボンヌ)卒業[2]

身長181cm、体重76kg、血液型はO型

かつては山崎洋子事務所に所属していた[1]

来歴・人物

早稲田大学では演劇サークル劇団木霊に入り、当時の部の仲間には久米宏田中真紀子がいる。のち、パリのソルボンヌ大学に入学した。

1974年(昭和49年)ソルボンヌ在学中に仏映画ジャン・ヤンヌ監督作品『パリの中国人(原題:fr:Les chinois à Paris)』の主役オーディションに合格して俳優デビューを果たした[2]

若手の頃は、悪役・エリート役・恋敵役が多かったが、洋酒のCMで性格俳優としてのイメージが定着。

中年以降は「理想の上司像」と見なされ、「団塊の世代の代表格」としての役割を担っている。

ドラマデビューはTBS樹氷』。舞台でも読売演劇賞優秀賞受賞作品『オレアナ』に主演して話題を呼んだ[2]フジテレビ系『ナースのお仕事』シリーズでは育児にも奮闘する外科部長を、またNHK大河ドラマ篤姫』では、篤姫の父役を好演し、幅広い層から人気を博すようになった。

私生活では、2児をもうけたのち1982年離婚して以降は長らく独身を貫いていたが、2009年10月21日、長塚の個人事務所の女性マネジャーと再婚したことが判明している。2009年10月20日に息子の長塚圭史が女優の常盤貴子と結婚したため、長塚にとって常盤は義理の娘にあたる。

特技は仏語[1]シャンソン[1]

敬愛する映画人たち

著書『破顔』で敬愛するジョン・フォードハワード・ホークスサム・ペキンパービリー・ワイルダーアルフレッド・ヒッチコックなどの巨匠監督にヘンリー・フォンダバート・ランカスタージョン・ウェインウィリアム・ホールデンリー・マーヴィングレン・フォードポール・ニューマンウォルター・ブレナンジャック・レモンハンフリー・ボガートクリント・イーストウッドアーネスト・ボーグナインウォーレン・オーツなどのアメリカ映画のスターや名優・役者たちにリスペクトを捧げている[3]

親交のある映画監督井筒和幸と共にアメリカ映画の名優ジーン・ハックマンについて語り、『フレンチ・コネクション2』でのハックマンの芝居を絶賛した。

出演

映画

オリジナルビデオ

テレビドラマ

CM

その他のテレビ番組

ラジオ

舞台

著書

  • 僕の俳優修業(1999年7月、筑摩書房)ISBN 978-4480872975
  • 私の老年前夜(2006年9月、筑摩書房)ISBN 978-4480873538
  • 破顔(2007年2月、清流出版)ISBN 978-4860291914

受賞歴

脚注

注釈

  1. 1.0 1.1 2007年11月4日にWOWOWで放送され、2008年5月31日にはDV上映による劇場公開がされた。

出典

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6 日本タレント名鑑'82』 VIPタイムズ社、1981年、149。
  2. 2.0 2.1 2.2 weblio辞書「長塚京三」
  3. 『破顔』2007年、3月8日、清流出版。例を出せば70-77p,83p-95p,125p,137pにはペキンパー作品の役者たちの写真を載せている。
  4. 科学ミチル。世界は未知で満ちている(BSジャパン)、2017年4月7日閲覧

外部リンク