門司機関区

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門司機関区
基本情報
鉄道事業者 日本貨物鉄道
帰属組織 九州支社
所属略号
配置両数
電気機関車 36両
内燃機関車 7両
合計 43両
備考 2016年9月現在のデータ
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門司機関区(もじきかんく)は、福岡県北九州市門司区にある日本貨物鉄道車両基地(機関区)である。

北九州貨物ターミナル駅及び門司駅に隣接しており、両駅への入出区が行われる。九州島内の貨物列車牽引用機関車が全て所属しており、それらの機関車および貨車の検査修繕を行っている。また、JR貨物九州支社内最大の運転区所でもある。

鹿児島県鹿児島市に門司機関区鹿児島派出がある。

所在地

福岡県北九州市門司区大里新町11番1号:北九州貨物ターミナル駅門司駅)構内

配置車両に表示される略号

  • 」…門司を意味する「門」から構成される。

配置車両

2016年9月18日現在の配置車両である[1]

電気機関車
  • EH500形
    • 3次形の12両が配置されている。全車が東芝府中事業所にて製造された。
    • 運用区間は、幡生操車場 - 福岡貨物ターミナル駅間。従来、EF81形重連牽引であった同区間の貨物列車運用を置き換えた。
ディーゼル機関車
  • DE10形
    • 1000番の2両、1500番台の5両の計7両が配置されている。そのうち1000番台の全車が駅に常駐し入換作業に使用される。
    • 運用区間は、幡生操車場 - 西小倉駅間。
    • 希に新型車両や廃車車両の甲種輸送で運用区間外の本線上を運転することがある。

運転士乗務範囲

歴史

その他

下関駅 - 門司駅間を走行する客車列車の牽引を九州旅客鉄道から受託しており、同社所属のEF81形400番台の2両も門司機関区に常駐していた。同区間を走行するブルートレインムーンライト九州などの客車列車には門司機関区の運転士が乗務していた。JR貨物の乗務員が旅客列車に乗務する唯一の運転区所であったが、2009年3月14日ダイヤ改正でのはやぶさ・富士廃止による九州ブルトレ全廃、また同年8月にはムーンライト九州に使用されていた14系客車が廃車となり同列車が事実上の運転終了となったため、この受託業務は解消されている。現在、団体列車としてJR西日本の客車列車が下関駅 - 門司駅間を走行して九州入りすることがあるが、JR九州が電気機関車を淘汰・全廃したため、その場合は下関駅においてJR九州のDE10による重連で牽引され、九州上陸後もそのまま牽引する。平成13年10月までは筑豊本線の客車列車の牽引も受託しており、当機関区に所属していたDD51形が担当していた。

その他、客車列車が大遅延した場合や機関車運用が乱れた際などは、本来のJR九州所属のEF81形に代わって当機関区の機関車がピンチランナーとして牽引することもあった。

鹿児島派出

鹿児島派出(かごしまはしゅつ)は、鹿児島県鹿児島市にある日本貨物鉄道(JR貨物)の乗務員区所である。

所在地

鹿児島県鹿児島市浜町2-6(鹿児島貨物ターミナル駅構内)

歴史

脚注

  1. 2016JR貨物時刻表、公益社団法人鉄道貨物協会
  2. 鉄道ファン公式サイトの2010年12月16日付け鉄道ニュース
  3. 2012JR貨物時刻表、公益社団法人鉄道貨物協会
  4. 2013JR貨物時刻表、公益社団法人鉄道貨物協会

関連項目