閣外協力

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閣外協力(かくがいきょうりょく)とは、連立政権における政府与党への参加の一形態。内閣閣僚を出さずに、政策協定を締結し連立政権に参加すること。

日本における閣外協力

日本の例としては、以下のようなものがある。

正式な政策協定は結んでいないが、以下のようなものも実質的には閣外協力している。

イギリスにおける閣外協力

ギリシャにおける閣外協力

部分連合との違い

特定の政策で、協定を結ぶなどして協力することを部分連合と呼ぶ。閣外協力との違いは、政府との協力関係は特定の政策に限定されることである。

また、部分連合と閣外協力の中間的な協力形態に、英語で"Confidence and supply"(信任と予算)と呼ばれるものがある。"Confidence and supply"は、政府の信任(首班指名における協力・内閣不信任案反対/信任案賛成)と、予算案賛成の協定を結ぶことを意味する。政権維持に協力する点で、部分連合より政府への協力の度合いは深いが、個別の政策では独自性を維持する点で、閣外協力よりは協力の度合いは浅い。

脚注

  1. 与党自由民主党と統一会派「自由民主党・自由連合」(第132~第135回国会)を組み、党内から沖縄開発政務次官徳田虎雄)を出した。
  2. 統一会派「公明党・改革クラブ」(第144~第148回国会)を組む公明党と与党入りし、党内から郵政政務次官前田正)を出した。
  3. 政権末期(第172回国会召集詔書公布後)に自由民主党と統一会派「自由民主党・改革クラブ」を組んだ。
  4. 政権与党と統一会派「民主党無所属クラブ」(第172~第174回国会)「国民新党・新党日本」(第174~第180回国会)を組んだ。
  5. 与党民主党と統一会派「民主党・無所属クラブ」(第172~第179回国会)を組んだ。
  6. 唯一の所属国会議員(鈴木貴子)が与党自由民主党と統一会派「自由民主党・無所属の会」(第192回国会第194回国会)を組んだ。後に自民党に入党した。
  7. 参議院で与党自由民主党と統一会派「自由民主党・こころ」(第193回国会~)を組んでいる。

関連項目