飯田市

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飯田市(いいだし)

長野県南部,伊那盆地南部にある市。北西部に木曾山脈,南東部に赤石山脈および伊那山地の山々が連なり,中央部を天竜川が南流する。南東で静岡県に接する。1937年市制。1956年座光寺村を含む 7村と合体。1961年川路村,1964年千代村,龍江村,上久堅村の 3村,1984年鼎町,1993年上郷町,2005年村と南信濃村をそれぞれ編入。中心市街地は天竜川右岸の段丘上にあり,13世紀の初期に飯田城(長姫城)が築かれ,寛文11(1671)年以降堀氏 2万石の城下町として発達。早くから京都の影響を受け小京都と呼ばれた。三州街道遠州街道秋葉街道大平街道が集まり,物資の集散地として繁栄した。明治以後,幹線交通路から離れたため伊那盆地南部の地方都市にとどまった。かつての養蚕・製糸業に代わって食品,木工,精密・電子などの工業が行なわれるほか水引,凍り豆腐などを特産する。農村部では米作のほか果樹および林産物の栽培,畜産が行なわれる。市街地にリンゴ並木の名所があるほか,天竜峡(国指定名勝),木曾峠などの景勝地がある。開善寺山門,旧小笠原家書院,白山社奥社本殿,文永寺の石室および五輪塔は国の重要文化財に指定。下黒田の舞台は国の重要有形民俗文化財,遠山の霜月祭は重要無形民俗文化財に指定されている。市域の一部は南アルプス国立公園天竜奥三河国定公園中央アルプス県立自然公園に属する。JR飯田線,国道151号線,152号線,153号線,256号線,418号線が通り,1976年中央自動車道が開通したため名古屋との関係が深まっている。面積 658.66km2。人口 10万1581(2015)。

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