高畑淳子

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高畑 淳子(たかはた あつこ、1954年10月11日 - )は、日本女優声優タレント劇団青年座所属の女優であり、取締役でもある[1]

来歴

香川県善通寺市[2]出身。大手建設会社に勤務した父親は転勤が多く、四国中を13回転居した[3]高松市立桜町中学校香川県立高松高等学校卒業。「私にしかできないこととは何だろう」と悩み、演技を学ぶため、桐朋学園大学短期大学部芸術科演劇専攻へ進学。卒業後は青年座に入団し、舞台女優としてデビューする。

1980年代後半から1990年代前半にかけて、東映特撮作品に多数出演した。特に『仮面ライダーBLACK RX』の悪役・マリバロンは当たり役となり、

1995年からは『3年B組金八先生』シリーズに保健科教諭の本田知美役としてレギュラー入りを果たし、再び当たり役を得る。2003年の『白い巨塔』では東教授夫人・東政子役が高く評価され、バラエティ番組への出演を増やしていった。

声優の仕事も数多くこなし、『刑事コロンボ』のフェイ・ダナウェイ(『恋におちたコロンボ』)、『エリザベス』のケイト・ブランシェット、『エアフォース・ワン』のグレン・クローズといった大物女優の吹き替えや、『ER緊急救命室』や『アリー my Love』といった海外ドラマのゲスト声優を担当している。『緑の丘のブルーノ』ではアナ役でレギュラー出演した。さらに、『名探偵コナン』や『かぐや姫の物語』といったアニメでも声優として活動した。

2006年の『魂萌え!』でテレビドラマ初主演を果たす。2014年秋の叙勲では紫綬褒章を受章した。

人物

  • 北川景子と血縁関係がある(高畑と北川の母が又従姉妹にあたる。高畑の祖父と北川の母方の曾祖父が兄弟で、7親等であるため法律上の親族ではない)[4]
  • 特技は英語水泳
  • 学生時代は学業優秀で、運動も万能だったという。高校時代には仏像の見学を趣味にしており、少し変わった生徒だった。
  • 青春時代の思い出の場所として高松市高松港栗林公園を挙げており、「香川100万人のラブレター」にもエピソードが掲載されている[5]
  • テレビドラマでの最初期の仕事として『Gメン'75』にゲスト出演した際(1977年、当時23歳)は、時効成立直前の犯罪加害者の娘役を演じた。
  • 映画『嗚呼!おんなたち 猥歌』(1981年、監督:神代辰巳、主演:内田裕也)のヒロインに無名ながら抜擢ばってきされるが、ヌードシーンを嫌がり、出演を直前になって取りやめた(代役は中村れい子[6]。内田裕也はこの時の騒動を2009年になっても許しておらず、「会ったら蹴飛ばしてやろうと思ってんだけど、なかなか会わねぇんだよね」といった言葉を残している[7]
  • 2度の離婚歴があり[8]、子供には長女の高畑こと美と長男の高畑裕太がいる。長男の裕太は事実婚関係であった大谷亮介との間の子である[9]

出演作品

テレビドラマ

NHK

日本テレビ系

TBS系

フジテレビ系

テレビ朝日系

テレビ東京系

WOWOW

映画

舞台

テレビアニメ

OVA

劇場アニメ

吹き替え

映画

テレビドラマ

ラジオ

朗読

バラエティ

CM

受賞歴

脚注

  1. 座員連名”. 劇団青年座公式サイト. . 2018閲覧.
  2. 高畑淳子. “高畑淳子 自己紹介”. 高畑淳子のオリジナルサイト「Atsuko's Stage」. 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2018閲覧.
  3. 『この母ありて』 木村隆、青蛙房、2010-12。ISBN 978-4790503729。
  4. 北川景子:高畑淳子は親戚だった! 初対面で「似てるって言われる」”. まんたんウェブ. 毎日新聞デジタル (2014年1月25日). . 2014-1-25閲覧.
  5. 香川100万人のラブレター』 100万人のラブレタープロジェクト推進協議会、ナイスタウン出版、高松、2009。アクセス日 2011-10-18
  6. 伊藤徳裕 (2016年12月10日). 産経ニュース. http://www.sankei.com/entertainments/news/161210/ent1612100022-n1.html+. 2018閲覧. 
  7. 内田裕也 『俺は最低な奴さ』 白夜書房、2009年、。ISBN 978-4-86191-525-3。
  8. Ms Wendy 202号 注目の人/女優 高畑 淳子さん”. Wendy-Net. ウェンディ. . 2018閲覧.
  9. “高畑裕太容疑者の父は俳優の大谷亮介 所属事務所が公表”. オリコンスタイル. (2016年9月1日). http://www.oricon.co.jp/news/2077710/full/ . 2016閲覧. 
  10. “2019年度前期 連続テレビ小説「なつぞら」キャスト発表!”. NHKドラマトピックス (日本放送協会). (2018年4月26日). http://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/1000/296281.html . 2018閲覧. 
  11. 実話をドラマ化 木村佳乃主演で“生存率0%”の病魔と戦う家族描く”. ORICON STYLE (2015年12月25日). . 2015閲覧.
  12. 米倉涼子、松本清張原作の歴史サスペンスに主演”. ORICON STYLE (2016年2月19日). . 2016閲覧.
  13. 「ナオミとカナコ」に吉田羊ら出演決定”. デイリースポーツ (2015年11月24日). . 2015閲覧.
  14. “高畑淳子、「チャイニーズ淳子」の次は笑わない“鉄仮面の女”に”. ORICON STYLE. (2016年3月20日). http://www.oricon.co.jp/news/2068830/full/ . 2016閲覧. 
  15. “橋爪功&満島真之介&清水富美加ら豪華キャスト集結!中谷美紀主演ドラマ「模倣犯」”. シネマカフェ. (2016年7月22日). http://www.cinemacafe.net/article/2016/07/22/42126.html . 2016閲覧. 
  16. ちすん、野村萬斎主演「スキャナー」で音楽教師に 元NMB48・福本愛菜もアイドル兼事務員で映画初出演”. 映画.com (2015年9月18日). . 2015閲覧.
  17. 高畑淳子継承「雪まろげ」、共演榊原郁恵「光栄」”. 日刊スポーツ (2015年10月26日). . 2015閲覧.
  18. “雲のように風のように”. ぴえろ公式サイト. http://pierrot.jp/archives/tv_list_1990/sp_003.html . 2016閲覧. 
  19. X(エックス)”. マッドハウス. . 2016閲覧.
  20. “読売演劇大賞 笑顔の贈賞式”. 読売新聞 朝刊 (読売新聞社): pp. 38面. (2013年2月28日) 

外部リンク