鰺ヶ沢町

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ファイル:鰺ヶ沢の町Img388.jpg
1980年当時の鰺ヶ沢の町並み
ファイル:Ajigasawa town center area Aerial photograph.1975.jpg
鰺ヶ沢町中心部周辺の空中写真。1975年撮影の5枚を合成作成。
国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。
ファイル:Minamikanazawa.jpg
鰺ヶ沢町南金沢の水田

鰺ヶ沢町(あじがさわまち)は、青森県の西部に位置する日本海に面したである。

地理

隣接している自治体

歴史

行政

  • 町長 :平田衛(2017年(平成29年)12月27日 - )[1][2]
  • 町議会 : 定数12人(現在の議員の任期は2020年まで)
歴代町長
  • 長谷川兼己(1999年 - 2009年11月) - 3期目在職中に死去。
  • 東條昭彦(2009年12月 - 2017年12月)

産業

漁業

郵便

  • 鰺ケ沢郵便局(集配局) (84003)
  • 舞戸郵便局 (84078)
  • 津軽中村郵便局 (84117)
  • 赤石郵便局 (84124)
  • 南金沢郵便局 (84168)
  • 鳴沢郵便局 (84216)
  • 長平簡易郵便局 (84715)
  • 建石簡易郵便局 (84735)
  • 芦萢簡易郵便局 (84736)
  • 種里簡易郵便局 (84771)

提携都市

国外

地域

人口

平成27年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、11.56%減の10,126人であり、増減率は県下40市町村中32位。

鰺ヶ沢町(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

教育

小学校

中学校

高等学校

管轄警察署

交通

鉄道

バス

道路

国道

県道

主要地方道
一般県道

農道

港湾

名所・旧跡・観光スポット

弘前市から一番近い(車で30分程度)海水浴場であり、施設や駐車場も整備されているため、夏場は学生や若者、家族連れで賑わう海水浴場である。

出身有名人

鰺ヶ沢町と作品

  • 異彩の漫画家つげ義春の映画化もされた作品『リアリズムの宿』の舞台であり、当時の鰺ヶ沢の様子がリアルに描かれている。作中で、「鰺ヶ沢は漁港の町でやたら床屋が多い」と書かれており、事実その通りである。実在の地名を使いながら、筋は作者の創作であり、作中に登場する「エビス屋」という旅館も実在しない。
  • 土田世紀1991年平成3年)から1993年平成5年)までビッグコミックスピリッツ誌上で連載した漫画『俺節』の主人公が、鯵ヶ沢町から上京した青年という設定。主人公の故郷として鰺ヶ沢が何度か登場。とくに最終回の鯵ヶ沢駅などは当時の実際の風景そのままである。主人公の訛り(津軽弁)は、当時の若年者にしてはかなり古め・キツめに描かれている。(主人公は年老いた祖母の手ひとつで育てられたという設定)
  • 世にも奇妙な物語第2シリーズ『言葉のない部屋』(1992年平成4年)7月2日、フジテレビ)で木村拓哉演じる主人公が鰺ヶ沢出身である。作品内で津軽弁も披露している。上京して自動車工場で働く青年を演じている。(脚本)扇澤延男、(監・演)小川定孝
  • 数々のジブリ作品の背景美術を手掛けるアニメーション美術監督・挿絵画家の男鹿和雄1997年平成9年)公開映画の『もののけ姫』の主人公・アシタカが住むエミシの村を描くために1995年平成7年)に白神山地の取材に訪れた。鯵ヶ沢町、津軽峠天狗峠一ツ森町などを歩き回り、写真を撮り、絵を描を、その時のイメージを作品にちりばめている。
  • 1971年昭和46年)には映画「男はつらいよ 奮闘篇」のロケ地となった。

二人町長問題

1971年昭和46年)4月の鰺ヶ沢町長選挙において、現職である中村清次郎候補と新人の鈴木泰治候補、菊谷三郎候補で争われ、中村候補が当選し、当選証書が発行された。そして、中村候補の票に筆跡の似た投票用紙が500枚近く存在したという鈴木陣営からの選挙管理委員会への申し立てが行われた。この告発を受けて町選管は票の再点検を行い500票以上の同一筆跡票が存在したと認め、中村候補の落選を決定した。しかし、選管の事務局長が判定方法に疑問が残るということや法律上これだけではすぐ中村の当選無効の決定を出せないとして鈴木候補を当選とする告示を拒否したが、選挙管理委員長は独断で鈴木候補に当選証書を発行した。その結果、中村候補、鈴木候補の2名に当選証書が発行されることとなり、中村陣営は公文書偽造であるとして選管委員長を告発するなどどちらも正当性を主張し、結果、任期初日に2陣営がそれぞれ登庁を試みることとなった。(鈴木陣営側は混乱を避けるためとし、本人ではなく代理人が登庁)

この事態に対し、裁判所は鈴木に町長としての登庁を禁止する仮処分を出し、警察は鈴木の当選証書は正規の手続を経ておらず法的な効力がないとして、鈴木が登庁して問題を引き起こした場合は業務妨害罪などを適用して逮捕すると発表した。後に警察が無効票とされた票を調査したところ同一筆跡票がなかったことが判明、県警は根拠なく無効票と取り扱ったとして町選管を捜査し、選挙管理委員長が鈴木陣営を勝たせるために不正をしたと自供、委員長と委員数名、鈴木陣営の町議や運動員が逮捕され、8名が実刑判決を受ける事態となった。

この背景には、町役場が自治体内最大の『企業』であり、町民の生活に町役場の恩恵が大きな役割を果たしていたことがあると指摘されている。[5]

脚注

関連項目

外部リンク