|
|
| (同じ利用者による、間の1版が非表示) |
| 1行目: |
1行目: |
| − | [[Image:Theseus Prokroustes Staatliche Antikensammlungen 2325.jpg|thumb|right|280px|テーセウスとプロクルーステース（アッティカの赤絵式[[アンフォラ|ネックアンフォラ]]（紀元前5701年〜560年頃） [[ミュンヘン]]、[[州立古代美術博物館]]（[[:en:Staatliche Antikensammlungen|en]]）(Inv. 2325)]]
| + | {{テンプレート:20180815sk}} |
| − | | |
| − | '''プロクルーステース'''（{{lang-grc-short|'''Προκρούστης''', ''Procrūstēs''}}）は、[[ギリシア神話]]に出てくる[[アッティカ]]の強盗である。その名は「伸ばす人」という意味。
| |
| − | | |
| − | '''ダマステース'''（{{lang-grc-short|'''Δαμάστης''', ''Damastēs''}}, 「圧倒する」の意味）、'''ポリュペーモーン'''（{{lang-grc-short|'''Πολυπήμων''', ''Polypēmōn''}}, 「ひどく痛めつける」という意味）という異名もある。それぞれ[[長母音]]を省略して'''プロクルステス'''、'''ダマステス'''、'''ポリュペモン'''、とも表記される。
| |
| − | | |
| − | プロクルーステースは[[エレウシース]]の外側の丘にアジトを持っていた。そこには、鉄の寝台があり、通りがかった人々に「休ませてやろう」と声をかけ、隠れ家に連れて行き、寝台に寝かせた。もし相手の体が寝台からはみ出したら、その部分を切断し、逆に、寝台の長さに足りなかったら、サイズが合うまで、体を引き伸ばす拷問にかけた。寝台にぴったりのサイズの人間がいなかったのは、寝台の長さが調節可能だったからである。プロクルーステースは遠くから相手の背丈を目測して、寝台を伸ばしたり縮めたりしていた。
| |
| − | | |
| − | プロクルーステースの恐怖時代を終わらせたのは[[テーセウス]]だった。テーセウスはプロクルーステースの身長が彼の寝台にぴったり合うよう、頭と足を切断した（テーセウスは身長が低かったので、寝台はあらかじめ縮められていた）。このプロクルーステース退治は、[[トロイゼーン]]から[[アテーナイ]]に向かう間の、テーセウス最後の冒険談である。
| |
| − | | |
| − | ==派生語==
| |
| − | {{Commonscat|Procrustes}} | |
| − | '''プロクルーステースのベッド（寝台）'''（'''Procrustean bed'''）は、「無理矢理、基準に一致させる」という意味である。他にも、統計学用語で '''プロクルステス分析'''（'''[[:en:Procrustes analysis|Procrustes analysis]]'''）<!--ここは現代語よみにします-->、コンピューター・プログラミング用語で'''Procrustean string'''といったものがある。
| |
| − | | |
| − | | |
| − | {{DEFAULTSORT:ふろくるうすてえす}}
| |
| − | [[Category:ギリシア神話の人物]]
| |