「マンゴー」の版間の差分
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2018/8/29/ (水) 21:56時点における最新版
マンゴー(檬果、芒果、学名: Mangifera indica)
ウルシ科の常緑高木。
南アジア,マレー半島の原産で,現在では重要な果樹として熱帯地方で盛んに栽培されている。幹の高さ 10~30m,暗褐色の樹皮をもつ。
葉は互生し長さ 10~15cmの長楕円形で先がとがり,縁に鋸歯はない。長い総状花序に無数の小さな花がつく。
独特の香りがある虫媒花で,両性花と雄花があり,緑色の萼片と黄白色の花弁が各5枚ある。両性花ではおしべは退化し1個のみが成熟して花粉を生じる。
果実はゆがんだ楕円状球形で熟すると橙黄色になる。果肉は生食のほかに缶詰,干菓子,酒などに造られる。
種子は薬用,材は堅牢で家具,樹皮から得るゴム質はアラビアゴムの代用にされることもある。
熱帯の街路樹,庭園樹としても使われ,日本でも南西諸島や小笠原諸島でわずかにつくられている。