「ゲームボーイカラー」の版間の差分

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{{Infobox コンシューマーゲーム機
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|名称 = ゲームボーイカラー
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'''ゲームボーイカラー'''(''GAMEBOY COLOR''
|ロゴ = [[File:Game Boy Color logo.svg|220px]]
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|画像 = [[File:Nintendo-Game-Boy-Color-FL.jpg|175px]]
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[[1998年]][[10月21日]]に[[任天堂]]が発売した[[携帯型ゲーム機]]。同社の[[ゲームボーイ]]の[[上位互換]]機。略称は'''GBC'''。
|画像コメント = ゲームボーイカラー
 
|メーカー = 任天堂
 
|種別 = [[携帯型ゲーム|携帯型ゲーム機]]
 
|世代 = [[ゲーム機|第4世代]]
 
|発売日 = {{Flagicon|Japan}}[[1998年]][[10月21日]]
 
|CPU = LR35902(4MHz/8MHz)
 
|GPU =
 
|メディア = [[ロムカセット]]
 
|ストレージ = [[バッテリーバックアップ]]
 
|コントローラ = 内蔵
 
|外部接続端子 = 通信ポート<br />[[赤外線]]
 
|オンラインサービス = [[モバイルアダプタGB]]
 
|売上台数 =
 
|最高売上ソフト =
 
|互換ハード = [[ゲームボーイ]]<br />[[ゲームボーイポケット]]<br />[[ゲームボーイライト]]
 
|前世代ハード = [[ゲームボーイ]]
 
|次世代ハード = [[ゲームボーイアドバンス]]
 
}}
 
'''ゲームボーイカラー'''(''GAMEBOY COLOR'')とは、[[1998年]][[10月21日]]に[[任天堂]]が発売した[[携帯型ゲーム機]]。同社の[[ゲームボーイ]]の[[上位互換]]機。略称は'''GBC'''。
 
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
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2016年現在、修理サポートは全て終了している。
 
2016年現在、修理サポートは全て終了している。
 
=== カラー選択機能 ===
 
モノクロ用[[ロムカセット|カートリッジ]]を挿して起動した際に、モノクロ4階調に対してハード側で4-10色のカラーを割り当てる機能がある。
 
 
[[背景]]の[[配色]]が4階調、[[キャラクター]]表示などに用いられる[[スプライト (映像技術)|スプライト]]が3階調+透過色の配色を2パターン持つため、4+3×2で最大10色である。背景とスプライトの表示色を変えることによって従来背景に埋もれてしまっていたキャラクタが見やすくなる反面、本来意図されていない見え方になることも多い。
 
 
配色は12パターンあり、[[十字キー]]4方向とA/Bボタンの押し方により選択できる。一般的なソフトでは背景が緑系統でスプライトが赤系統の配色がデフォルトだが、任天堂のソフトは種類によって[[デフォルト (コンピュータ)|デフォルト]]配色は異なり、コマンド入力では出せない特定のソフト専用の配色が用意されている場合がある。例えば『[[ポケットモンスター 赤・緑]]』ではそれぞれ赤・緑を基調とした配色が選ばれ、『[[星のカービィ]]』では専用の紫調の色彩になる。[[スーパーファミコン]]向けの[[スーパーゲームボーイ]]シリーズの色選択機能の後継ともいえるが、両者に互換性はない。
 
 
== 基本仕様 ==
 
* CPU: LR35902 4MHz / 8MHz(カラー専用カートリッジ用の倍速モード) カスタム[[Z80]]と表記されるが、厳密には[[Intel 8080]]に近似した機能を持つプロセッサ。
 
* RAM : 32kバイト(カートリッジ側に128kバイトまでの増設メモリを搭載可能)<ref name="natasukashiGB"/>
 
* VRAM:16kバイト<ref name="natasukashiGB"/>
 
* ROM:最大64Mビット(=8Mバイト、発売されたソフトの実績値)
 
* 画面:[[薄膜トランジスタ|TFT]][[液晶ディスプレイ]](160×144ドット、32768色中最大56色表示可能)
 
* スプライト:8×8(最少)1画面中 最大40個表示 / 1水平ライン上に 最大10個表示
 
* BG:1面/256×256制御(32x32タイル)
 
* ウィンドウ機能(スクロール制限あり)
 
* サウンド:[[Programmable Sound Generator#ファミコン音源(pAPU)の仕様|パルス波]](矩形波)2ch+[[波形メモリ音源]]1ch+ノイズ1ch
 
: ステレオ出力可。[[イヤホン]]使用時のみステレオ音声。イヤホン未使用時は本体に登載のスピーカーが1つの関係で各チャンネルの音声は合成されてモノラル出力となる。
 
* 電源:単3形乾電池2本(単3アルカリ乾電池2本使用で平均約20時間稼動可能になり、寿命が大幅に向上した)
 
* 通信:シリアル通信ポート、赤外線通信
 
 
== カラーバリエーション ==
 
{{節スタブ}}
 
; オリジナルカラー
 
: レッド(1998年10月21日 - )
 
: パープル(1998年10月21日 - )
 
: イエロー(1998年10月21日 - )
 
: ブルー(1998年10月21日 - )
 
: クリアパープル(1998年10月21日 - )
 
: クリア(1998年10月21日 - )
 
; [[トイザらス]]限定カラー
 
: アイスブルー
 
: ミッドナイトブルー
 
: クリアグリーン
 
; [[TSUTAYA]]限定カラー
 
: ウォーターブルー
 
; [[ローソン]]限定カラー
 
: アクアブルー&ミルキーホワイト
 
; [[福岡ソフトバンクホークス|福岡ダイエーホークス]]優勝限定カラー
 
: クリアオレンジ&クリアブラック
 
; [[エイデン]]限定カラー
 
: クリアブラック
 
; [[カードキャプターさくら]]限定カラー
 
: ホワイト&ピンク(2000年3月24日発売)
 
: イトーヨーカドーとメッセサンオーのみの限定販売
 
: 本体表面にさくらのイラストとロゴが入った貴重な機種
 
; [[サクラ大戦GB 檄・花組入隊!|サクラ大戦GB]]限定カラー
 
: クリアチェリーピンク(2000年7月28日発売)
 
: サクラ大戦GB発売記念モデル。ソフトとのパック販売のみで本体単体での販売はなし
 
 
== その他 ==
 
1997年当時、任天堂は[[ゲームボーイ]]の次世代型[[携帯型ゲーム|携帯ゲーム機]]としていきなり[[ゲームボーイアドバンス]]を開発するつもりだったが、ソフトメーカーからの「カラーでの携帯機種を」との要求から急遽開発、発売されたものである{{要出典|date=2010年6月}}。
 
 
本来は、1998年1月21日に発売が予定されていたが、急遽発売予定日が延期された。前年に発生した[[ポケモンショック]]の影響とみられる。
 
 
本体の標準色は[[アメリカ合衆国]]の市場調査で最も人気のあった色として[[青紫]](パープル)が採用された。この色は、ゲームボーイアドバンスと[[ニンテンドーゲームキューブ]]の標準色として受け継がれる。また、青紫は「男性的な青」と「女性的な赤」を合わせた、「中性的な色」という意味合いもある<ref>[http://www.nintendo.co.jp/nom/9902/b_box/staff/page02.html ゲームボーイカラーインダストリアルデザイナーのインタビュー] 「グレーはすでにゲームボーイで使っていたからナシだし、赤ではどうしても女の子向け、青では男の子向けのイメージがあるから、その中間のパープルが無難な線として浮上したんですね。さらなる話し合いの結果、ちょっと青みがかったあのパープルができあがったワケです。世界市場に受け入れられるようにと作った、特別な色なんですよ。」</ref>。日本国外向けには、本体色はパープルとクリアパープルだけにする予定だった<ref>[http://www.nintendo.co.jp/nom/9902/b_box/staff/index.html ゲームボーイカラープロジェクトマネージャーのインタビュー] 「そんなワケで、日本では多色展開のゲームボーイカラーですが、海外ではパープルとクリアパープルしか発売されてないんですよ。」</ref>が、後には海外でも日本向けと同じ色の本体や、海外版限定色であるキウイ色の本体が発売された。
 
 
また、発表当初の試作品と製品版では液晶部分のデザインがやや異なっている。
 
 
ゲームボーイカラーの発売以降、タイトルによって例外もあるが、ゲームボーイ&カラー共通ソフトは黒色のカートリッジ、カラー専用カートリッジはスケルトンとなり、従来の灰色カートリッジと見分けがつくようになっている。
 
 
初のゲームボーイ&カラー共通ソフトである『[[ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド]]』は[[1998年]][[9月25日]]と本機に先駆けて発売されている。このカートリッジには、発売時期によって従来の灰色カートリッジとカラー対応を表す黒色カートリッジの2種類がある。
 
 
画面描画中にカラーパレットを書き換えることで56色以上の表示が可能である。
 
 
[[NINTENDO64]]用周辺機器としてスーパーゲームボーイ3(仮)が出る予定だったが、展示会出展用の専用機器が作られたのみで市販はされなかった。そのためゲームボーイカラー専用ソフトは、ゲームキューブの周辺機器である[[ゲームボーイプレーヤー]]が発売されるまでの4年間、据置型ゲーム機では遊べなかった。例外として『[[ポケットモンスター_金・銀|ポケットモンスター クリスタルバージョン]]』のみ、カラー専用ソフトながら『[[ポケモンスタジアム]] 金・銀』と64GBパックの組み合わせにより、NINTENDO64上で遊べた。
 
 
== 周辺機器 ==
 
[[ファイル:Gbc pikachulink plugged by zeartul.jpg|thumb|200px|通信ケーブル接続時の状態]]
 
以下の他ゲームボーイポケット用周辺機器も使用可能。
 
{| class="wikitable"
 
|-
 
! 型番 !! 名称 !! 備考 !! 価格
 
|-
 
| CGB-001 || '''ゲームボーイ<br />カラー''' || 本体 || 6,800円
 
|-
 
| CGB-002 || カートリッジ || カートリッジのみの販売はない。<br />ラベル側から見て右上に切り欠きがなく初代機に挿入しても電源が入らない。<br />なお、ゲームボーイカラー専用ソフトにはカートリッジケースは付属されない。||
 
|-
 
| CGB-003 || [[通信ケーブル (ゲームボーイ)|通信ケーブル]] || MGB-008と同等。 || 1,500円
 
|-
 
| CGB-004 || 変換コネクタ || MGB-004とは逆にMGB-008・CGB-003を初代GB対応にする。<br />DMG-014同等品。日本では未発売。||
 
|-
 
| CGB-005 || [[モバイルアダプタGB]] || GBA用ソフトにも対応ソフトあり。 || 3,800円
 
|}
 
※CGB-001は[[1999年]][[5月23日]]に価格改定、発売当時は8,900円(税別)<br />
 
※CGB-005は[[2001年]][[7月19日]]に価格改定、発売当時は5,800円(税別)
 
 
== 脚注 ==
 
{{脚注ヘルプ}}
 
{{Reflist}}
 
  
 
== 関連項目 ==
 
== 関連項目 ==
* [[ゲームボーイのゲームタイトル一覧]]
 
 
* [[ゲームボーイ]]
 
* [[ゲームボーイ]]
 
* [[ゲームボーイアドバンス]]
 
* [[ゲームボーイアドバンス]]
  
== 外部リンク ==
+
{{テンプレート:20180815sk}}
* [http://www.nintendo.co.jp/n02/dmg/index.html ゲームボーイ公式サイト]
 
* [http://www.nintendo.co.jp/nom/9902/index.html N.O.Mゲームボーイカラー特集]
 
 
 
{{家庭用ゲーム機/任天堂}}
 
{{任天堂}}
 
  
 
{{DEFAULTSORT:けえむほおいからあ}}
 
{{DEFAULTSORT:けえむほおいからあ}}
147行目: 31行目:
 
[[Category:1998年のコンピュータゲーム|*けえむほおいからあ]]
 
[[Category:1998年のコンピュータゲーム|*けえむほおいからあ]]
 
[[Category:携帯型ゲーム機]]
 
[[Category:携帯型ゲーム機]]
[[de:Game Boy#Game Boy Color]]
 
[[hu:Nintendo#Game Boy sorozat]]
 

2018/10/28/ (日) 20:14時点における最新版

ゲームボーイ > ゲームボーイカラー

ゲームボーイカラーGAMEBOY COLOR

1998年10月21日任天堂が発売した携帯型ゲーム機。同社のゲームボーイ上位互換機。略称はGBC

概要

ゲームボーイの上位互換機として開発され、ゲームボーイ用のソフトも動作する。

画面が4階調モノクロだったゲームボーイに対し、32,768色中最大56色表示可能になった。ただし、56色まで表示されるのはゲームボーイカラー専用もしくはゲームボーイ&カラー共通として発売されたソフトのみで、以前のソフトは4-10色のカラーが割り当てられる(後述)[1]。表示画面として、シャープが開発した反射型カラー液晶「スーパーモバイル液晶」を採用、従来のカラー液晶と比べてバックライトを持たないため省電力化されたほか、屋外での視認性が向上した。

また、追加された機能として、モノクロ用ソフトにおける起動時の配色選択と、赤外線通信機能がある[1]。後者の赤外線通信機能はゲームボーイアドバンスに継承されなかった唯一の機能である。

従来の機種にあったコントラスト調整ダイヤルは液晶の視認性が向上したため、ユーザーが調整する必要がなくなり、ユーザーが触れにくい位置に移動している。

本機では起動画面が変更され、ゲーム開始までにかかる時間が従来より大幅に短縮された。

カラー液晶ディスプレイ搭載の携帯ゲーム機としては、日本国内では1990年セガゲームギアNEC-HEPCエンジンGT以来8年振りのリリースとなる。また、ストラップホールがはじめて実装された任天堂のハードでもある。

2016年現在、修理サポートは全て終了している。

関連項目



楽天市場検索:


  1. 1.0 1.1 M.B.MOOK『懐かしゲームボーイパーフェクトガイド』 (ISBN 9784866400259)、6ページから7ページ