「カッシーニの卵形線」の版間の差分
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カッシーニの卵形線(カッシーニのらんけいせん、英語:Cassinian oval)は、直交座標の方程式[math](x^2 + y^2)^2 - 2b^2(x^2 - y^2) - (a^4 - b^4)=0[/math]によって表される四次曲線である。
x軸、y軸に対して線対称である。
- a < bのとき2つのまるいループに分かれる。
- [math](\sqrt{a^2 + b^2},0),(-\sqrt{a^2 + b^2},0),(\sqrt{-a^2 + b^2},0),(-\sqrt{-a^2 + b^2},0)[/math]の4点でx軸と交わる。
- a = bのときレムニスケートとなる。
- [math](\sqrt{a^2 + b^2},0),(-\sqrt{a^2 + b^2},0),(0,0)[/math]の3点でx軸と交わる。
- a > bのとき1つのループからなる。
- [math](\sqrt{a^2 + b^2},0),(-\sqrt{a^2 + b^2},0)[/math]の2点でx軸と交わる。
軌跡
2つの定点(-b,0),(b,0)に対して、動点P(x,y)を考える。 2つの定点からPへのそれぞれ距離の積が[math]a^2[/math]であるようなPの軌跡がカッシーニの卵形線になる。
すなわち[math]\sqrt{(x+b)^2+y^2}\sqrt{(x-b)^2+y^2}=a^2[/math]となり、この式の両辺を2乗してから変形すると、冒頭の定義式が得られる。