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− | [[ファイル:Aquavit linie.jpg|right|thumb|150px|『リニエ』]]
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− | '''アクアビット'''([[デンマーク語|丁]]/{{lang-sv-short|Akvavit}}, {{lang-no-short|Akevitt}}, {{lang-de-short|Aquavit}})は、[[ジャガイモ]]を主原料とした[[蒸留酒]]である。[[デンマーク]]・[[スウェーデン]]・[[ノルウェー]]・[[ドイツ]]で製造されている。
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− | == 歴史 ==
| + | '''アクアビット'''([[デンマーク語|丁]]/{{lang-sv-short|Akvavit}}, {{lang-no-short|Akevitt}}, {{lang-de-short|Aquavit}}) |
− | [[15世紀]]の『[[ストックホルム]]市財政報告書』にアクアビットに関する記録が見られ、これが現存する最古のアクアビットの記録といわれている。これによれば、当時のアクアビットは[[ヨーロッパ]]大陸から輸入した[[ワイン]]を[[蒸留]]して製造していたとあり、現代では一般に[[ブランデー]]とよばれるものであったと想像できる。その後、[[16世紀]]末に[[穀物]]が使われるようになり、[[18世紀]]には新大陸産の[[ジャガイモ]]を主な原料として、現代と同様のアクアビットが生産されるようになった。アイスランドにはアクアビットによく似た製法による[[ブレンヴィーン|ブレニヴィーン]]という蒸留酒がある。 | |
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− | なお、[[北ヨーロッパ|北欧]]にジャガイモが輸入されたのは、[[1756年]]に[[ドイツ]]で起こった[[七年戦争]]後であると言われる。戦争によってジャガイモが流入したことから、スウェーデンでは七年戦争は「ジャガイモ戦争」とも呼ばれている。
| + | デンマーク、ノルウェー、スウェーデンなどスカンジナビア諸国でつくられるアルコール分40~45%のスピリッツ。この名前はラテン語のaqua vitae(生命の水)からきている。原料のジャガイモやライムギを麦芽で糖化し、発酵させる。蒸留は連続蒸留機によって95%の純正なアルコールをとる。これを約60%に薄め、キャラウェーの実を主とした草根木皮を加えて、ポットスチルで蒸留する。 |
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− | アクアビットの語源は、[[ラテン語]]の {{lang|la|aqua vitae}} (命の水、アクアウィータエ)であり、その[[ゲール語]]訳の uisce beatha に由来する[[ウイスキー]]と同根である。
| + | {{テンプレート:20180815sk}} |
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− | == 製法 ==
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− | ジャガイモを[[酵素]]や[[麦芽]]で[[糖化]]した後に[[発酵]]させ、蒸留する。これに[[キャラウェイ]]、[[フェンネル]]、[[アニス]]などの[[香草]]で風味を付け、さらに蒸留する。この後、多くの銘柄は樽熟成をさせずに製品化されるため、無色透明のいわゆるホワイトスピリッツに仕上がる。ただし、ノルウェーの'''リニエ''' (Linie) など、まれに樽熟成させる銘柄もあり、したがって、こちらには色が付いている。
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− | == 主要銘柄 ==
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− | ; [[デンマーク]]で生産される銘柄
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− | :* [[オールボー (酒)|オールボー]] | |
− | ; [[スウェーデン]]で生産される銘柄
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− | :* [[O.P.アンダーソン]]
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− | :* [[スコーネ (酒)|スコーネ]]
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− | :* [[ヘル・ゴーズ]]
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− | :* [[ハランズ・フレーデル]]
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− | ; [[ノルウェー]]で生産される銘柄
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− | :* [[ギルド (酒)|ギルド]]
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− | :* [[リニエ]]
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− | ; [[ドイツ]]で生産される銘柄
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− | :* [[ザンクト・ペトルス]]
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− | :* ボンマールンダー
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− | :* マルテーザー・クロイツ(直訳すると「[[マルタ騎士団|マルタの十字]]」)
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− | :* キーラー・スプロッテ(直訳すると「[[キール (ドイツ)|キール]]風の燻製[[ヨーロピアンスプラット|ニシン]]」)
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− | == アクアビットを使ったカクテル ==
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− | * [[コペンハーゲン (カクテル)|コペンハーゲン]]
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− | * [[ブラッディ・マリー#バリエーション|デニッシュ・マリー]] (ブラッディ・マリーのベースをアクアビットに変更した時の名称)
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− | * [[レッド・バイキング]]
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− | {{Sake-stub}}
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− | {{アルコール飲料}}
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2019/6/12/ (水) 09:20時点における最新版
アクアビット(丁/典: Akvavit, テンプレート:Lang-no-short, 独: Aquavit)
デンマーク、ノルウェー、スウェーデンなどスカンジナビア諸国でつくられるアルコール分40~45%のスピリッツ。この名前はラテン語のaqua vitae(生命の水)からきている。原料のジャガイモやライムギを麦芽で糖化し、発酵させる。蒸留は連続蒸留機によって95%の純正なアルコールをとる。これを約60%に薄め、キャラウェーの実を主とした草根木皮を加えて、ポットスチルで蒸留する。
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