「阪急箕面線」の版間の差分
(使ってる画像が廃止されたやつになってたので4連の6000系に変更。) |
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(相違点なし)
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2018/10/14/ (日) 11:40時点における最新版
停車場・施設・接続路線 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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箕面線(みのおせん)は、大阪府池田市の石橋駅から大阪府箕面市の箕面駅までを結ぶ阪急電鉄の鉄道路線。
紅葉と滝の名所箕面公園や箕面温泉への行楽路線であるとともに、大阪への通勤・通学路線でもある。
なお戦前は、宝塚(本)線に対する支線ということで、箕面支線という表記も見られた。
路線データ
- 路線距離(営業キロ):4.0km
- 軌間:1435mm
- 駅数:4駅(起終点駅含む)
- 複線区間:全線
- 電化区間:全線電化(直流1500V)
- 閉塞方式:自動閉塞式
- 最高速度:80km/h
- 車両基地:平井車庫
運行形態
平日および土曜・休日ともに、ラッシュ時・早朝・夜間をのぞき10分間隔の線内折り返し運転が基本である。平日朝ラッシュ時は梅田駅直通の普通列車がある。
梅田直通列車は2018年7月7日のダイヤ改正で朝の梅田行き準急や夕方の普通の運転がなくなり[1]、平日朝ラッシュ時の梅田行き普通2本のみの運転となった[2]。準急は曽根駅以北の各駅に停車するため、箕面線内でも各駅に停車していた。
以前、正月三が日は宝塚本線が特別ダイヤ(正月ダイヤ)としていたため、箕面線も宝塚本線との接続を考慮して同様に特別ダイヤで運転していた。なお、この「正月ダイヤ」は2015年をもって廃止され、2016年より、正月三が日も通常の土休日ダイヤで運転されている。
かつて秋の紅葉シーズン等における休日昼間には、1980年頃まで梅田駅直通の臨時準急電車が毎時4本ほど運行されていたが、現在は行われていない。また、ホタルの観察シーズンの6月には梅田駅 - 箕面駅間の定期準急の一部を「ほたる」号として運転し、特製のヘッドマークが取り付けられた。近年の臨時列車(団体列車をのぞく)の運転状況は以下の通りである。
- 2007年:秋の行楽シーズンに線内折り返しの臨時普通列車が10往復程度運転された。ただし、ウェブサイトや広報紙での告知はなかった。4連1編成が投入され、通常の10分間隔で運転される普通列車の合間を縫うように20分間隔で運転された。
- 2009年:4月18日・19日・25日・26日の4日間に限り、梅田駅発箕面行き臨時列車(十三駅と石橋駅のみ停車)が午前中に2本運転された。
- 2010年:4月29日の1日限り、阪急電鉄創業100周年を記念した梅田発箕面行き臨時列車(十三駅と石橋駅のみ停車)が1本運転された。
車両
箕面線用となっている5100系と6000系または8000系[3]4両編成による折り返し運用が基本となっている。
なお平日朝ラッシュ時の梅田行き直通列車は宝塚線所属の8両編成が運用されており、宝塚線に所属するすべての形式と能勢電鉄所属の6000系が入線する。このため箕面線の駅ホームは、線内折り返し列車のみが使う石橋駅の5号線ホームが4両対応であるほかは、すべて8両対応となっている。また平日の朝夕ラッシュ時に、8両編成が使用される箕面線内折り返し列車も存在していたが、2018年7月7日のダイヤ改正により、廃止されている。
- Hankyu 5100 5134 Minoh.jpg
箕面線内で運用される5100系
- Hankyu8040-minosen.JPG
箕面線内で運用される8000系
- Hankyu6000 6014 Minoh.jpg
箕面線内で運用される6000系
- Hankyu Mino-h of semiexp 7015F.jpg
箕面駅停車中の7000系7015Fによる準急梅田行き。現在も朝ラッシュ時に箕面発梅田行きがあるが、写真のように過去には箕面線内に準急や梅田発箕面行きなどがあった。
歴史
阪急電鉄の前身である箕面有馬電気軌道が、1910年に宝塚本線と併せて開業させた。当初、分岐駅の石橋駅はデルタ線、終点の箕面駅はループ線となっており、梅田駅→石橋駅→箕面駅→石橋駅→宝塚駅(あるいはその逆)の系統で運転される電車も設定されていたといわれている。
なお1961年12月に箕面線桜井駅 - 千里線千里山駅間の事業免許を取得し、桜井駅から西国街道沿いに東へ直進する新線計画が立てられていたが、1972年12月に免許を取り下げている[4]。詳細は「阪急千里線」の項目を参照。
- 1910年(明治43年)
- 1921年(大正10年)12月30日:牧落駅開業[6]。
- 1953年(昭和28年)4月1日:平日朝に梅田駅 - 箕面駅間に準急を設定[7]。
- 1969年(昭和44年)8月24日:架線電圧を600Vから1500Vに昇圧。
- 1978年(昭和53年)3月10日:全線を軌道法に基づく軌道から地方鉄道法に基づく鉄道に変更[8]。
- 1997年(平成9年)11月16日:ダイヤ改正で準急廃止。
- 2000年(平成12年)6月4日:ダイヤ改正で平日朝夕に梅田駅 - 箕面駅間に準急を設定。
- 2003年(平成15年)8月30日:ダイヤ改正で夕方の箕面線直通の準急を廃止、平日朝の準急は通勤準急に種別変更。
- 2013年(平成25年)12月21日:全駅に駅ナンバリングを導入[9][10]。
- 2015年(平成27年)3月21日:ダイヤ改正で通勤準急は宝塚駅発着の準急に統合。箕面線直通の通勤準急は同時に準急へと種別変更し、停車駅に岡町駅・曽根駅・中津駅が追加された。
- 2018年(平成30年)7月7日:ダイヤ改正で箕面線直通の準急や、梅田駅発の直通列車を廃止[2]。
駅一覧
駅番号 | 駅名 | 駅間営業キロ | 累計営業キロ | 接続路線 | 所在地 |
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HK-48 | 石橋駅 | - | 0.0 | 阪急電鉄:■ 宝塚本線(一部梅田駅まで直通運転) | 池田市 |
HK-57 | 桜井駅 | 1.6 | 1.6 | 箕面市 | |
HK-58 | 牧落駅 | 1.1 | 2.7 | ||
HK-59 | 箕面駅 | 1.3 | 4.0 |
- 石橋駅 - 桜井駅間で豊中市(飛地の石橋麻田町)を通るが、駅はない。
脚注
- ↑ 7月7日初発より宝塚線のダイヤ改正を実施します 〜平日 朝・夕方の通勤・通学時間帯における混雑の緩和と利便性の向上を図ります〜 (PDF) - 阪急電鉄、2018年5月22日
- ↑ 2.0 2.1 7月7日(土)からの宝塚線全列車時刻表 - 阪急電鉄、2018年6月20日
- ↑ 阪急8000系8040編成と8041編成が箕面線運用開始 - railf.jp 鉄道ニュース、2015年6月22日
- ↑ 森口誠之『鉄道未成線を歩く 私鉄編』 JTB、2001年、pp.120-121
- ↑ 和久田康雄『私鉄史ハンドブック』電気車研究会、1993年、p.135
- ↑ 6.0 6.1 6.2 今尾恵介監修『日本鉄道旅行地図帳』9号 関西2、新潮社、2009年、p.51
- ↑ 今尾恵介・原武史『日本鉄道旅行歴史地図帳』10号 関西私鉄、新潮社、2011年、pp.50-51
- ↑ 和久田康雄『私鉄史ハンドブック』電気車研究会、1993年、p.136
- ↑ 9.0 9.1 〜すべてのお客様に、よりわかりやすく〜「西山天王山」駅開業にあわせて、「三宮」「服部」「中山」「松尾」4駅の駅名を変更し、全駅で駅ナンバリングを導入します (PDF) - 阪急阪神ホールディングス、2013年4月30日
- ↑ 10.0 10.1 阪急京都線 大山崎駅〜長岡天神駅間で建設中の『西山天王山駅』を2013年12月21日に開業します! (PDF) - 阪急阪神ホールディングス、2013年6月5日。