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{{Otheruses|200km/h以上で運行する鉄道|日本の都市内鉄道|都市高速鉄道}}
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(こうそくてつどう)
{{独自研究|date=2013年6月28日 (金) 11:41 (UTC)|ソートキー=鉄}}
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==rapid transit==
{{Multiple image
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他の交通機関と共用しない専用路線をもち,高加速・高減速性能,総括制御機構を備えた鉄道。
| align = right
 
| direction = vertical
 
| width = 300
 
| image1 = High Speed Railroad Map of Europe.svg
 
| caption1 = ヨーロッパの高速鉄道網
 
| image2 = Eastern Asia HSR2018.svg
 
| caption2 = 東アジアの高速鉄道網<br />
 
----
 
{{legend0|#ae00ff|310–350&nbsp;km/h|border=1px solid #AAAAAA}} {{legend0|#ff0000|270-300&nbsp;km/h|border=1px solid #AAAAAA}} {{legend0|#fa9900|240–260&nbsp;km/h|border=1px solid #AAAAAA}} {{legend0|#ffff00|200–230&nbsp;km/h|border=1px solid #AAAAAA}} {{legend0|#808080|200&nbsp;km/h未満|border=1px solid #AAAAAA}} {{legend0|#00aa00|建設中|border=1px solid #AAAAAA}}
 
}}
 
'''高速鉄道'''(こうそくてつどう、{{lang-en-short|high-speed rail}})とは、200[[キロメートル毎時|km/h]]程度以上の速度で走行できる[[鉄道]]を指す。特化した[[鉄道車両|車両]]と専用[[軌道 (鉄道)|軌道]]とを統合したシステムを用い、従来の鉄道よりも著しく高速で運用される[[交通機関]]である。
 
  
本稿では、[[磁気浮上式鉄道]](リニアモーターカー)のうち高速輸送を目的としたものも高速鉄道に含める。<!--後述の[http://www.uic.org/spip.php?article971 UIC「高速鉄道の定義(一般)」]{{en icon}}によれば、車輪式か[[磁気浮上]]式かに関する言及はないが、[http://www.uic.asso.fr/gv/article.php3?id_article=22 UIC「高速鉄道の歴史」]{{en icon}}によれば、1999年のJRマグレブの552 km/h記録について言及しているので、磁気浮上式鉄道を高速鉄道に含んでもよいと思われる。-->
+
列車の高密度運行と高速・大量輸送に高い能力をもっているため,都市間や都市内,都市周辺の交通を効率的に処理する最も重要な交通機関と考えられている。
  
== 高速鉄道の定義 ==
+
日本では都市圏周辺の JR,私鉄,地下鉄路線がこれに相当する。
[[列車]]の営業最高速度は[[技術革新]]に伴い常に向上を続けているため、世界で広く適用される一つの標準定義というものはなく<ref name="uic">{{en icon}}{{Cite web |url=http://www.uic.org/highspeed |title=HIGH SPEED |publisher=International Union of Railways (UIC) |accessdate=2016-11-20}}</ref>、多くの定義が用いられている。
 
  
=== 新幹線と高速鉄道 ===
+
大都市における大量の人の流動を円滑にさばくためにはこの高速鉄道網の整備が不可欠であり,近年欧米諸都市においてもこれらの高速鉄道網の整備が進められている。
世界で最初の高速鉄道とされる[[日本]]の[[新幹線]]鉄道は、[[1970年]](昭和45年)に制定された[[全国新幹線鉄道整備法]]で「その主たる区間を列車が'''200 km/h'''以上の[[速度|高速度]]で走行できる幹線鉄道」と定義されている<ref>[http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S45/S45HO071.html 全国新幹線鉄道整備法(昭和45年5月18日法律第71号)第2条] - 総務省 e-Gov(イーガブ) 法令データ提供システム</ref>。現在では「<!--インフラ・信号・車両・経営・運営・保守・財務・マネジメントのすべてを高度に統合した-->日本の高速鉄道システム」として[[固有名詞]]化しているが<ref>日本の[[マスメディア]]で[[フランス]]の[[TGV]]や[[ドイツ]]の[[ICE]]などの高速鉄道を○○(国名)版新幹線と紹介することもある。</ref>、もともと「新幹線」は高速度運行を目的とした「新しい[[幹線]]鉄道」を意味する普通[[名詞]]である。日本においては、この法を根拠に長らく高速鉄道の基準を200 km/hとしてきた。
 
  
=== 国際鉄道連合による解釈 ===
+
==High speed rail ==
[[国際鉄道連合]] (UIC) は、高速鉄道の定義は使われる基準によってさまざまであるとした上で、いずれの定義でも高速鉄道は
+
列車が、時速200キロメートル以上の高速度で、おもな区間を走行できる幹線鉄道。日本では、[[新幹線]]にあたる。
  
* 専用の[[高速新線]]は'''250 km/h'''を超える設計速度
+
ただし、ヨーロッパなどでは、在来線を改良して時速200キロメートル程度で走行しているものもあり、[[国際鉄道連合]](UIC:Union Internationale des Chemins de fer)では、最高時速250キロメートル以上と定義している。なお、UIC統計は[[磁気浮上式鉄道]]を含まない。
* 高規格化された[[在来線]]は'''200 km/h'''もしくは'''220 km/h'''にも至る設計速度
 
  
で建設された[[インフラストラクチャー|インフラ]]、特別に設計された[[鉄道車両|車両]]、運用、など「システム」を構成する全ての要素のコンビネーションによってもたらされるものであるとしている<ref name="uic" />。
+
[[上海空港連絡鉄道]]が営業最高時速430キロメートルの磁気浮上式であるが、都市間を結ぶ幹線鉄道とはいえない。
 
 
== 最高速度 ==
 
=== 試験走行(有人)での最高速度 ===
 
[[File:JR Central SCMaglev L0 Series Shinkansen 201408081002.jpg|thumb|超電導リニア - 有人試験走行で世界最高速車両]]
 
{{Main|高速鉄道の最高速度記録の歴史}}
 
; 磁気浮上式鉄道の速度記録
 
: 603 km/h [[超電導リニア]] [[L0系]]([[日本]])7両編成 2015年4月
 
; 鉄輪式鉄道の速度記録
 
: 574.8 km/h [[TGV]] POS([[フランス]])5両編成 2007年4月
 
: {{See also|TGV POS#鉄輪式世界最高速度の記録}}
 
: [[1955年]]に記録して以来、[[輪軸 (鉄道車両)|鉄輪]]式の世界速度記録はほぼ一貫して[[フランス国鉄]]が保持してきた。最新の速度記録はTGV POSの特別編成によって、新しく建設されていた[[LGV東ヨーロッパ線|LGV東線]]で達成されたものである。この試験走行は[[概念実証]]が目的であり、速度)記録は営業[[編成 (鉄道)|編成]]に大幅な改組・改造を施した車両によって樹立された。
 
 
 
=== 営業最高速度 ===
 
[[Image:Shanghai Transrapid 002.jpg|thumb|上海トランスラピッド - 世界最高速営業車両]]
 
* (1) 430 km/h
 
** [[上海トランスラピッド]]<ref>ドイツからの技術供与。</ref>([[中華人民共和国|中国]]、磁気浮上式)
 
* (2) 350 km/h
 
** [[京滬高速鉄道]](中国)
 
* (3) 320 km/h
 
** [[TGV]]<ref name="LGV-EST">東ヨーロッパ線内のみ</ref>([[フランス]])
 
** [[新幹線]]<ref>[[東北新幹線]][[宇都宮駅|宇都宮]]-[[盛岡駅|盛岡]]間の「[[はやぶさ (新幹線)|はやぶさ]]」「[[こまち (列車)|こまち]]」</ref>([[日本]])
 
** [[ICE]]<ref name="ICE3-LGV-EST">フランス国内の東ヨーロッパ線にて、ICE3のみ</ref>([[ドイツ]])
 
** [[ユーロスター]]<ref name="Velaro">車両はICE3をベースにした[[シーメンス]]社製「[[ヴェラロ]]」。[[ドーバー海峡]]の海底トンネル内は160 km/h。</ref>([[イギリス]]・フランス・[[ベルギー]])
 
* (4) 310 km/h
 
** [[AVE]]<ref name="Velaro" />([[スペイン]])
 
* (5) 305 km/h
 
** [[韓国高速鉄道|KTX]]<ref name="tgv">車両はフランスから技術供与。</ref>・[[SRT (列車)|SRT]]([[大韓民国|韓国]])
 
 
 
中国では[[2008年]]8月から、和諧号([[中国鉄路高速]]<ref name="China">日独仏加から技術供与。</ref>)が一部の車両の設計値を大きく超える350 km/hで営業し鉄輪式の営業最高速度記録を持っていたが、[[2011年]]7月以降、高コストと安全性への懸念のため最高速度を300 km/hに落としていた<ref>{{en icon}}{{cite news| url=http://english.peopledaily.com.cn/90001/90776/90882/7351162.html| title=World's longest high-speed train to decelerate a bit| date=15 April 2011| newspaper=People's Daily Online}}</ref>。[[2017年]][[9月21日]]より京滬高速鉄道で再び最高速度を350 km/hに引き上げた<ref>{{cite news |title=中国高速鉄道 世界最速350キロ 復活アピール |url=https://mainichi.jp/articles/20170921/k00/00e/030/236000c |newspaper=[[毎日新聞|毎日新聞デジタル]] |publisher=[[毎日新聞社]] |date=2017-09-21 |accessdate=2017-09-21 }}</ref>。
 
<!-- 中に全角文字が含まれる場合は括弧は全角にしてください。-->
 
 
 
== 各国の高速鉄道開業年 ==
 
* [[1964年]] - 日本([[新幹線]]を開業させたのを皮切りに、各国で続々と導入例が現れ運行区間を拡大させている。)
 
* [[1966年]] - [[西ドイツ]](試験的に一部の在来線で最高速度を200km/hに引き上げた上で運行開始。)
 
* [[1969年]] - [[アメリカ合衆国]]([[メトロライナー (列車)|メトロライナー]]。日本の新幹線に触発され導入。当初の[[メトロライナー (電車)|メトロライナー電車]]は早期に撤退したが、メトロライナーは電気機関車牽引の客車列車として運転を継続。のち[[1999年]]にはフランスのTGV技術を使った高速列車編成「[[アセラ・エクスプレス]]」が登場する。)
 
* [[1974年]] - [[ソビエト連邦|ソ連]](当時[[ER200]]型。現在の[[ソコル (列車)|ソコル]]運転区間。同路線において現在更なる高速鉄道が建設中)
 
* [[1976年]] - イギリス([[インターシティー125|IC125]]/[[インターシティー225|IC225]]/Virgin Voyager/[[クラス390電車|Virgin Pendolino]]/[[クラス395電車]]/[[クラス800]]/[[クラス801電車]])
 
* [[1977年]] - ポーランド(高速新線として[[ポーランド国鉄]][[4号線 (ポーランド)|4号線]]が開業、但し200km/h運転が開始されたのは2014年である。)
 
* [[1978年]] - イタリア([[ディレティッシマ]]が[[ミラノ]] - [[フィレンツェ]]の一部区間で開業)
 
* [[1981年]] - フランス([[TGV]]、高速新線は[[LGV南東線|LGV]])
 
* [[1991年]] - ドイツ([[ICE]]、高速新線は[[ドイツの高速鉄道路線|NBS]])
 
* [[1992年]] - スペイン([[AVE]]、他にイタリアからETRベースのAralis、AVEの広軌版の[[ユーロメッド]]などもある。)
 
* [[1993年]] - スウェーデン(X2000(現在の[[SJ2000]])、[[ストックホルム]]近郊に高速新線がある。)
 
* [[1995年]] - [[フィンランド]]([[ペンドリーノ]] S220:イタリアの[[イタリア国鉄ETR460電車|ETR460]]がベース)
 
* [[1996年]] - スイス ([[スイス国鉄RABDe500形電車|ICN]])
 
* [[1997年]] - ベルギー(国内の高速新線[[ベルギー高速鉄道1号線|HSL 1]]([[ブリュッセル]] - フランス国境)、[[2002年]]には[[ベルギー高速鉄道2号線|HSL 2]](ブリュッセル - [[ルーベン]] - [[リエージュ]] - ドイツ国境)が開通、[[1994年]]から乗り入れていたTGVとユーロスター、タリスが速度向上を果たした。)
 
* [[1999年]] - [[ノルウェー]]([[シグナチュール]])
 
* 1999年 - [[ポルトガル]]([[アルファ・ペンドゥラール]]:イタリアETR460がベース)
 
* [[2000年]] - [[スロベニア]](ETR310:イタリア製)
 
* [[2004年]] - 韓国(フランスの[[TGV]]/LGV技術を導入して高速鉄道[[韓国高速鉄道|KTX]]の部分開業を果たした)
 
* [[2007年]] - 中華人民共和国(高速線での250km走行が始まる)
 
* [[2007年]] - 台湾([[台湾高速鉄道]]:日本の新幹線車両の台湾高速鉄道仕様を導入(台湾新幹線)<ref>日本から技術供与。分岐器はドイツから、運転士はフランスから提供。</ref>)
 
* [[2009年]] - [[トルコ]]([[トルコ高速鉄道]]:[[アンカラ]] - [[エスキシェヒール]]間が部分開業。更に[[イスタンブール]]に延伸の予定<ref>[http://haberden.com/haber/20090304/Ankara-Eskisehir-hizli-tren-fiyati.php Ankara-Eskişehir hızlı tren fiyatı]</ref>)
 
* [[2011年]] - [[ウズベキスタン]]([[タシュケント・サマルカンド高速鉄道]])
 
 
 
== 高速鉄道のグローバル展開 ==
 
{{double image stack|left|AcelaOSCT.jpg|Taiwan-HighSpeedRail-700T-testrun-2006-0624.jpg|240|フランスのTGV車両をベースにした[[アメリカ合衆国]]の[[アセラ・エクスプレス]]|日本の新幹線技術を導入した[[台湾高速鉄道]]}}
 
高速鉄道は、莫大な建設財源などの問題はあるものの、世界の鉄道業界において中長期的には非常に有望な市場である。特に[[北アメリカ]]や[[BRICs]]、[[アジア]]諸国では今後大幅な進展が期待されるほか、高速鉄道網が発達している[[西ヨーロッパ]]諸国でも潜在需要は少なくない。[[イタリア]]、[[ドイツ]]、[[日本]]、[[フランス]]などのいわゆる「鉄道先進国」は、この市場を制覇すべく高速鉄道の売込みにしのぎを削っている。
 
{{See also|[[#建設計画など]]}}
 
 
 
同時に、特に西ヨーロッパでは、高速鉄道の相互乗り入れ(インターオペイラビリティ)も進展している。
 
 
 
=== 総合的国力の指標 ===
 
{{独自研究|date=2015年10月|section=1}}
 
高速鉄道は、鉄道技術だけでなく、電気・機械・建設・土木・情報工学・経営・経済・人間管理・人的能力・教育・法律などの多分野にわたる、非常に高度な技術を高度に結集したシステムである。それは即ち、一国の技術水準を評価する基準でもあり、「国の知的財産」である。そのため、今後の世界規模の売り込みにあたっては、各国とも積極的な受注戦略を立てる一方で、国の高度な技術が他国に流出しないような対策も、真剣に検討している。
 
 
 
高速鉄道は、技術力以外にも、高速鉄道の需要が存在の有無も重要な要素である。言い換えれば、小規模な国家や、人口密度の低い国、あるいは都市間流動(鉄道による都市間流動も含む)の小さい国では、たとえ鉄道技術が優秀であっても、高速鉄道の自国開発は事実上困難である(それ故に、ベルギーやオランダではTGVなどによる国際鉄道網が整備されている)。また、大規模かつ流動性の高い都市に至っても、複雑な事情故に自国開発できない国もある<ref>例えば、アメリカの場合はTGVが開発され、開業した1960 - 1980年代には国政経済的に大赤字([[ニクソンショック]]、[[双子の赤字]]、[[ブラックマンデー]])であったのと、元々[[アムトラック]]は輸送公社ながら、実質自社路線が[[北東回廊]]と呼ばれる路線と[[ミシガン州]]の一部のみであり、他は日本で言う[[鉄道事業者#鉄道事業形態による区分|第二種鉄道事業者]]のように、アムトラックの名前を借りているのみである。そのため、他社線路なので公社で開発することもできず、また1979年の航空緩和により[[サウスウエスト航空]]などの[[格安航空会社]]が台頭し、ビジネス客を殆ど奪われたことから、現行の客層が低所得層及び退職者による旅行がメインとなったことも一因である。現行北東回廊路線370km区間には、高速列車[[アセラ・エクスプレス]]が走行しているが、こちらもTGVベースである(ただし、在来線を走行するため、線形の関係で最高210 - 240 km/hしか出せない)。現行計画中の[[カリフォルニア高速鉄道]]も、日独仏などの高速鉄道が参入を表明している。</ref>。
 
 
 
また、高速鉄道は、前述の通り数多くの分野の技術やノウハウを高度に結集したシステムの結晶である。故に海外から導入した技術を基にして自国独自の高速鉄道を短期間で開発することは、事実上不可能である。たとえ開発が可能であるとしても、高速鉄道を構成する様々な要素の全てを高度化する必要や、鉄道の運営・技術に対する膨大な知識・ノウハウを有する必要があるため、非常に長い年月を要する。これは[[第二次世界大戦]]まで([[核兵器]]出現以前)における[[戦艦]]・[[空母]]・[[機甲部隊]]などの[[軍備]]にも相当する、[[21世紀]]における総合的国力の指標でもある。
 
 
 
イタリア、ドイツ、日本、フランスが、完全な自国技術で高速鉄道を開発できたのは、上記の背景が存在する。
 
 
 
== 建設計画など ==
 
*; {{Flagicon|JPN}} 日本: いくつか[[新幹線]]の建設計画が進められている。2023年春には[[北陸新幹線]]金沢-敦賀間、2027年に[[中央新幹線|リニア中央新幹線]]品川-名古屋間、2031年春に[[北海道新幹線]]新函館北斗-札幌間が開業する予定。''※詳細は各路線の項目を参照。''
 
 
 
*; {{Flagicon|CHN}} 中華人民共和国: [[2011年]]に開業した、[[北京市|北京]]と[[上海市|上海]]を結ぶ[[京滬高速鉄道]]は、日仏独加の受注合戦が熾烈を極め、最終的に全ての国が受注した。今後は今回得た技術を基に自国生産を行う予定としている。<br />一方、[[人口密度]]の高い[[都市]]部で[[騒音]]被害や[[電磁波]]の懸念に関する苦情が増えており、建設計画の詳細を事前に明らかにしなかった[[成渝旅客専用線|成渝高速鉄道]]に対しては激しい[[反対運動]]も起こっている。また前項で述べたとおり[[2011年]]に[[2011年温州市鉄道衝突脱線事故|衝突脱線事故]]を起こしている。
 
 
 
*; {{Flagicon|EUR}} [[欧州連合]] (EU): 2007年[[9月25日]]に[[欧州議会]]は、EU域内の国際旅客鉄道輸送の自由化を可決し、EUの国境を超える国際鉄道旅客輸送は2010年に自由化される。既にイタリアの[[ヌオーヴォ・トラスポルト・ヴィアッジャトーリ|NTV社]]が、イタリア国内の高速鉄道輸送に参入することを決定しているほか、航空会社の[[エールフランス‐KLM]]も参入を検討している。
 
 
 
::;{{Flagicon|GBR}} イギリス: [[2005年]][[6月2日]]、[[CTRL]]国内路線で運行する高速車両において、[[A-train (日立製作所)|A-train]]で臨んだ[[日立製作所|日立]]と契約を結び、2009年に部分開業した。また、[[HS2]]と呼ばれるロンドンと中部の主要都市[[マンチェスター]]などを結ぶ最高速度400 km/hの高速鉄道の建設が[[2027年]]までに総事業費4兆円で計画されており、日本の新幹線技術が導入される可能性がある<ref>[http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010031201000163.html 英が4兆円で高速鉄道整備 日本の新幹線導入も]</ref>。このほか、2005年からトランスラピッドタイプの磁気浮上式鉄道の導入計画も浮上している。
 
::; {{Flagicon|NED}} オランダ・{{Flagicon|BEL}} ベルギー: 2007年にはオランダの[[スキポール]] - [[ロッテルダム]] - [[ブレダ (オランダ)|ブレダ]]/ベルギー国境までの高速新線[[HSL-Zuid]]([[:nl:HSL-Zuid|HSL-Ziud]]を参照)とベルギーの[[ブリュッセル]] - [[アントウェルペン]] - オランダ国境を結ぶ[[ベルギー高速鉄道4号線|LGV-Nord]]([[:en:HSL 4|HSL 4]]を参照)が完成し、乗り入れているタリスが大幅に速度向上する予定である。
 
::; {{Flagicon|GER}} ドイツ[[Image:Transrapid.jpg|thumb|自国内での建設を断念し、開発が終了している[[トランスラピッド]](ドイツ)]]
 
::: [[バイエルン州]]ではトランスラピッドの建設が計画されていたが、[[2008年]]3月に中止が決定された<ref>{{Cite web|url=http://www3.jetro.go.jp/jetro-file/search-text.do?url=010022610102|publisher=JETRO 日本貿易振興機構|title=ドイツ 政治動向|date=2008年11月13日|accessdate=2009年2月24日}}</ref>。
 
::; {{Flagicon|SWI}} [[スイス]]: [[アルプトランジット計画]]として、アルプス山脈の地下を南北に貫く高速鉄道計画がある。{{See|アルプトランジット計画}}
 
::; {{Flagicon|SWE}} [[スウェーデン]]: [[ウメオ]] - [[ルレオ]]間を結ぶ北ボスニア線、[[ストックホルム]] - [[リンシェーピング]]間を結ぶ東線、リンシェーピング - [[イェーテボリ]]間を結ぶイェータランド線、リンシェーピング - [[ヘルシンボリ]]間を結ぶヨーロッパ線などが計画されている。
 
::; {{Flagicon|POL}} [[ポーランド]]: [[ワルシャワ]]から[[ウッチ]]を経由し[[ポズナン]]および[[ヴロツワフ]]に至る高速鉄道計画があったが、2011年に白紙になった。
 
 
 
*; {{Flagicon|RUS}} ロシア: 2006年5月、[[モスクワ]] - [[サンクトペテルブルク]]間で建設中の高速鉄道向けの車両において、ドイツ・[[シーメンス]]社とICE3ベースの新型車両[[サプサン]]の納入契約を交わした。また、日本の新幹線技術にも関心を寄せており、2007年にはモスクワ - [[ソチ]]間での新幹線技術導入に向けたトップレベルの交渉が行われている。{{See|ロシア高速鉄道}}
 
 
 
*; {{Flagicon|KAZ}} [[カザフスタン]]: [[アスタナ]] - [[アルマトイ]]間(約1,011 km)を最高速度250 km/hで結ぶ高速鉄道計画がある。2011年には[[カザフスタン鉄道]]とスペインの[[タルゴ]]の間で合弁会社が設立されている。
 
 
 
*; {{Flagicon|USA}} アメリカ
 
** [[カリフォルニア高速鉄道]]による全長1,127 kmの鉄道建設計画が1996年に州政府によって策定された。建設には90億ドルの州債が発行されるため、2008年11月の総選挙でその是非について問われ、賛成票が多かったため、前進した。[[ロサンゼルス]]のユニオン駅と[[サンフランシスコ]]のトランスベイ・ターミナル間を2時間半で結ぶ事になる。
 
** また[[カリフォルニア州]][[パームデール]]と[[ネバダ州]][[ラスベガス]]を結ぶ[[エクスプレスウエスト]]が中国資本で計画されていたが<ref>{{Cite web|url=http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NUTD806S972L01.html |publisher=bloomberg.co.jp|title=米中、ラスベガス・ロサンゼルス高速鉄道で合弁-習主席訪米控え合意|date=2015年09月17日|accessdate=2015年09月17日}}</ref>、2016年6月に「中国企業側は期限内に義務を履行できない可能性があるため」として合弁会社設立を取り止めると発表した。
 
** [[ニューヨーク]] - [[ボストン]] - [[ワシントンD.C.]]、[[アナハイム]] - ラスベガスなどに磁気浮上式高速鉄道建設計画(Maglev Deployment Program)がある。
 
** [[テキサス・セントラル・レイルウェイ]]高速鉄道建設計画があり、[[テキサス州]][[ヒューストン]] - [[ダラス]]間を結ぶ。2020年の開業を予定している。
 
** [[テキサス州]] - [[フロリダ州]]ルートに、カナダの[[ボンバルディア]]社製の「[[ジェットトレイン]]」を建設する構想がある。
 
** 構想段階の超高速鉄道としては[[テスラモーターズ]]等が主導する、[[サンフランシスコ]] - [[ロサンゼルス]]間を30分でつなぐ空気浮上式のハイパーループ計画が持ち上がっている。
 
 
 
*; {{Flagicon|CAN}} カナダ: [[ウィンザー (オンタリオ州)|ウィンザー]]から[[トロント]]、[[モントリオール]]を経由して[[ケベック・シティー]]までを、TGVとフランスの[[ターボトレイン (フランス)|ターボトレイン]]技術を基に製作されたボンバルディア社製の「ジェットトレイン」(最高速度300 km/h)の建設計画がある。その他、[[エドモントン]] - [[カルガリー]]間を結ぶ構想もある。
 
 
 
*; {{Flagicon|MEX}} [[メキシコ]]: [[メキシコシティ]] - [[グアダラハラ (メキシコ)|グアダラハラ]]間を最高速度300 km/hの高速鉄道計画がある<ref>[http://www.sankei.com/premium/news/150513/prm1505130006-n2.html 「日立」に完敗した中国「鉄道ビジネス」 海外各地でつまずき…メキシコでは「契約破棄」、タイでは「金利高い」] - (2015.5.13 06:00版/2016年2月18日閲覧)</ref>。
 
 
 
*; {{Flagicon|BRA}} [[ブラジル]]: [[ブラジル高速鉄道]]として[[リオデジャネイロ]] - [[サンパウロ]] - [[カンピーナス]]を高速鉄道で結ぶ計画を進めており、当初は[[2015年]]に完成予定であったが、2010年現在、予算の確保等の事情から未定である。シビルエンジニアリング2010年4月号によれば、2009年にブラジル政府から示された入札ドラフトでは、事業費は政府が30%程度出資し、残りの建設費は落札した事業者が[[Phased Project Planning]](段階的プロジェクト計画)等により調達することを前提としている。このため、今後予定される入札は、インフラ全体の建設だけではなく今後40年間の事業権を含めた事業が対象となる見込み。従って、鉄道建設や運用に関する技術力はさほど重視されず、建設及び運営コストの圧縮を重視した企業群が有利となる模様。{{See|ブラジル高速鉄道}}
 
 
 
*; {{Flagicon|ARG}} [[アルゼンチン]]: [[ブエノスアイレス]] - [[ロサリオ]] - [[コルドバ (アルゼンチン)|コルドバ]]間(約710 km)を結ぶ高速鉄道計画があり、2007年に行われた入札で[[アルストム]]社を中心としたフランスのコンソーシアムが優先交渉権を獲得<ref>[http://www.transport.alstom.com/pr_transp_v2/2008/34398.EN.php Argentina chooses Alstom-led consortium to build the first very high speed line in Latin America]{{en icon}}</ref>。[[フランス国鉄TGV Duplex|TGV Duplex]]をベースとした車両が採用される予定。
 
 
 
*; {{Flagicon|AUS}} [[オーストラリア]]: [[シドニー]] - [[キャンベラ]]間を結ぶ高速鉄道構想があり、将来的に[[メルボルン]]まで延伸することが視野に含まれている。
 
 
 
*; {{Flagicon|THA}} [[タイ王国|タイ]]: [[タイ高速鉄道計画]]として[[バンコク]] - [[ナコーンラーチャシーマー]]間を最高速度200 km/hで結ぶ計画がある。{{See|タイ高速鉄道計画}}
 
 
 
*; {{Flagicon|VIE}} [[ベトナム]]: [[ベトナム高速鉄道計画]]として[[ハノイ]] - [[ホーチミン市|ホーチミン]]間を結ぶ計画がある。{{See|ベトナム高速鉄道計画}}
 
 
 
*; {{Flagicon|PHI}} [[フィリピン]]: [[マニラ]] - [[アンヘレス]]間を結ぶ構想がある。
 
 
 
*; {{Flagicon|MAL}} [[マレーシア]]・{{Flagicon|SIN}} シンガポール: [[クアラルンプール]] - [[シンガポール]]間を結ぶ計画がある。{{See|クアラルンプール=シンガポール高速鉄道計画}}
 
 
 
*; {{Flagicon|IDN}} [[インドネシア]]: [[ジャカルタ]] - [[スラバヤ]]間(約685 km)を最高速度300 km/hで結ぶ高速鉄道計画があり、2008年にインドネシア政府と日本の[[国際協力機構]]が事前調査を行っていたが、最終的には予算の都合で見直しになり<ref>{{Cite web|url=http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150904/k10010215681000.html |publisher=NHK NEWS Web|title=インドネシアの高速鉄道 計画そのものを見直しへ|date=2015年09月04日|accessdate=2015年09月04日}}</ref>、結局日本提案のものを断り中国提案のものを採用した<ref>{{Cite web|url=http://mainichi.jp/select/news/20151001k0000m030116000c.html |publisher=毎日新聞|title=インドネシア高速鉄道:中国案、用地取得など波乱含み|date=2015年10月01日|accessdate=2015年10月01日}}</ref>。{{See|インドネシア高速鉄道計画}}
 
 
 
*; {{Flagicon|MYA}} [[ミャンマー]]: [[ヤンゴン]] - [[昆明]]間(約1,920 km)を結ぶ高速鉄道が中国主導で計画されていたが、2014年に白紙になった<ref>{{Cite web|url=http://www.jiji.com/jc/zc?k=201407/2014072200682|publisher=時事通信|title=ミャンマーとの鉄道計画が頓挫=住民が反対、戦略に狂い-中国|date=2014年07月22日|accessdate=2014年10月27日}}</ref>。
 
 
 
*; {{Flagicon|IND}} [[インド]]: [[ムンバイ]] - [[アフマダーバード]]間(約490 km)、[[バンガロール]] - [[ハイデラバード (インド)|ハイデラバード]]間、[[アムリトサル]] - [[ニューデリー]] - [[ラクナウ]]間、[[パトナ]] - [[コルカタ]]間、[[チェンナイ]] - [[バンガロール]]間などで最高速度250 - 300 km/hの高速鉄道計画がある。高速鉄道の事業化に向けて日印両政府が政府間協議に入ることで合意しており、このうち第1号路線として検討されているムンバイ - アフマダーバード間では日本の新幹線方式が採用された<ref>[http://www.nikkei.com/article/DGKDASFS1702K_Y2A111C1MM8000/ インド、新幹線の採用前進 日本と事業化協議、首脳合意へ] - 2012年11月19日付[[日本経済新聞|日経新聞]]</ref>。{{See|インド高速鉄道計画}}
 
 
 
*; {{Flagicon|PAK}} [[パキスタン]]: [[ラーワルピンディー]] - [[ラホール]]間(約280 km)を最高速度300 km/hで結ぶ高速鉄道計画がある。
 
 
 
*; {{Flagicon|IRN}} [[イラン]]: [[エスファハーン]] - [[ゴム (イラン)|ゴム]]間(約240 km)を最高速度250 - 270 km/hで結ぶ高速鉄道計画があり、[[テヘラン]]方面への在来線に直通予定。また、テヘラン - [[マシュハド]]をトランスラピッドで結ぶ計画がある。
 
 
 
*; {{Flagicon|IRQ}} [[イラク]]: [[バグダード]] - [[バスラ]]間(約650 km)を最高速度250 km/hで結ぶ高速鉄道計画がある。{{See|バグダード=バスラ高速鉄道路線}}
 
 
 
*; {{Flagicon|SAU}} [[サウジアラビア]]: [[メッカ]] - [[ジッダ]] - [[マディーナ]]間(約440 km)の高速鉄道計画がある。
 
 
 
*; {{Flagicon|TUR}} [[トルコ]]: [[トルコ高速鉄道]]として[[イスタンブール]] - [[アンカラ]]間(約533 km)とアンカラ - [[コンヤ]]間が既に開業している他、アンカラ - [[スィヴァス]]間およびアンカラ - [[イズミル]]間を結ぶ高速鉄道計画がある。{{See|トルコ高速鉄道}}
 
 
 
*; {{Flagicon|MOR}} [[モロッコ]]: [[タンジェ=カサブランカ高速鉄道]]として[[タンジェ]] - [[ケニトラ]]間(約200 km)を最高速度320 km/hの高速鉄道計画があり、18編成のTGV Duplexが導入され、[[2013年]]に営業開始予定。また[[カサブランカ]]、[[マラケシュ]]、[[アガディール]]方面への延伸計画もある。{{See|タンジェ=カサブランカ高速鉄道}}
 
 
 
*; {{Flagicon|RSA}} [[南アフリカ共和国|南アフリカ]]: [[ヨハネスブルグ]] - [[ダーバン]]間(約700 km)の高速鉄道計画があり、韓国がKTXの技術供与を申し出ている。
 
 
 
*; その他: [[北朝鮮]]、[[ラオス]]、[[イスラエル]]、[[アルジェリア]]、[[アイルランド]]、[[ノルウェー]]などに高速鉄道の建設計画または構想がある。
 
 
 
== ギャラリー ==
 
=== 鉄輪式高速鉄道 ===
 
==== アジア ====
 
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画像:Shinkansen N700 N9.JPG|[[東海道・山陽新幹線]]用[[新幹線N700系電車|N700系]]({{JPN}})
 
画像:Shinkansen 500 Kyoto 2005-03-19.jpg|[[山陽新幹線]]用[[新幹線500系電車|500系]]({{JPN}})
 
画像:J7 R16 Yamabiko 152 Omiya 20031202.jpg|[[東北新幹線|東北]]・[[上越新幹線]][[新幹線E2系電車|E2系]]({{JPN}})
 
画像:Shinkansen-e3-tsubasa colour.jpg|[[山形新幹線]][[新幹線E3系電車|E3系]]<ref>厳密には、'''山形新幹線'''なる新幹線は存在しない。なぜならば、'''山形新幹線'''と呼ばれている区間は、[[奥羽本線]]との線路供用区間であるからである。そのため、この区間は、前述の、[[s:ja:全国新幹線鉄道整備法|全国新幹線鉄道整備法]]の定義である、200km/h以上の速度で運行することができない。</ref>({{JPN}})
 
画像:JRE-TEC-E5 omiya.JPG|[[東北新幹線]][[新幹線E5系・H5系電車|E5系]]({{JPN}})
 
画像:E7 F12 Shin-Takaoka 20150314.jpg|[[北陸新幹線]][[新幹線E7系・W7系電車|E7系/W7系]]({{JPN}})
 
画像:KTX in Seongjeongni on 2005-09-05.jpg|[[韓国高速鉄道]][[KTX-I]]({{KOR}})
 
画像:Korail ktx sancheon 17.jpg|[[韓国高速鉄道]][[KTX-山川]]({{KOR}})
 
画像:CRH380A-6068L.jpg|[[中国高速鉄道CRH380A型電車]]({{CHN}})
 
画像:China railways CRH2 unit 001.jpg|[[中国高速鉄道CRH2型電車]]({{CHN}})
 
Image:HızlıtrenEsk.jpg|[[トルコ国鉄 HT65000系電車|HT65000]]({{TUR}})
 
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==== ヨーロッパ ====
 
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Image:TGV Gare Montparnasse.jpg|[[TGV]]({{FRA}})
 
Image:Eurostar train.jpg|[[ユーロスター]](イギリス・フランス・ベルギー)
 
Image:Thalys 4343 Koeln.jpg|[[タリス]](フランス・ベルギー・オランダ・ドイツ)
 
Image:DeutscheBahn gobeirne.jpg|[[ICE]](ドイツ・オーストリア・オランダ・スイス・デンマーク・ベルギー)
 
Image:Talgo 350.jpg|[[AVE]]のタルゴ350({{SPA}})
 
Image:X2000 i originalfärg.jpg|[[X2000]]({{SWE}})
 
Image:ETR 610 "Cisalpino due".jpg|[[イタリア国鉄ETR600電車|ETR600-610]]({{ITA}})
 
Image:Frecciarossa.JPG|[[ユーロスター・イタリア]][[イタリア国鉄ETR500電車|ETR500]]({{ITA}})
 
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== 脚注 ==
 
{{脚注ヘルプ}}
 
{{Reflist|2}}
 
  
 
== 関連項目 ==
 
== 関連項目 ==
{{Commons|High speed trains}}
 
 
* [[新幹線]]
 
* [[新幹線]]
 
* [[都市高速鉄道]]
 
* [[都市高速鉄道]]
* [[高速鉄道の最高速度記録の歴史]]
 
 
* [[リニアモーターカー]]
 
* [[リニアモーターカー]]
 
* [[磁気浮上式鉄道]]
 
* [[磁気浮上式鉄道]]
* [[超音速滑走体]]
 
* [[世界の鉄道一覧]]
 
* [[在来線]]
 
* [[高速化 (鉄道)]]
 
* [[特急列車]]
 
 
== 外部リンク ==
 
* {{En icon}}[http://www.uic.org/spip.php?article972 In view of infrastructure], International Union of Railways - インフラの考慮
 
* {{En icon}}[http://www.uic.org/spip.php?article973 In view of rolling stock], International Union of Railways - 車両の考慮
 
* {{En icon}}[http://www.uic.org/spip.php?article974 In view of operating standpoint], International Union of Railways - 運用の考慮
 
* [http://archive.hp.infoseek.co.jp/law/1964L111.html 新幹線鉄道における列車運行の安全を妨げる行為の処罰に関する特例法]
 
* [http://archive.hp.infoseek.co.jp/law/1964MOTO066.html 新幹線鉄道における列車運行の安全を妨げる行為の処罰に関する特例法施行規則]
 
* [http://archive.hp.infoseek.co.jp/law/1970L071.html 全国新幹線鉄道整備法]
 
  
 
{{高速鉄道}}
 
{{高速鉄道}}

2018/8/12/ (日) 13:37時点における版

(こうそくてつどう)

rapid transit

他の交通機関と共用しない専用路線をもち,高加速・高減速性能,総括制御機構を備えた鉄道。

列車の高密度運行と高速・大量輸送に高い能力をもっているため,都市間や都市内,都市周辺の交通を効率的に処理する最も重要な交通機関と考えられている。

日本では都市圏周辺の JR,私鉄,地下鉄路線がこれに相当する。

大都市における大量の人の流動を円滑にさばくためにはこの高速鉄道網の整備が不可欠であり,近年欧米諸都市においてもこれらの高速鉄道網の整備が進められている。

High speed rail 

列車が、時速200キロメートル以上の高速度で、おもな区間を走行できる幹線鉄道。日本では、新幹線にあたる。

ただし、ヨーロッパなどでは、在来線を改良して時速200キロメートル程度で走行しているものもあり、国際鉄道連合(UIC:Union Internationale des Chemins de fer)では、最高時速250キロメートル以上と定義している。なお、UIC統計は磁気浮上式鉄道を含まない。

上海空港連絡鉄道が営業最高時速430キロメートルの磁気浮上式であるが、都市間を結ぶ幹線鉄道とはいえない。

関連項目