APK (ファイル形式)
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150px | |
拡張子 |
.apk |
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MIMEタイプ |
application/vnd.android.package-archive |
開発者 | |
包含物 | モバイルアプリケーション |
派生元 | JAR、ZIP |
APK (Android application package、アンドロイドアプリケーションパッケージ、エーピーケー )とは、Googleによって開発されたAndroid専用ソフトウェアパッケージのファイルフォーマットである。
JARファイルをベースとしたZIP形式で、アーカイブファイルの一種である。
APKファイルは、UbuntuやDebianなどのオペレーティングシステムで使われるDEBファイルや、Windowsのインストーラーで使われるMSIファイルと特徴が似ている。 APKファイルを作成するには、Android用に作成したプログラムをコンパイルして、その全てを一つのパッケージに統合させる。内部にはプログラムソース、デジタル証明書、マニフェストファイルなどが格納されている。その他のファイル形式と同様に、拡張子を「.apk」にしなければいけない点を除き、名前を自由に付ける事ができる[1][2][3][4]。
- インストール
APKファイルは、PCにソフトウェアをインストールする操作と同じように決まった手順でAndroid端末にインストールできる。Google Playといった正式な頒布元からインストールする事を始めとして、他にも非公式のウェブサイトからダウンロードしたり、PCからadbコマンドを用いるなどして、端末に直接インストールする方法もある。非公式のAPKをインストールするには、ほとんどの場合「設定」→「セキュリティ」→「提供元不明のアプリ」でインストールを許可する設定を行えばよい。
構成
APKファイル内部の基本設計は以下の通りである。
Signature-Version: 1.0 Created-By: 1.0 (Android) SHA1-Digest-Manifest: wxqnEAI0UA5nO5QJ8CGMwjkGGWE= ... Name: res/layout/exchange_component_back_bottom.xml SHA1-Digest: eACjMjESj7Zkf0cBFTZ0nqWrt7w= ... Name: res/drawable-hdpi/icon.png SHA1-Digest: DGEqylP8W0n0iV/ZzBx3MW0WGCA=
lib
: コンパイルされたコードが入ったディレクトリ、又は他のディレクトリを複数のディレクトリに分割。armeabi
: ARMアーキテクチャ用にコンパイルしたコード。armeabi-v7a
: ARMv7用にコンパイルしたコード。arm64-v8a
: ARMv8 64ビット用にコンパイルしたコード[5]x86
: x86用にコンパイルしたコード。x86_64
: x86 64用にコンパイルしたコード。mips
: MIPS用にコンパイルしたコード。
res
: resources.arscにコンパイルしたコードを含むディレクトリ。assets
:res
フォルダに入れられないファイルが入るディレクトリ。(ZIPファイルやテキストファイル、バイナリファイルなど)AndroidManifest.xml
: 別のマニフェストファイル、アプリケーションのタイトル、バージョン情報、アクセス権限、ライブラリファイルなどをバイナリXMLに変換したディレクトリ。classes.dex
: Dalvik仮想マシンでdexファイルにコンパイルされたディレクトリ。resources.arsc
: バイナリXMLなど、プリコンパイルされたファイル。
脚注
関連項目
- Google Play
- Android
- Android Studio
- Android Runtime
- Dalvik仮想マシン
- IPA - iOSアプリケーション用のアーカイブファイル。